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第4章
第122話 ボレロ王国到着
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ボレロ王国に着く迄には町を後2つ程過ぎなければならなかった。リスタートポイントを出発してから1時間位で1つ目の町に着いた。
一応町の中に入り、俺とセレナの転移場所を確保だけして早々に出発した。
昼前に昼休憩で馬を休ませて、更に1時間位でこの国の最後の街に着いた。
軽く中を見て、先を進んだ。
道中見られている感じはあるが襲われはしなかった。
俺は装備をしっかり固めていた。アダマンタイトメイルにオークキングの剣とアンタレスを背中に背負い、盾を左腕に装着している。二刀流を行おうと思えば出来る。ステータスにより身体能力が上がっているので、両手で剣を振り回す事が可能なのだ。ベルセ〇クのガ△ツ氏の様な大剣は流石に無理だが、今なら身の丈を超えるバスタードソードも扱えそうだ。しないけど。
途中皆の装備に魔石で強化を行い、馬車も中を広げていた。重さまで緩和できないので、人数が増えると重量の問題が出てくるので注意が必要となる。
強化した装備は都度渡して装備させている。
国境を超える辺りが、危険と判断している為だ。
町の直ぐ傍に国境があり、両国の国境警備隊が国への行き来を確認している。国境にはちょっとした砦が両国に有り、壁が長く走っており、2国を分断している。
越境する者は主に犯罪者のチェックと名前を書くだけであっさりした物だった。
30分位で手続きが終わり、すんなりとボレロ王国に入国を果す事が出来た。両国で各々手続きが有ったが、人数の割には短かった。
一旦直ぐ近くの町に入り、転移ポイントのみを設定し、休憩をしないまま先を進んだ。町と言うよりも、国境警備隊の為の村で、ここから3時間程度で大きな町があると言うので、先を急ぐ事にした。
俺達の馬車だと16時前には何とか着くだろう。
隣国に入ると監視?の気配が無くなったのだが、どうやら隣の国までは来ないらしい。
途中トイレ休憩を挟み、先に進んで行く。
ボレロ王国は王都周辺は気候も穏やかで、ダンジョンも有り活気有る国で、バルバロッサとは犬猿の仲だそうだが、国の規模が似ている為に戦争には発展していない。
バルバロッサの王都はボレロ王国寄りの為に1週間程度だったが、ここからボレロの首都までは馬車で3週間は掛かるらしい。
そんなこんなと進めていると、無事目的の街が見えてきた為、俺とセレナで街道を外れた転移ポイントを確保してから街に入った。
意外と大きく、王都は別だが、今まで見たどの町よりも大きかった。どうやらここはもう一本主要街道が交差し、計3国と近い事も有り貿易や街道の宿場町として栄えているようだ。
予め皆に伝えているのは俺達の最終的な目標はボレロ王国首都。ここで屋敷を構えたいと思っていると伝えてある。
噂によると水の都でも有り、洗練された文化で治安も良いらしい。
ダンジョンも町の近くにあり、元々ダンジョンの関係で王都を移したのと、冒険者には過ごしやすい環境なのだ。
魔物の住む領域迄100Km位の距離と割と接しているので、魔物絡みの依頼には事足らないと言う事もあり、冒険者は厚遇されているらしい。
その為に先ずはここを目指し、可能なら根城にする。
街に入りざっくりと周り、転移ポイントを確保して屋敷に戻るか宿を取るかの相談を始めた時に、シータから救援を求める念話が来た。俺は手持ちの武器や防具をほぼ出し、男衆にも強化した装備を身に着けるように指示をして、更に厭な予感がするのでセレナに収納に入れている手持ちのお金の殆どを預けた。そしてシェリー、ナンシー、フレデリカ、クレアにキスをした。
「行って来ます」
そう一言言い、屋敷にゲートを繋げて入っていった。
屋敷に着くと残っている全員が荷物を背負って待っていた。どうやらかなりの人数に、1000名は超えている人数に囲まれている。これはとてもではないが貴族の仕業では無く、国が俺を仕留めに来たか、セリカを確保しに来たかだな。ゲートを開き、皆の所に屋敷に残っていた全員を送り出して最後に俺が入ろうとした。
「レジスット失敗」
失敗と聞こえ、ゲートが消えた。
もう一度ゲートを出そうとするも出ない。近くの街やギルドも無理だった。屋敷内にはゲートが出せた。馬車小屋にも行けたので、どうやら屋敷を中心として、外に対して転移系統の魔法が使えないようだ。俺はセレナとナンシー、シェリーとクレアに念話を繋げた。距離があるのと、人数が増えると魔力を大きく削られるから、人数を絞った。
セレナも屋敷に飛ぼうとするも無理だという。
俺はどうやら結界に閉じ込められた。かなり強力な集団合成魔法じゃないかと思う旨を伝えた。
無理してこちらにくるなと頼んだ。
俺一人ならなんとでもなると思った。
「皆に伝えてくれ。俺に万が一の事が有っても決してバルバロッサに探しに来ないで欲しい。奴隷を買うのも奴隷商の安全な転移ポイントにセレナの持っている变化の指輪をナンシーが装着し、セレナは表には出ずに転移の担当のみを行う事。それとボレロ王国の首都を目指して欲しい。そこで俺の到着を待って欲しい。恐らく俺はいずれ王都に行く筈だ。聞いた町並みからするとそこに居る幻覚をセレナと触れた時に見ている。」
クレアが念話に加わった。
「先程ボレロの王都に居るべきと予知を感じました」
と俺の話に割って入ってきた。
「もしすぐに俺が合流できなかった場合、ナンシーに代表を預けて、シェリーに副官をお願いしたい。そしてクレアの予知に耳を傾けるんだ。どうやら時間の様だ。愛してい」
