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第1章
第255話 1000階層
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ボス戦は熾烈を極めると予測していた。
しかし俺はボス部屋に入った途端に意識を手放した。
ふと目覚めると息子がいた。娘もだ。
「お父さんいつもお仕事ありがとう!」
そういうと息子が持ってきてくれたグラスを差し出し、間髪入れずにビールを娘が注いでくれた。息が合っている。
「さあグビグビ行って!」
そう言われまず一杯を飲み干す。おおー!と感心されもう一杯注がれる。
子供との晩酌は美味しかった。子供と言っても中学と高校だ。
俺はコーラを注ぐ。2人共小学校の頃からコーラが大好きだった。
晩酌の後はお風呂だ。珍しく息子が来て背中を流してくれる
「なあ父ちゃん、俺行きたい大学があるのだけど、どうかな?」
「どこに行きたいんだ?」
「xx県のxx大だよ。実はさ、スポーツ特待の推薦の内定が来たんだよ」
「凄いじゃないか!お前この前もう駄目になったとかで、第二志望にするって言っていなかったか?」
「てへへ。面接の回答期限に通知が来なかったから駄目と思っていたんだけどさ、今朝大学から連絡があって、送り先の住所を誤っていて住所不明で戻ってきたので、電話で通知してくれたんだ」
「良かったじゃないか」
「ただね、県外だから一人暮らしになるんだよね。授業料は無料だけど生活費とか仕送りに頼らなきゃいけなくてさ」
「心配するな。これでもそれなりに給料を貰っているんだ。蓄えも十分にあるから勉強と部活に励め!金は気にするな。生命保険もちゃんと入っているから、もし万が一俺がぽっくり逝っても大丈夫だ」
「なあ父ちゃん、縁起でもない事を言うなよ。俺の子供の面倒を押し付けるって決めているんだからさ」
「言ったなこいつ。その前に彼女は出来たのか?」
「彼女はまだいないけどさ、同じ学校の如月 瀬利佳さんにアタックしようと思うんだ」
「あれ?俺もその子を知っているぞ?髪の長い娘だろ?単身赴任先で時折見掛ける子だぞ」
「同性同名かな」
ズキ!ズキ!頭が痛み少し押さえる。
「父ちゃん大丈夫か?」
「ああ何ともない。お酒が回ったんだろうな」
「頼むぜ父ちゃん」
場面が変わり単身赴任先だ。
俺には秘密がある。
単身赴任先に現地妻がいるのだ。
如月瀬利佳という高校生だ。
電車で痴漢の被害にあっているのを助けてから俺に何かとまとわり付き、世話を焼きたがる。
彼女も一人暮らしという。
流石に俺のマンションじゃ会うのはまずいから、俺が彼女の部屋に時々食事をしに行っている。頑なに材料代しか受け取らない。
何でも薙刀の特待生で強化選手の為、通えない学校に行っていると。
痴漢から助けてくれた俺をそれは英雄の如くに見ていて、俺も遠くに住む孤独感から彼女からのお礼の食事の誘いにのってしまい、今では完全に現地妻となりつつある。彼女を愛してしまった。彼女も俺を愛してしまった。ズキ!ズキ!
俺が風呂を入っている時に息子から着信があり、着信画像を見た彼女が言う。
この前この男の子に告白されたって。俺と出会っていなかったら付き合ったかもという。
何かがおかしい。
息子は500kmは離れている筈だった。
そうはいっても、夜は長い。
今日はいよいよ彼女と一つになる。今日は金曜だ。そう、初めてのお泊りだ。罪悪感が有るが、彼女を愛している。
いよいよその時が来る。今は彼女がお風呂に入っている。
そうしてそわそわしていると知らない番号から着信だ。電話に出た。
「志郎!目覚めるのよ!駄目よ!頑張って目覚めるのよ!これは幻覚よ!」
訳のわからない電話だ。誰かと勘違いしているのかな?でも俺の名を呼んでいるな
頭がとても痛い。何でセリカと息子に接点があるのかが不思議だ。
おかしい!だってセリカは俺の庇護下にいてボレロにいる筈だ。
あれ?ボレロって何だ?頭が痛い。
そうするとセリカが風呂から出てきた。何故かセレナとして活動する時の金髪だ。セレナって誰だ?
