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第1章

第243話 焦り

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 俺達はひたすらダンジョンを進んでいる。精神的苦痛を目的にしているとしか思えない腐ったダンジョンだ。淫魔の意味がどの辺を指すのかは分からないが、実際問題としてかなり精神的に来ている。

 行けども行けども直線だ。分岐路すらない。
 30~40分程歩くと回り階段があるし、魔物はどんどん強くなっていく。上の階層を道を戻る感じで進むが、ダンジョンの天井は崩れなかったので、ショートカットが出来ない。
 そして今は1500階のボス部屋に来ているが、それまでの道が全てピンク色だったのだ。気が狂いそうだった。しかも出るのは魔物もハーピーだらけだ。
 そして俺は一度レジストに失敗してその胸にダイブしていた!魔物だが、おっぱいは本物で素晴らしいし、揉み心地が良い。妻たちと比べてもおっぱいだけは遜色ない。等と思ったら背中に爪を突き立てようとしていたが、刺さらなかった。直前で爪がヘルムに当たり、ビームが出て自動反撃により魔石になっていった。そう、ヘルムオブグロリアスの力で撃退したのだ。
 俺ははっとなり、本来精神魔法はレジストできる筈なのだが、出来なくて焦っていた。

 ボスは俺には倒せられなかった。何せセレナの姿をして俺を誘惑してくるのだ。俺は勿論速攻で押し倒された。レジスット失敗のアナウンスと共に俺の理性は吹き飛び、俺は押し倒され、逆にセレナの服を剥ぎ取りお互いの下半身を露出させ、致し始めようとしたが、おっさんがゼイゼイと言いながらセレナのじゃなく、セレナの顔した何かの首を刎ねた。俺はその瞬間意識を取り戻した。またもや精神攻撃のレジストに失敗したようだ。己の姿に唖然とした。下半身を露出させ、あそこは滾っていたからだ。

 ボスのドロップはセクシーな女性用の下着だ。俺は絶句した。何故下着?しかし侮れない。何気に付加効力が強力だったからだ。
 そして更に先に進もうとすると、ヒロミに止められた。まだ行けると抗議するも、俺の今の有様を言われ、今日は休めと諭される。俺は焦りからもう一度先に進もうとするも殴られて吹き飛んだ。

「駄目だ。時間の無駄じゃよ。今日はゆっくり休み明日頑張れば良い。急がば回れじゃ。何を焦っておる?単調な変化に乏しいこのダンジョンに焦っておるのであろう?ダンジョンの思う壺じゃぞ?少しは頭を冷やさぬか!このバカタレが!」

 ヒロミに諭され、渋々だが頷いた。

 明日に備え、飯を食べた後は大人しく風呂に入ると早々に寝る事にした。

 ふと気が付くと誰かが膝枕をしてくれていた。知らない女だ!そうかこれは夢なんだな!と思い、夢なら良いよね?と思いつつ胸を露にして揉んだ後はしゃぶっており、ばぶうとなってしまった。またもや赤ちゃん返りだ。謎の美女が優しく声を掛けてきた。

「相変わらず胸が好きな奴じゃのう!これでお主の活力が戻るならばいくらでも吸うが良い。但し母乳は出ぬぞ!」

 俺はエスカレートし致し始めた!そしてさあいよいよ合体となった。

「こら!調子に乗るでない!こ、こら、それはだめじゃ!」

 そう言うと俺の頭を思いっきり殴った。そうすると俺はブラックアウトした。

 朝目覚めると頭がやたらと痛く、コブができている。ベッドから落ちたのかな?等と考え込んでいた。

 良く分からないが、何か色々スッキリしたが、ある意味欲求不満だ。なんか致そうとして致せなかった夢を見ていた気がするんだよね。
 食事をし、着替えを済ませ万全の装備に身を纏っているのをお互いチェックし合い、1499階層へと進むのであった。
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