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第5章
第178話 カービングへ
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戴冠式での演説を短時間で切り上げ、逃げるように進軍の兵達が休んでいる所へ俺はゲートで移動した。
馬車の御者席に立ち、無事に?戴冠式が終わった旨、皇帝になった旨の訓示をし、再び進行を開始した。
現在馬車にはセチア、アリア、オリヴィア、ドロシー、ユリア、ロトナがいる。
後ろの馬車にはバトルシップの4人が乗っている。ちなみに馬車の中は拡張済みだ!
今後の事を話す事にした。
まず道中の兵を1000名に減らし、午前と午後で入れ替える。
野営はせず、都度ゲートで城に戻す。
俺は屋敷にて夜を過ごす事に変えたのだ。
「誰も言ってくれないけど、移動は俺が進めばゲートで皆を引っ張ってこれるから、馬車には誰か一人居て貰えば良いかな。まずは明日はロトナな。翌日はドロシーかな。その先は皆で決めてね」
皆頷いていてアリアが俺を無視して話し始めた。
「それではクロエ姉さまがいらっしゃらないですが、第一回嫁会議を開きますが皆様宜しいですね?。僭越ながら本日は私が司会を務めさせて頂きます。ではまず明日はロトナ、明後日はドロシー、その次がオリヴィアが同行と刻印を刻んで貰う。ユリア様、セチアさん、クロエ姉様、私の順番でローテーションでどうですか?」
皆一斉に頷き了承されていったが、勿論俺が意見を挟む余地はそこには無い。
「あ、あのう…」
言い掛けるもアリアがうるうるした目で見つめ、無言の圧力を掛けてくるので俺は縮こまった。
「いいえ、何でもないです。仲良くね」
そう言う以外に選択肢が無かった。
ロトナが続いた。
「部外者はお黙りなさい。今は神聖なる嫁会議の場ですよ?男の発言を誰も許可してはいません事よ!」
俺はいじけて不貞寝を決め込んで泣いていた。皇帝になった筈なのに!と。
俺がいじけて、のの字を書いている間も何か良からぬ?相談をしていて、耳を塞いでいた。
時折誰かが頭を撫でてくれている。多分セチアかアリアだろう。
この二人は俺の癒し手だ。
ロトナとユリアはいじめっ子だ。ドロシーとオリヴィアはノーマルっと。
悔しいのでロトナに仕返しを決行する。右肩をとんとんする。
驚いて振り向くも当然何もない。次に左肩。次に足の裏をくすぐる。
そうそう、馬車の中は基本的に靴を履くのだが我々は脱いでいる。馬車の出口に俺用の即時に履ける靴を置いておき、襲撃に即時対応可能なように備えている。
ロトナが驚いて立ち上がった。
「キャッ!私の足に何かが触れた!」
俺は皆に背を向けているが顔はにやけている。
次にお尻を撫でるとロトナが強張った。
そしてトドメにお腹をこちょこちょくすぐりだした。
「うひゃひゃひゃひゃひゃきゅええええ」
面白い反応だ。
「ちょっと静かにしてくれないかなあぁ!お昼寝したいぞおぉ」
笑いを必死に堪えて苦言をする。
そうすると急にドロシーがロトナに告げた。
「さっきのはラン様は気分を害されたのだと思いますよ?そんな事では刻印は夢物語になるわよ。ラン様は邪険にされると落ち込むのよ。謝った方が良いと思うけど如何?」
「さっきは悪巫山戯が過ぎました。ご、ごめんなさい」
俺は不貞腐れて返事をしない。更にドロシーが追い撃ちを掛ける。
「そんなんじゃラン様は元気にならないわよ。こっちに来なさい!」
ドロシーはおれを無視し、ロトナを俺の目の前に座らせた。
「失礼します」