「あれ?セレナになっているよ?」
そう言うと指輪を外してセリカの姿に戻った。
彼女の裸体はそれは素晴らしかった。お姫様抱っこをしてベッドインだ。頭にベルが響くがお構いなしだ。理性が飛んでいる。
彼女を求め彼女も受け入れている。
「来て!」
いよいよ一つになろうとする。おかしい、おかしい、ここはどこだ?日本のマンションに何故いる?何でセリカと愛し合っている?おかしい!おかしい!俺は今はダンジョンにいる筈だ?
「どうしたの?早くあなたのものにして!ねえもう待てないよ」
「そうだな。愛しているよ。ちょっと考え事をしちゃったんだ。じゃあ行くよ」
「志郎!志郎!目覚めて!駄目よ逝っちゃあ駄目よ!戻ってきなさい!私の元に戻ってきなさい」
裕美の声だ!あれ?俺は一体何をしているんだ?なんだこいつ?セリカの格好をしているが魔物だな。取り敢えず比べよう。モミモミモミ。違うなこれやっぱりセレナの胸じゃないな。アポーン決定!
と偽物と1つになろうとしていたのをやめた。
「さようなら」
と一言言って目を瞑ってその首をライトソードの一閃で刎ねた。そうすると目の前に膝枕をしている裕美の双丘が見えたので、とりあえず本物か確かめる。モミモミモミモミ。
うーん本物だ。
横を見るとドロップの魔石とアイテムボックスが有った
「何があった?」
「セレナさんの格好をした魔物が出たので首を落としたのだけど、それが精神乗っ取りの発動条件だったようで、志郎に取り憑き貴方が精神体と戦っていたの」
「どれくらいだ?」
「丸3日よ。もう駄目かと思ったんだから」
「心配掛けたね。恐ろしい幻覚だったよ。日本での娘と息子に会えたんだ。うう。すまん」
俺は裕美の胸で暫く泣いた後にシェルターを出し、忘れる所だったドロップを回収し、食事、風呂、熱烈合体等を行った後は大人しく休むのであった。
しかし俺はボス部屋に入った途端に意識を手放した。
ふと目覚めると息子がいた。娘もだ。
「お父さんいつもお仕事ありがとう!」
そういうと息子が持ってきてくれたグラスを差し出し、間髪入れずにビールを娘が注いでくれた。息が合っている。
「さあグビグビ行って!」
そう言われまず一杯を飲み干す。おおー!と感心されもう一杯注がれる。
子供との晩酌は美味しかった。子供と言っても中学と高校だ。
俺はコーラを注ぐ。2人共小学校の頃からコーラが大好きだった。
晩酌の後はお風呂だ。珍しく息子が来て背中を流してくれる
「なあ父ちゃん、俺行きたい大学があるのだけど、どうかな?」
「どこに行きたいんだ?」
「xx県のxx大だよ。実はさ、スポーツ特待の推薦の内定が来たんだよ」
「凄いじゃないか!お前この前もう駄目になったとかで、第二志望にするって言っていなかったか?」
「てへへ。面接の回答期限に通知が来なかったから駄目と思っていたんだけどさ、今朝大学から連絡があって、送り先の住所を誤っていて住所不明で戻ってきたので、電話で通知してくれたんだ」
「良かったじゃないか」
「ただね、県外だから一人暮らしになるんだよね。授業料は無料だけど生活費とか仕送りに頼らなきゃいけなくてさ」
「心配するな。これでもそれなりに給料を貰っているんだ。蓄えも十分にあるから勉強と部活に励め!金は気にするな。生命保険もちゃんと入っているから、もし万が一俺がぽっくり逝っても大丈夫だ」
「なあ父ちゃん、縁起でもない事を言うなよ。俺の子供の面倒を押し付けるって決めているんだからさ」
「言ったなこいつ。その前に彼女は出来たのか?」
「彼女はまだいないけどさ、同じ学校の如月 瀬利佳さんにアタックしようと思うんだ」
「あれ?俺もその子を知っているぞ?髪の長い娘だろ?単身赴任先で時折見掛ける子だぞ」
「同性同名かな」
ズキ!ズキ!頭が痛み少し押さえる。
「父ちゃん大丈夫か?」
「ああ何ともない。お酒が回ったんだろうな」
「頼むぜ父ちゃん」
場面が変わり単身赴任先だ。
俺には秘密がある。
単身赴任先に現地妻がいるのだ。
如月瀬利佳という高校生だ。
電車で痴漢の被害にあっているのを助けてから俺に何かとまとわり付き、世話を焼きたがる。
彼女も一人暮らしという。
流石に俺のマンションじゃ会うのはまずいから、俺が彼女の部屋に時々食事をしに行っている。頑なに材料代しか受け取らない。
何でも薙刀の特待生で強化選手の為、通えない学校に行っていると。
痴漢から助けてくれた俺をそれは英雄の如くに見ていて、俺も遠くに住む孤独感から彼女からのお礼の食事の誘いにのってしまい、今では完全に現地妻となりつつある。彼女を愛してしまった。彼女も俺を愛してしまった。ズキ!ズキ!
