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第3章

覚醒

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 目が覚めると誰かに膝枕をされていたが顔がよく見えない。

 しかも見覚えの無い風景だ。というより真っ白だ。とにかく真っ白なのだ

当夜「あのう、ここは何処?私は誰?じゃなくて私に何が起こっているか分かりませんか?」

???「ルナの母でございます。わが娘を大切にしてくれていて御礼のしようがありません。貴方への御礼としてドールシステムに干渉を行いました。あの子は真実の愛に目覚めております。人間の魂との融合が殆ど完了しています。もう既に自力で魔力生成ができます。ただ完全にチャージが不要になるのは後二年位かかります。二年すれば最後の行程を必要としますが、生きるのには今は問題在りません。あの子が今、生娘でいられなくなると再びチャージを必要なようになってしまいます。どうか暫く待ってあげて下さい。また、貴方の一番精を必要とします。つまり、二年後に結婚し、お互いがこの世界での初めての相手でなければあの子に定着しません。男性には酷な話をしていますが、二年の禁欲生活を求めています。どうか宜しくお願いします。また、誰かに話すのも禁止となり、条件は厳しいのです。貴方には私からの代償を払います。目覚めた後に確認をねがいます。時間がき」

 当夜を立たせていて、バグして話している最中にルナの母親を名乗る何かは消えていった。

    当夜はあれが何者なのか分かっていた。そう、ルナの母親だが上位精霊だ。精霊に性別が在るのかはわからないがため息が出た。当夜は考える。おそらくもう体が治ったのだろう。ルナの為に2年の禁欲生活が必要だ。彼女が愛おしい。シャクラ達も愛している。2年か。我慢できるかな?でも愛するルナの為に頑張ると己に誓う当夜だ。シャクラ達は18歳になるまで結婚をしないから問題ないが、己自信が禁欲できるか一番怪しいと頭が痛い。

 段々と意識を保てなくなり、そして当夜の意識は遠退いていったのだった。
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