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第6章
第208話 異変?
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朝目覚めると愛する女性が傍らにいる。幸せな日常だ。
本来はそうなのだが、残念ながらここはダンジョン内だ。
俺は目覚めると二人にキスをし、朝食の準備に入る。
準備といっても、無限収納から出すだけだ。
テーブルに置くと皆が並べてくれる。
柔らかい焼きたてのパンと新鮮な野菜サラダ、暖かいスープと、屋敷で普通に出る内容だ。
片付けは皆がしてくれる。俺は最後に収納にしまう係りだ。これだけは代わりがいない。
アリゾナを先頭にシェルターを出ると何もない。
そして出口から通路へ。
カービング同様に人工のダンジョンだ。
今のところカービングのと殆ど同じだ。
そう思い思い込んでいた。
カービングだと、もう少し前の階層から人工のダンジョンだったから、既に違いがあるのだ。
30階層まで順調に来ていて、ボス部屋に来ている。
ボスはトロールだった。大剣を持ち、体長も3m少しあり、アリゾナがやりたいという。
しかし、異変が起こった。
数合切り結ぶとトロールは瀕死の状態で、アリゾナに最後の力を振り絞り、雄叫びと共に剣を振りかぶると急に光だし、剣を振った事が分からなかった。
そして光が消えると信じられない光景を目の当たりにし、俺は絶句した。アリゾナが鎧共々縦に真っ二つにされたのだ。
俺はライトソードを出して背後に転移して、トロールを慌てて首チョンパして倒した。
アリゾナは決して油断しない。
そんなアリゾナが一瞬で真っ二つだ。何かがおかしい。
取り急ぎシェルターを出し、食料を出して、気絶に備える。装備を外してからアリゾナをヒールでくっつける。
そして体の準備が出来た事を確認すると俺はアリゾナに対して死者蘇生を行い、心臓が鼓動を開始すると共に意識を手放した。
唐突に目覚めると俺は布団に包まれていた。
ウリアとフレデリカが隣にいる。
お腹が減っていたので収納から食事を出し、さくっと食べた後二人と一戦を交えた。ふと大事な事を思い出す。
「あれ?アリゾナは?」
「無事ですよ!」
俺はアリゾナを見に行った。
アリゾナの落ち込み具合は半端なかった。あっさり殺されたのだ。当人の落ち込みはさておき、事態は深刻だ。
彼は実力者でSSSなのだ。
真正面から対峙すれば俺も敵わない。剣技は俺の方が上だが、素早さと力が違う。
転移と魔法を使わないと勝てない。
そんな最強戦士なのだ。
俺はまだ頭が働かない。
取り敢えず無事生き返ったようなのでホッとした。
眠いのでもう一度寝ようと思い布団に入る。ウリアが優しく撫でてくれて意識が段々薄れていった。
朝になり目覚めると母親のように優しく抱きしめられていて、頭を撫でられている。そして背中も抱きしめられていた。
起きてから直ぐに朝食の準備をして、皆で食べながら今後について話をする。
ボスについてだ。
何かがおかしい。
安全策を行う、俺がやるから皆は全力で俺を守るようにして欲しいと話しをした。今日は31階層からスタートだ。
また岩がごつごつしているダンジョンだった。
20階層からもそうだが、途中の魔物は種類こそカービングと違うが、出てくる奴の強さは似たり寄ったりだ。
違いはボスだ。
やはりさくさくと40階のボス部屋に来られた。
ボス部屋までは俺は中央で、ボスに備えて温存中。因みに39階はアルフレッド一人で無双していた。
彼もSSS並の実力者になっている。
ボスはコンボで攻める予定だ。
出没地点をアイスウォールで囲み熱湯を注ぎ、火傷と窒息を狙う。今までは上手くいっていた。