俺の向きを変え体を少し持ち上げ、そこにロトナを滑り込ませ、膝枕をさせた。
間もなく膝枕されている俺の顔が濡れた。そうロトナが泣いていたのだ。俺は激しく動揺した。
「ランスロット様はやはり私の事をお嫌いなのですか?だから刻印の儀をして頂けないのですか?やっぱりアリアのようにお淑やかじゃないと嫌なんですよね?ううううう」
本格的に泣いてしまい、慌てて起き上がり思わず抱きしめた。
「さっきのはショックだったけど、ロトナはその弄られキャラな性格も含め好きだよ。ただ、もっと君を知りたいんだ。それからちゃんと愛したいんだ。明日はちゃんと色々話そうね。それともうさっきの様な事はしないでくれると嬉しいな」
俺は皆が見ているがお構いなしにロトナに熱いキスをした。
ロトナは急にしおらしく顔を真っ赤にした。
「あのね、そのね、さっきひゃごめんなさい。嫌だったよね。もうしないから許してね。それとね今のがファーストキスなの」
くねくねしていてちょっと舌を噛んじゃったのがいじらしかった。
俺はロトナを許してあげた。
道中町が有ると俺は町に一度入り、ゲートポイントを確保していっている。变化の指輪を貸してもらい、騎士や兵士を装い、兵士達と紛れてだ。護送隊から数名の者と離れ俺達が町に入っている間に女性陣を屋敷に送り、馬を休ませたりしている。又は城へゲートを繋げ、馬を含めた人員の入れ替えもだ。入れ替え後に再編成や引き継ぎにそれなりに時間が掛かるのだ。
その日は出発早々の魔物との遭遇以外は特に大きなトラブルはなく、無事に夕刻を迎えており今日は終わりとなった。兵を城に戻し、俺達も屋敷に帰っていった。
今日の添い寝はくじ引きを当てたユリアとなった。
ユリアは本当に添い寝だけだった。今日一日の濃い内容に疲れたようで、俺の胸に抱きつくと早々に寝ていったからだ。そうそう、理性が飛ぶからと、普通の寝間着を着ていないと一人で寝るからねと言っておいたので、ちゃんとした寝間着を着ているからね!
馬車の御者席に立ち、無事に?戴冠式が終わった旨、皇帝になった旨の訓示をし、再び進行を開始した。
現在馬車にはセチア、アリア、オリヴィア、ドロシー、ユリア、ロトナがいる。
後ろの馬車にはバトルシップの4人が乗っている。ちなみに馬車の中は拡張済みだ!
今後の事を話す事にした。
まず道中の兵を1000名に減らし、午前と午後で入れ替える。
野営はせず、都度ゲートで城に戻す。
俺は屋敷にて夜を過ごす事に変えたのだ。
「誰も言ってくれないけど、移動は俺が進めばゲートで皆を引っ張ってこれるから、馬車には誰か一人居て貰えば良いかな。まずは明日はロトナな。翌日はドロシーかな。その先は皆で決めてね」
皆頷いていてアリアが俺を無視して話し始めた。
「それではクロエ姉さまがいらっしゃらないですが、第一回嫁会議を開きますが皆様宜しいですね?。僭越ながら本日は私が司会を務めさせて頂きます。ではまず明日はロトナ、明後日はドロシー、その次がオリヴィアが同行と刻印を刻んで貰う。ユリア様、セチアさん、クロエ姉様、私の順番でローテーションでどうですか?」
皆一斉に頷き了承されていったが、勿論俺が意見を挟む余地はそこには無い。
「あ、あのう…」
言い掛けるもアリアがうるうるした目で見つめ、無言の圧力を掛けてくるので俺は縮こまった。
「いいえ、何でもないです。仲良くね」
そう言う以外に選択肢が無かった。
ロトナが続いた。
「部外者はお黙りなさい。今は神聖なる嫁会議の場ですよ?男の発言を誰も許可してはいません事よ!」
俺はいじけて不貞寝を決め込んで泣いていた。皇帝になった筈なのに!と。
