275 / 566
第1章
第274話 マイア
しおりを挟む
朝になり目覚めたので隣を見ると、いつも闊達なエレクトラが俺の横で寝息を立てている。俺だけの時はパーティーのリーダの仮面が外れ、1人の女に戻る。責任感が強く無理をする事が多く、暴走気味のようだ。マイアが時折エレクトラの暴走を抑えている。
頭を撫でていると彼女が目覚めたので数分の間、甘く大人のキスをしていた。
改めて刻印がある事を2人共確認し、体調を聞くが少しだるい程度だった。
朝食の後、家族に挨拶をして引き上げ、エレクトラを屋敷の自室に連れて行き、ベッドに寝かせてからお別れだ。そして今日はマイアの日だ。
その前に各総督を集めて軽くミーティングを行い、ボッタクリ治療院の話をした。治療院以外でもボッタクリで苦しめられている者がいないかの調査と対処、カービングへは例の治療院の調査及び対処を指示した。
ミーティングが終わるとマイアとのデートなので、俺は部屋に迎えに行く。ミーティングが終わると迎えに行くと言ってあり、部屋を訪れた。
彼女の格好は黒を基調としたゴスロリというのだろうか?そのような格好だ。
彼女はお嬢様チックなのだ。他の者でそういう格好をする者が居ないので新鮮だ!
早速マイアを伴って屋敷を出る。
皆に見送られているので少しこっ恥ずかしい。
彼女も実家に行きたいと言う。家業はジャックナイフで交易を生業としていると。
まずは一緒にワーグナーの店を回り、お土産を選ぶ。敢えて高い物を避けている。
父親が武器を収集する趣味が有ると言うので、実用的なミスリルのブロードソードと、屋敷での飾り用にミスリルの大剣に強化を施したのを贈答用に準備済だ。マイアがじっと見ていて嬉しそうだ。そんな彼女の唇が余りに魅力的でついついキスをする。
彼女はエレクトラの抑え役であり、普段は非常に大人しい。格好とのアンバランスも面白い。
アクセサリー店で宝石を選ぶ。青色の宝石で上品なデザインだ。ジャックナイフの町で海が見える小高い丘でそっと首に装着する。
何か悩みがないかと聞くと、いつデートしてくれるかが最大の悩みだったと。今デートをしているのにそんな事を言うのだ。それは彼女なりのユーモアだったようだ。それとは別にエレクトラの話だった。無理をし過ぎていて心配だと。心配はしても不思議と悪口は出て来ない。
俺達は昼過ぎ迄公園でいちゃいちゃし、実家に向かう。
程なくしてマイアの実家に着いたが、丁度何かの会議を行っていて母親しかいなかった。エレクトラの時は家族が字の読み書きが出来ず、手紙で俺の妻になる旨を伝える事が出来なかったが、マイアの場合は近況等を手紙に綴って母親に送っていた。
なのでいずれ俺が訪ねてくるだろうと覚悟を決めていたそうだ。俺なんかそんな大した奴じゃないんだが・・・
父親を呼び戻そうかというが止めさせた。
彼女の家は、俺がボレロで最初に買った屋敷より少し小さいが、それでも立派なものである。貴族ではないにも関わらず、努力の結果としての屋敷で立派なものだ。
暫くして父親が戻ってきて昼食を食べに行くのだが、その前に俺が強化した剣を渡すと気絶しそうになっていた。売れば屋敷をもう一つ建てられる価値があるからだ。
彼女の性格は父親譲りで、父親は真面目で厳格な者だ。マイアの事で唯一失敗したのは服装のセンスを直せなかった事だという。まあ似合ってはいるのだが、幼い顔立ちを強調していると言うのは否定出来ない。
俺が父親と打ち解けているのが不思議だったらしい。彼女は終始俺の手を握っていて嬉しそうだ。父親が苦手ではあるが、それでも尊敬をしている。不正を許さず、まじめにコツコツやっていてこそ今の地位にある!努力の人だ。
そう言えば各総督が船での交易が上手く行っていないという事をぼやいていた。どうも不正が多いのだとか。
彼女の父親の交易商としての規模はここジャックナイフでは3番手らしい。
別の大陸との船での交易を取り仕切らないかと持ち掛けると、かなり驚いていた。彼は皇帝の刻印者の父親という立場で贔屓されるのは駄目だという。
俺は交易が上手く行っておらず、各総督から信頼の置ける人物がいないか相談されていた。信頼の置ける者はいるが、交易の素人ばかりだ。
証拠が無いが、不正で利益が出ずに交易も衰退しつつあるのだと。
彼がどういう人物か会話である程度把握し、正に探していた人材だった。
土下座をしてお願いしようとしたら、察したようで土下座を止められ就任を了承された。その顔は引き攣っていた・・・
食事を終えて家で話の続きをしていたが、緊急事態だと部下が家の玄関を激しく叩き、知らせを持ってきた。その為マイアの父上は少し席を外していた。
ところが血相を変えてその者を連れて俺の所に来て、説明を始めた。