そして部屋の中に入ったが、予測通りのボス部屋で、今までと同じ作りだ。
中央にやはり光りが発生する。
アイスウォール等を展開して茹で上がるのを待つのだが、一分位でアイスウォールがスパッと切られた。
そして、その方向にいたナンシーの体が腰の所で分断された。ナンシーは血を吹き出しながら倒れた。
アイスウォールの切れ目からアイスウォールが破壊され、お湯が撒き散らされる。
熱湯に晒されナンシーが火傷を負う。俺は咄嗟にナンシーにヒールを掛け、応急処置をする。失血死を防げば暫く持つ筈だ。
出てきたのはデーモンとしか思えない異界の魔物だ。3m位ある青く醜い奴だ。
何かヤバイ。
何をされたか分からないのだ。
俺は最終手段に出る。
既に訓練で試していて、その結果で封印していたスキルを使う決断をした。何よりも意識を取り戻した後の俺の行動がやばい。
スキルは時間停止だ。
これを使うと反動が凄まじく、苦痛にのたうち回り一日近く寝込むのだ。
数秒時間を止められるが、発動している間は新たにスキルやギフトが使えない。
そうも言ってもいられないので、転移で奴の首元に飛ぶ。ライトソードを顕現する。
スキルを発動して時間を止めてライトソードで首を切断した。そこから飛び退いてからスキルを解除した。そしてナンシーの所に向かう。
彼女の状態はかなり酷い。切断された下半身を体に当てながら欠損修復を行うと、きちんと接合されていき、ナンシーは復活した。欠損修復をするのは、内臓が漏れ出ていたからだ。
そうすると、俺の体に急激な痛みが走り、痛みで叫んでいた。
一瞬痛みが引いたのでシェルターを出し、食料をその辺に出しまくったが、段々痛みがきつくなってきた。
そして俺は痛みで涙を流し、震え出した。
更にクレアが何かを抱いてこちらに来た。
そしてミザリイの変わり果てた姿に絶句した。
首が胴体から離れている。
俺は痛みで叫びながらヒールを唱えるた。
「何があった!俺の元に戻ってこい。行くぞ!死者蘇生」
死者蘇生と叫ぶと心臓が動き始めた。
そして俺は鼓動を感じると直ぐに意識を手放した。
本来はそうなのだが、残念ながらここはダンジョン内だ。
俺は目覚めると二人にキスをし、朝食の準備に入る。
準備といっても、無限収納から出すだけだ。
テーブルに置くと皆が並べてくれる。
柔らかい焼きたてのパンと新鮮な野菜サラダ、暖かいスープと、屋敷で普通に出る内容だ。
片付けは皆がしてくれる。俺は最後に収納にしまう係りだ。これだけは代わりがいない。
アリゾナを先頭にシェルターを出ると何もない。
そして出口から通路へ。
カービング同様に人工のダンジョンだ。
今のところカービングのと殆ど同じだ。
そう思い思い込んでいた。
カービングだと、もう少し前の階層から人工のダンジョンだったから、既に違いがあるのだ。
30階層まで順調に来ていて、ボス部屋に来ている。
ボスはトロールだった。大剣を持ち、体長も3m少しあり、アリゾナがやりたいという。
しかし、異変が起こった。
数合切り結ぶとトロールは瀕死の状態で、アリゾナに最後の力を振り絞り、雄叫びと共に剣を振りかぶると急に光だし、剣を振った事が分からなかった。
そして光が消えると信じられない光景を目の当たりにし、俺は絶句した。アリゾナが鎧共々縦に真っ二つにされたのだ。
俺はライトソードを出して背後に転移して、トロールを慌てて首チョンパして倒した。
アリゾナは決して油断しない。
そんなアリゾナが一瞬で真っ二つだ。何かがおかしい。
取り急ぎシェルターを出し、食料を出して、気絶に備える。装備を外してからアリゾナをヒールでくっつける。
そして体の準備が出来た事を確認すると俺はアリゾナに対して死者蘇生を行い、心臓が鼓動を開始すると共に意識を手放した。
唐突に目覚めると俺は布団に包まれていた。