俺がいじけて、のの字を書いている間も何か良からぬ?相談をしていて、耳を塞いでいた。
時折誰かが頭を撫でてくれている。多分セチアかアリアだろう。
この二人は俺の癒し手だ。
ロトナとユリアはいじめっ子だ。ドロシーとオリヴィアはノーマルっと。
悔しいのでロトナに仕返しを決行する。右肩をとんとんする。
驚いて振り向くも当然何もない。次に左肩。次に足の裏をくすぐる。
そうそう、馬車の中は基本的に靴を履くのだが我々は脱いでいる。馬車の出口に俺用の即時に履ける靴を置いておき、襲撃に即時対応可能なように備えている。
ロトナが驚いて立ち上がった。
「キャッ!私の足に何かが触れた!」
俺は皆に背を向けているが顔はにやけている。
次にお尻を撫でるとロトナが強張った。
そしてトドメにお腹をこちょこちょくすぐりだした。
「うひゃひゃひゃひゃひゃきゅええええ」
面白い反応だ。
「ちょっと静かにしてくれないかなあぁ!お昼寝したいぞおぉ」
笑いを必死に堪えて苦言をする。
そうすると急にドロシーがロトナに告げた。
「さっきのはラン様は気分を害されたのだと思いますよ?そんな事では刻印は夢物語になるわよ。ラン様は邪険にされると落ち込むのよ。謝った方が良いと思うけど如何?」
「さっきは悪巫山戯が過ぎました。ご、ごめんなさい」
俺は不貞腐れて返事をしない。更にドロシーが追い撃ちを掛ける。
「そんなんじゃラン様は元気にならないわよ。こっちに来なさい!」
ドロシーはおれを無視し、ロトナを俺の目の前に座らせた。
「失礼します」
俺の向きを変え体を少し持ち上げ、そこにロトナを滑り込ませ、膝枕をさせた。
間もなく膝枕されている俺の顔が濡れた。そうロトナが泣いていたのだ。俺は激しく動揺した。
「ランスロット様はやはり私の事をお嫌いなのですか?だから刻印の儀をして頂けないのですか?やっぱりアリアのようにお淑やかじゃないと嫌なんですよね?ううううう」
本格的に泣いてしまい、慌てて起き上がり思わず抱きしめた。
「さっきのはショックだったけど、ロトナはその弄られキャラな性格も含め好きだよ。ただ、もっと君を知りたいんだ。それからちゃんと愛したいんだ。明日はちゃんと色々話そうね。それともうさっきの様な事はしないでくれると嬉しいな」
俺は皆が見ているがお構いなしにロトナに熱いキスをした。
ロトナは急にしおらしく顔を真っ赤にした。
「あのね、そのね、さっきひゃごめんなさい。嫌だったよね。もうしないから許してね。それとね今のがファーストキスなの」
くねくねしていてちょっと舌を噛んじゃったのがいじらしかった。
俺はロトナを許してあげた。
道中町が有ると俺は町に一度入り、ゲートポイントを確保していっている。变化の指輪を貸してもらい、騎士や兵士を装い、兵士達と紛れてだ。護送隊から数名の者と離れ俺達が町に入っている間に女性陣を屋敷に送り、馬を休ませたりしている。又は城へゲートを繋げ、馬を含めた人員の入れ替えもだ。入れ替え後に再編成や引き継ぎにそれなりに時間が掛かるのだ。
その日は出発早々の魔物との遭遇以外は特に大きなトラブルはなく、無事に夕刻を迎えており今日は終わりとなった。兵を城に戻し、俺達も屋敷に帰っていった。
今日の添い寝はくじ引きを当てたユリアとなった。
ユリアは本当に添い寝だけだった。今日一日の濃い内容に疲れたようで、俺の胸に抱きつくと早々に寝ていったからだ。そうそう、理性が飛ぶからと、普通の寝間着を着ていないと一人で寝るからねと言っておいたので、ちゃんとした寝間着を着ているからね!
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