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第4章

ご褒美

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 当夜達は育成ダンジョンのマスタールームにいた。
 ダンジョンのドロップを確認する為だ。意外と入っていて既に300名以上が入っている。ダンジョンの成長は現在33階層まで進んでいる。中々進んでいて良い感じだ。
 ミスリルの武器がそこそこドロップされれていて一通り収納に収めていく。
 今回は何故か武器に偏っているなと当夜は首を傾げる傾げていた。

 ついでに屋敷の建築現場を見ると基礎工事の真っ最中だった。
 普段は家でのんびり過ごしていた。
 日課として色々な飲食店でテイクアウトの食事をゲットして収納に入れていく。

 家の庭で皆で草むしりをしたり花を植えたりと何の変哲のない日常を過ごしていた。
 シルフィーはギルドに4日行くと2日休む生活を送っている。

 時折シルフィーから勧められた依頼をこなすなど冒険者としての活動も忘れない。
 一応シルフィーとアリーヤ、セレーシャ、当夜、ルナ、ケイトで1パーティー、シャクラ、アモネス、レグナスで1パーティーとしていたが、古い書庫の書籍をケイトとシャクラで調査していたら、パーティー登録の限界突破のやり方が記載されており、レベル10以上のリーダーの場合クラン化が可能で、人数上限が撤廃されるとあり、
 早速手続きを行い、全員が同一パーティーとなった。この手続きはそんなには難しくなく、ただ対象者がいればよかった。キューブを出して全員分をシルフィーに渡す。通常のパーティー登録で済んで皆唖然としていた。そしてシルフィーは確認していなかったが自らのレベルが10に、シャクラ達が12に、そして当夜が15,ルナが14になっていた事を。

 時折国王との食事があり、どうやら当夜が救国の英雄として担がれる。
 先の戦いのうち南の対応でランクSSに、北の国の撃退でSSSになるように後出しの討伐依頼をだしており、間もなくランクアップする。シャクラ、アモネス、レグナス、ケイトはS、ルナはSSだ。

 そして夜に北の国の方からの早馬で北の国を占領し、ジョーイの家族も無事確保し、こちらに移送するとの事だった
 その報は王との食事中に来て、王がオロオロしていた。当夜としてはこのおっさんに大陸の統一をして貰い治めて貰う方が楽だった。勿論北の国の統治を打診されたが断った。政治には疎く、素人には無理なのと、押し付けるようだと大陸を出ると話すと次の矛先がピストに向いていたのだった。
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