ウリアとフレデリカが隣にいる。
お腹が減っていたので収納から食事を出し、さくっと食べた後二人と一戦を交えた。ふと大事な事を思い出す。
「あれ?アリゾナは?」
「無事ですよ!」
俺はアリゾナを見に行った。
アリゾナの落ち込み具合は半端なかった。あっさり殺されたのだ。当人の落ち込みはさておき、事態は深刻だ。
彼は実力者でSSSなのだ。
真正面から対峙すれば俺も敵わない。剣技は俺の方が上だが、素早さと力が違う。
転移と魔法を使わないと勝てない。
そんな最強戦士なのだ。
俺はまだ頭が働かない。
取り敢えず無事生き返ったようなのでホッとした。
眠いのでもう一度寝ようと思い布団に入る。ウリアが優しく撫でてくれて意識が段々薄れていった。
朝になり目覚めると母親のように優しく抱きしめられていて、頭を撫でられている。そして背中も抱きしめられていた。
起きてから直ぐに朝食の準備をして、皆で食べながら今後について話をする。
ボスについてだ。
何かがおかしい。
安全策を行う、俺がやるから皆は全力で俺を守るようにして欲しいと話しをした。今日は31階層からスタートだ。
また岩がごつごつしているダンジョンだった。
20階層からもそうだが、途中の魔物は種類こそカービングと違うが、出てくる奴の強さは似たり寄ったりだ。
違いはボスだ。
やはりさくさくと40階のボス部屋に来られた。
ボス部屋までは俺は中央で、ボスに備えて温存中。因みに39階はアルフレッド一人で無双していた。
彼もSSS並の実力者になっている。
ボスはコンボで攻める予定だ。
出没地点をアイスウォールで囲み熱湯を注ぎ、火傷と窒息を狙う。今までは上手くいっていた。
そして部屋の中に入ったが、予測通りのボス部屋で、今までと同じ作りだ。
中央にやはり光りが発生する。
アイスウォール等を展開して茹で上がるのを待つのだが、一分位でアイスウォールがスパッと切られた。
そして、その方向にいたナンシーの体が腰の所で分断された。ナンシーは血を吹き出しながら倒れた。
アイスウォールの切れ目からアイスウォールが破壊され、お湯が撒き散らされる。
熱湯に晒されナンシーが火傷を負う。俺は咄嗟にナンシーにヒールを掛け、応急処置をする。失血死を防げば暫く持つ筈だ。
出てきたのはデーモンとしか思えない異界の魔物だ。3m位ある青く醜い奴だ。
何かヤバイ。
何をされたか分からないのだ。
俺は最終手段に出る。
既に訓練で試していて、その結果で封印していたスキルを使う決断をした。何よりも意識を取り戻した後の俺の行動がやばい。
スキルは時間停止だ。
これを使うと反動が凄まじく、苦痛にのたうち回り一日近く寝込むのだ。
数秒時間を止められるが、発動している間は新たにスキルやギフトが使えない。
そうも言ってもいられないので、転移で奴の首元に飛ぶ。ライトソードを顕現する。
スキルを発動して時間を止めてライトソードで首を切断した。そこから飛び退いてからスキルを解除した。そしてナンシーの所に向かう。
彼女の状態はかなり酷い。切断された下半身を体に当てながら欠損修復を行うと、きちんと接合されていき、ナンシーは復活した。欠損修復をするのは、内臓が漏れ出ていたからだ。
そうすると、俺の体に急激な痛みが走り、痛みで叫んでいた。
一瞬痛みが引いたのでシェルターを出し、食料をその辺に出しまくったが、段々痛みがきつくなってきた。
そして俺は痛みで涙を流し、震え出した。
更にクレアが何かを抱いてこちらに来た。
そしてミザリイの変わり果てた姿に絶句した。
首が胴体から離れている。
俺は痛みで叫びながらヒールを唱えるた。
「何があった!俺の元に戻ってこい。行くぞ!死者蘇生」
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