俺が風呂を入っている時に息子から着信があり、着信画像を見た彼女が言う。
この前この男の子に告白されたって。俺と出会っていなかったら付き合ったかもという。
何かがおかしい。
息子は500kmは離れている筈だった。
そうはいっても、夜は長い。
今日はいよいよ彼女と一つになる。今日は金曜だ。そう、初めてのお泊りだ。罪悪感が有るが、彼女を愛している。
いよいよその時が来る。今は彼女がお風呂に入っている。
そうしてそわそわしていると知らない番号から着信だ。電話に出た。
「志郎!目覚めるのよ!駄目よ!頑張って目覚めるのよ!これは幻覚よ!」
訳のわからない電話だ。誰かと勘違いしているのかな?でも俺の名を呼んでいるな
頭がとても痛い。何でセリカと息子に接点があるのかが不思議だ。
おかしい!だってセリカは俺の庇護下にいてボレロにいる筈だ。
あれ?ボレロって何だ?頭が痛い。
そうするとセリカが風呂から出てきた。何故かセレナとして活動する時の金髪だ。セレナって誰だ?
「あれ?セレナになっているよ?」
そう言うと指輪を外してセリカの姿に戻った。
彼女の裸体はそれは素晴らしかった。お姫様抱っこをしてベッドインだ。頭にベルが響くがお構いなしだ。理性が飛んでいる。
彼女を求め彼女も受け入れている。
「来て!」
いよいよ一つになろうとする。おかしい、おかしい、ここはどこだ?日本のマンションに何故いる?何でセリカと愛し合っている?おかしい!おかしい!俺は今はダンジョンにいる筈だ?
「どうしたの?早くあなたのものにして!ねえもう待てないよ」
「そうだな。愛しているよ。ちょっと考え事をしちゃったんだ。じゃあ行くよ」
「志郎!志郎!目覚めて!駄目よ逝っちゃあ駄目よ!戻ってきなさい!私の元に戻ってきなさい」
裕美の声だ!あれ?俺は一体何をしているんだ?なんだこいつ?セリカの格好をしているが魔物だな。取り敢えず比べよう。モミモミモミ。違うなこれやっぱりセレナの胸じゃないな。アポーン決定!
と偽物と1つになろうとしていたのをやめた。
「さようなら」
と一言言って目を瞑ってその首をライトソードの一閃で刎ねた。そうすると目の前に膝枕をしている裕美の双丘が見えたので、とりあえず本物か確かめる。モミモミモミモミ。
うーん本物だ。
横を見るとドロップの魔石とアイテムボックスが有った
「何があった?」
「セレナさんの格好をした魔物が出たので首を落としたのだけど、それが精神乗っ取りの発動条件だったようで、志郎に取り憑き貴方が精神体と戦っていたの」
「どれくらいだ?」
「丸3日よ。もう駄目かと思ったんだから」
「心配掛けたね。恐ろしい幻覚だったよ。日本での娘と息子に会えたんだ。うう。すまん」
俺は裕美の胸で暫く泣いた後にシェルターを出し、忘れる所だったドロップを回収し、食事、風呂、熱烈合体等を行った後は大人しく休むのであった。
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