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第1章

第260話 誘惑

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 今朝はいつもの朝とはちーと違った。
 裕美がくねくねし過ぎているのだ。
 朝から積極的だった。ごほん。えっとですな、積極的なのは、出撃準備をしていると裕美が少し訓練を付けて欲しいと言うので、剣の稽古を付ける事になったという事です・・・

 裕美は覚えが早かった。
 男と女の体格差が出るのでどうあがいても俺には勝てないが、1時間位で既にマクギー殿を超えている感じで驚いた。
 ただ、目的を聞くと、今からのフロアでおそらく美女、美少女の大群が出るので直接駆除したいというのが理由だった。嫉妬からです。女って怖いっす!

 それはともかくいつもより少し遅れて出撃だ。シェルターを出ると魔物がわんさかと湧いていた。胸がタプンタプン!絶景だ。俺の記憶をスキャンしたのか、俺の好みのサイズや形だ。俺は鼻の下が伸びまくっているので、裕美が怒りまくって直接剣で切り裂いていく。それはそれは鬼の形相で、裕美にもこのような顔が出来るのだと少しショックです。

とてもではないが俺には見られなかった。美少女が切り裂かれる姿は悲しかった。俺に抱きついて俺を求めてくる。誘惑するのだ。分かって入るが体は正直だ。しかし俺の目の前で情け容赦なく斬り倒されていく。

 奴らの手口は致している最中に体に爪を突き立て、一気に切り裂く、そんな感じだが、実際問題として、効果は高い。
 俺は引っ掛かりそうになっていたりする。

 一旦周辺を駆除すると、俺は無言の圧力に屈してしまった。
 そう、サラマンダー先生に駆除をお願いする事になったのだ。
 俺の目からはきっと血の涙が出ているのであろう。

 それはともかくとして、サラマンダー先生の活躍により格段にペースが上がった。
 俺の精神ダメージはとてつもなく大きいが。
 このダンジョンは俺にとって本当に相性が悪い。

 そんな感じで進んで行く。10階層毎に趣向が変わった。ミニスカメイド、セーラー服、ミニスカポリス。何処からそんな服を用意したのか突っ込みどころ満載だが実際着ている。俺の記憶からか?いや裕美の記憶からのもいるな。裕美にそっくりのもいるし、ダンジョンに落下した当初の記憶から再現しているから間違いないの。

 今日の夜は裕美がとても優しかった。俺がサラマンダーで攻撃をしたからだ。いう事を聞いておいて良かった。ぼそ。

 翌日以降も順調に進むが、410階層からはそれはそれは気持ち悪かった。パンツ一丁の男が大量に出てくる。俺は怒りまくっています!キモいから頑張って殲滅です。何故かTバックって有り得んだろう?

 その日は405階層でストップした。翌日に万全の体制で100階層毎のボスに挑むからだ。

 500階層を切るとボスの難易度が一気に上がると予測していて、俺の心と体が持つのかが心配だった。
 精神的な疲労が激しく、その日は早く寝ていくのであった。
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