隣の大陸と交易をしているが、その船が戻って来ない上に向こうの大陸からの船も来なくなったと。
調査船を送っていたが、漸く1隻が戻ってきたのだと。
その報告が尋常ではなかった。複数の港町に人っ子一人おらず、壊滅したか何かの理由で町を放棄したようだと。
俺には心当たりがあった。あの漁村がそうだ。話し込んでいると夕方になっており、母上殿が食事を用意していたので皆で食べた。明日もまた各総督を集めるミーティングが有るので、父上殿に参加をお願いして一旦話を切り上げた。
風呂と食事を終えて今はマイアの部屋にいる。彼女は俺と父親が話しているのが嬉しかったと。構ってあげられなかった事をお詫びすると、ただ隣で仕事をする俺の横にいるのが嬉しいのだという。
そんな彼女が愛おしく、助ける事が出来て良かったと心の底からそう思う。
彼女は俺が助けてから服に困ったと嬉しい悲鳴をあげていた。胸の大きさが合わなくきついと。小さな胸を大きくして貰い、物凄く嬉しかった。乳首も乳輪の形が綺麗ではく、コンプレックスだったと。単に俺の欲望の詰まった胸にしたのだが、彼女の理想だったらしい。
自慢の胸をよく見て欲しいと懇願され、理想の胸にしゃぶり付きそこからお互い理性が飛ぶのはあっという間だった。そうして恋人達の夜は更けていき、刻印の儀を執り行うのであった。
頭を撫でていると彼女が目覚めたので数分の間、甘く大人のキスをしていた。
改めて刻印がある事を2人共確認し、体調を聞くが少しだるい程度だった。
朝食の後、家族に挨拶をして引き上げ、エレクトラを屋敷の自室に連れて行き、ベッドに寝かせてからお別れだ。そして今日はマイアの日だ。
その前に各総督を集めて軽くミーティングを行い、ボッタクリ治療院の話をした。治療院以外でもボッタクリで苦しめられている者がいないかの調査と対処、カービングへは例の治療院の調査及び対処を指示した。
ミーティングが終わるとマイアとのデートなので、俺は部屋に迎えに行く。ミーティングが終わると迎えに行くと言ってあり、部屋を訪れた。
彼女の格好は黒を基調としたゴスロリというのだろうか?そのような格好だ。
彼女はお嬢様チックなのだ。他の者でそういう格好をする者が居ないので新鮮だ!
早速マイアを伴って屋敷を出る。
皆に見送られているので少しこっ恥ずかしい。
彼女も実家に行きたいと言う。家業はジャックナイフで交易を生業としていると。
まずは一緒にワーグナーの店を回り、お土産を選ぶ。敢えて高い物を避けている。
父親が武器を収集する趣味が有ると言うので、実用的なミスリルのブロードソードと、屋敷での飾り用にミスリルの大剣に強化を施したのを贈答用に準備済だ。マイアがじっと見ていて嬉しそうだ。そんな彼女の唇が余りに魅力的でついついキスをする。
彼女はエレクトラの抑え役であり、普段は非常に大人しい。格好とのアンバランスも面白い。
アクセサリー店で宝石を選ぶ。青色の宝石で上品なデザインだ。ジャックナイフの町で海が見える小高い丘でそっと首に装着する。
何か悩みがないかと聞くと、いつデートしてくれるかが最大の悩みだったと。今デートをしているのにそんな事を言うのだ。それは彼女なりのユーモアだったようだ。それとは別にエレクトラの話だった。無理をし過ぎていて心配だと。心配はしても不思議と悪口は出て来ない。
俺達は昼過ぎ迄公園でいちゃいちゃし、実家に向かう。
程なくしてマイアの実家に着いたが、丁度何かの会議を行っていて母親しかいなかった。エレクトラの時は家族が字の読み書きが出来ず、手紙で俺の妻になる旨を伝える事が出来なかったが、マイアの場合は近況等を手紙に綴って母親に送っていた。
なのでいずれ俺が訪ねてくるだろうと覚悟を決めていたそうだ。俺なんかそんな大した奴じゃないんだが・・・
父親を呼び戻そうかというが止めさせた。
彼女の家は、俺がボレロで最初に買った屋敷より少し小さいが、それでも立派なものである。貴族ではないにも関わらず、努力の結果としての屋敷で立派なものだ。
暫くして父親が戻ってきて昼食を食べに行くのだが、その前に俺が強化した剣を渡すと気絶しそうになっていた。売れば屋敷をもう一つ建てられる価値があるからだ。
彼女の性格は父親譲りで、父親は真面目で厳格な者だ。マイアの事で唯一失敗したのは服装のセンスを直せなかった事だという。まあ似合ってはいるのだが、幼い顔立ちを強調していると言うのは否定出来ない。
俺が父親と打ち解けているのが不思議だったらしい。彼女は終始俺の手を握っていて嬉しそうだ。父親が苦手ではあるが、それでも尊敬をしている。不正を許さず、まじめにコツコツやっていてこそ今の地位にある!努力の人だ。
そう言えば各総督が船での交易が上手く行っていないという事をぼやいていた。どうも不正が多いのだとか。