会話の途中に一方的に念話も切られた。こちらも結界の影響のようであった。
一応町の中に入り、俺とセレナの転移場所を確保だけして早々に出発した。
昼前に昼休憩で馬を休ませて、更に1時間位でこの国の最後の街に着いた。
軽く中を見て、先を進んだ。
道中見られている感じはあるが襲われはしなかった。
俺は装備をしっかり固めていた。アダマンタイトメイルにオークキングの剣とアンタレスを背中に背負い、盾を左腕に装着している。二刀流を行おうと思えば出来る。ステータスにより身体能力が上がっているので、両手で剣を振り回す事が可能なのだ。ベルセ〇クのガ△ツ氏の様な大剣は流石に無理だが、今なら身の丈を超えるバスタードソードも扱えそうだ。しないけど。
途中皆の装備に魔石で強化を行い、馬車も中を広げていた。重さまで緩和できないので、人数が増えると重量の問題が出てくるので注意が必要となる。
強化した装備は都度渡して装備させている。
国境を超える辺りが、危険と判断している為だ。
町の直ぐ傍に国境があり、両国の国境警備隊が国への行き来を確認している。国境にはちょっとした砦が両国に有り、壁が長く走っており、2国を分断している。
越境する者は主に犯罪者のチェックと名前を書くだけであっさりした物だった。
30分位で手続きが終わり、すんなりとボレロ王国に入国を果す事が出来た。両国で各々手続きが有ったが、人数の割には短かった。
一旦直ぐ近くの町に入り、転移ポイントのみを設定し、休憩をしないまま先を進んだ。町と言うよりも、国境警備隊の為の村で、ここから3時間程度で大きな町があると言うので、先を急ぐ事にした。
俺達の馬車だと16時前には何とか着くだろう。
隣国に入ると監視?の気配が無くなったのだが、どうやら隣の国までは来ないらしい。
途中トイレ休憩を挟み、先に進んで行く。
ボレロ王国は王都周辺は気候も穏やかで、ダンジョンも有り活気有る国で、バルバロッサとは犬猿の仲だそうだが、国の規模が似ている為に戦争には発展していない。
バルバロッサの王都はボレロ王国寄りの為に1週間程度だったが、ここからボレロの首都までは馬車で3週間は掛かるらしい。
そんなこんなと進めていると、無事目的の街が見えてきた為、俺とセレナで街道を外れた転移ポイントを確保してから街に入った。
意外と大きく、王都は別だが、今まで見たどの町よりも大きかった。どうやらここはもう一本主要街道が交差し、計3国と近い事も有り貿易や街道の宿場町として栄えているようだ。
予め皆に伝えているのは俺達の最終的な目標はボレロ王国首都。ここで屋敷を構えたいと思っていると伝えてある。
噂によると水の都でも有り、洗練された文化で治安も良いらしい。
ダンジョンも町の近くにあり、元々ダンジョンの関係で王都を移したのと、冒険者には過ごしやすい環境なのだ。
魔物の住む領域迄100Km位の距離と割と接しているので、魔物絡みの依頼には事足らないと言う事もあり、冒険者は厚遇されているらしい。
その為に先ずはここを目指し、可能なら根城にする。
街に入りざっくりと周り、転移ポイントを確保して屋敷に戻るか宿を取るかの相談を始めた時に、シータから救援を求める念話が来た。俺は手持ちの武器や防具をほぼ出し、男衆にも強化した装備を身に着けるように指示をして、更に厭な予感がするのでセレナに収納に入れている手持ちのお金の殆どを預けた。そしてシェリー、ナンシー、フレデリカ、クレアにキスをした。
「行って来ます」
そう一言言い、屋敷にゲートを繋げて入っていった。
屋敷に着くと残っている全員が荷物を背負って待っていた。どうやらかなりの人数に、1000名は超えている人数に囲まれている。これはとてもではないが貴族の仕業では無く、国が俺を仕留めに来たか、セリカを確保しに来たかだな。ゲートを開き、皆の所に屋敷に残っていた全員を送り出して最後に俺が入ろうとした。
「レジスット失敗」
失敗と聞こえ、ゲートが消えた。
もう一度ゲートを出そうとするも出ない。近くの街やギルドも無理だった。屋敷内にはゲートが出せた。馬車小屋にも行けたので、どうやら屋敷を中心として、外に対して転移系統の魔法が使えないようだ。俺はセレナとナンシー、シェリーとクレアに念話を繋げた。距離があるのと、人数が増えると魔力を大きく削られるから、人数を絞った。
セレナも屋敷に飛ぼうとするも無理だという。
俺はどうやら結界に閉じ込められた。かなり強力な集団合成魔法じゃないかと思う旨を伝えた。
無理してこちらにくるなと頼んだ。
俺一人ならなんとでもなると思った。
「皆に伝えてくれ。俺に万が一の事が有っても決してバルバロッサに探しに来ないで欲しい。奴隷を買うのも奴隷商の安全な転移ポイントにセレナの持っている变化の指輪をナンシーが装着し、セレナは表には出ずに転移の担当のみを行う事。それとボレロ王国の首都を目指して欲しい。そこで俺の到着を待って欲しい。恐らく俺はいずれ王都に行く筈だ。聞いた町並みからするとそこに居る幻覚をセレナと触れた時に見ている。」
クレアが念話に加わった。
「先程ボレロの王都に居るべきと予知を感じました」
と俺の話に割って入ってきた。
「もしすぐに俺が合流できなかった場合、ナンシーに代表を預けて、シェリーに副官をお願いしたい。そしてクレアの予知に耳を傾けるんだ。どうやら時間の様だ。愛してい」
会話の途中に一方的に念話も切られた。こちらも結界の影響のようであった。
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