彼女の父親の交易商としての規模はここジャックナイフでは3番手らしい。
別の大陸との船での交易を取り仕切らないかと持ち掛けると、かなり驚いていた。彼は皇帝の刻印者の父親という立場で贔屓されるのは駄目だという。
俺は交易が上手く行っておらず、各総督から信頼の置ける人物がいないか相談されていた。信頼の置ける者はいるが、交易の素人ばかりだ。
証拠が無いが、不正で利益が出ずに交易も衰退しつつあるのだと。
彼がどういう人物か会話である程度把握し、正に探していた人材だった。
土下座をしてお願いしようとしたら、察したようで土下座を止められ就任を了承された。その顔は引き攣っていた・・・
食事を終えて家で話の続きをしていたが、緊急事態だと部下が家の玄関を激しく叩き、知らせを持ってきた。その為マイアの父上は少し席を外していた。
ところが血相を変えてその者を連れて俺の所に来て、説明を始めた。
隣の大陸と交易をしているが、その船が戻って来ない上に向こうの大陸からの船も来なくなったと。
調査船を送っていたが、漸く1隻が戻ってきたのだと。
その報告が尋常ではなかった。複数の港町に人っ子一人おらず、壊滅したか何かの理由で町を放棄したようだと。
俺には心当たりがあった。あの漁村がそうだ。話し込んでいると夕方になっており、母上殿が食事を用意していたので皆で食べた。明日もまた各総督を集めるミーティングが有るので、父上殿に参加をお願いして一旦話を切り上げた。
風呂と食事を終えて今はマイアの部屋にいる。彼女は俺と父親が話しているのが嬉しかったと。構ってあげられなかった事をお詫びすると、ただ隣で仕事をする俺の横にいるのが嬉しいのだという。
そんな彼女が愛おしく、助ける事が出来て良かったと心の底からそう思う。
彼女は俺が助けてから服に困ったと嬉しい悲鳴をあげていた。胸の大きさが合わなくきついと。小さな胸を大きくして貰い、物凄く嬉しかった。乳首も乳輪の形が綺麗ではく、コンプレックスだったと。単に俺の欲望の詰まった胸にしたのだが、彼女の理想だったらしい。
自慢の胸をよく見て欲しいと懇願され、理想の胸にしゃぶり付きそこからお互い理性が飛ぶのはあっという間だった。そうして恋人達の夜は更けていき、刻印の儀を執り行うのであった。
1
お気に入りに追加
1,825
あなたにおすすめの小説
[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!
どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入!
舐めた奴らに、真実が牙を剥く!
何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ?
しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない?
訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、
なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト!
そして…わかってくる、この異世界の異常性。
出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。
主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。
相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。
ハーレム要素は、不明とします。
復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。
追記
2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。
8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。
2024/02/23
アルファポリスオンリーを解除しました。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
おっさんの神器はハズレではない
兎屋亀吉
ファンタジー
今日も元気に満員電車で通勤途中のおっさんは、突然異世界から召喚されてしまう。一緒に召喚された大勢の人々と共に、女神様から一人3つの神器をいただけることになったおっさん。はたしておっさんは何を選ぶのか。おっさんの選んだ神器の能力とは。
母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる