32 / 135
第2章
ダンジョンについての依頼
しおりを挟む
昨夜は色々有ったが、今朝は普通に起き、ダイニングに行くとシャクラが朝食を作っていた。
昨日の朝食とは大違いだ。
当夜にはもうひとつ秘密がある。
ドール2を起動していると味を感じないのだ。止めると味覚が復活する感じだ。
昨日の事はそんな味覚の無い状態の為の出来事で、当夜には砂糖と塩の区別がつかなかったのだ。この世界の塩と砂糖を知らないから、外観で分からなかった。といっても、食塩は元素記号naclの結晶だから概ね分かるものなのだが、当夜には分からなかったのだ。
シャクラは当夜の体の異常を疑っていて、今朝の食事前に試した。
シャクラはコーヒーをどうぞと当夜にグラスを渡した。但し、注いだのはコーヒーではなく、辛子のエキスの水割りだ。普通なら口に一口含めると噎せてのたうち回る位強烈なのを用意していたのだ。
シャクラほ当夜が飲み物を飲んだのを確認し
シャクラ「ねえ当夜、特製コーヒーのお味は如何?」
当夜「うん、ありがとう。美味しいコーヒーだね」
この一言にシャクラはグラスをひったくり、無理矢理アモネスに飲ませた。
アモネスは女の子が発しちゃいかん悪態をつきながら噎せてのたうち回った。完全にとばっちりを受けた形で、ひどい仕打ちである。
シャクラ「当夜、これコーヒーどころか、アモネスのようになるのが普通よ。当夜は味を感じないのでしょ?」
当夜は頷いた。
正気に戻ったアモネスとレグナスも驚いて唸った。
シャクラ「どうして教えてくれないの?大事な事だよ!私は貴方と心をもっと通わせたいの!」
シャクラは必死に訴えて泣いている。当夜は項垂れて
当夜「すまない。気を使わせたくなかったんだ。ドール2を発動していると味を感じないんだ。解除すれば再び味を感じるんだが、そうすると体を動かす事が出来なくなるんだ」
当夜はいつの間にか三人に抱きつかれ、涙を拭かれていた。不甲斐なかった。出来れば知られたくなかった。みっともないと感じたからだ。
シャクラ「じゃあ家での食事の時は解除しなさいよ」
当夜「無茶言うな!食べられないじゃないか!」
シャクラ「そ、そんなの、私達が食べさせてあげるに決まってるでしょ!ちゃんと私の愛の籠もった料理を味わいなさいよ!あんたの為に腕を振るっているんだからね!」
渋々ドール2を解除するも途端に椅子から落ちかけ、ルナが慌てて押さえていた。そしてシャクラがパンをちぎり、口に運ぶが中々うまく出来ない。痺れを切らせ、口移しで当夜の口にパンを入れていた。
シャクラはハッとなり、もじもじして真っ赤である。
当夜「あ、あのな、食べさせて貰うのは慣れているし、美少女の口移しは嬉しんだけど、ちょっと恥ずかしいかな。出来れば普通にお願いしたい」
その後はパンもちゃんと食べさせられるようになって来て、あーんな食事も終わった。当夜の気持ちは複雑だった。ドール2のお陰で味が無くなるとはいえ、自由意志で、自らの手で食事をする事が出来ていたのだ。それをまた人の手で食べさせられるというのは、惨めな寝たきり生活を思い出すので少し辛かった。
しかし、当夜の性格からは、あーんをやめて欲しいとは、シャクラ達の気持ちを考えると言えなかった。普通の男なら美少女達からのあーんはある意味夢である。
当夜は彼女達が好きなのだ。人を初めて好きになり、愛してしまった。ひとまず何か問題が発生しない間は受け入れようと覚悟を決めたのだ。彼女達の無償の愛が心地良かった。歪んだ人格の持ち主の当夜の心が矯正され、今では紳士になりつつある。
ただ、飲み物がどうにもならなかった。結構口から溢れるのだ。シャクラが短気で、今日は口移しだった。食後にストローについて話をしたが、どうもこの世界ではストローが無い。又はこの子達が知らないだけかもなのだ。地球では元々ストローは稲や麦等の植物の茎を使っていた。プラスチックのストローが普及したのは高々100年にも満たない。植物の茎を使ったストローは、地球では紀元前から使われているのだ。
一度道具屋で聞いてみる事にした。当夜は強く思った。流石に口移しでは恥ずかしいとかの問題ではなく、飲みたい量をコントロール出来ないので辛い。勿論キスは好きだ。でも、これはキスじゃないと。
食事を終え、ドール2を再展開した。再び動く事ができてるようになり、食器等の洗い物をしようとしたら断られた。キッチンは女の場所と凄まれてしまった。
因みにこの世界に男女平等というのは無い。男尊女卑の世界だ。なので、プロの料理人以外は既婚女性=家事をする人と、戦前の日本のような価値観だ。当夜には理解できなかった。男女平等が当たり前だと、そういう世界で育ったのだから。
当夜は仕方がないので、風呂掃除を自分の担当にした。実は洗濯も断られたのだ。女性の下着を恥ずかしいとは思わないのだが、アモネス達が恥ずかしいと言い、洗濯はアモネスの当番になった。家の掃除はレグナスが担当し、家事分担が何とか決まった。ルナは庭の草むしりと馬の世話だった。ルナは調理ができないし、味にも関心がない。食事はエネルギーと栄養補給と体の維持の為としか感じていない。体に良ければ何でも良かったのだ。
一通り家の事も終わり、ダンジョンについての話をする為、ギルドに向かう事にした。多分攻略を行う事になるのだろうと半ば当夜は確信していた。
家の事も一通り終わったので全員で一路ギルドへ向かった。時間指定でギルドマスターの所に行く事となっている為、指定時間の少し前にギルドに着いた。
驚いた事に受付の所でギルドマスターが待っていて、ギルドマスターの執務室に連れていかれた。部屋に入るとそこには既に一人の男がいた。歳は40代半ば、中肉中背で身なりが良く貴族っぽい服を着ている。
ギルドマスターが紹介してくれたが、この国の摂政というのだ。
まだかなり早い時間で、普段はまだ執務開始前という。
ダンジョン発見の報で、国が揺れ動いている事や、お互いの自己紹介の後摂政が話し始めた。
摂政「君達があのダンジョンの第一発見者なんだね。良いダンジョンならダンジョンを中心に街も発展するし、王都街からも隣町なので比較的近い。ただ、近年発見されたのは良くないダンジョンばかりだ。君達に指名依頼を出したい。可能ならダンジョンを攻略して欲しい。無理なら可能な限りどんなダンジョンか調査をお願いしたい。報酬は・・・」
摂政直々のお願いだ。流石に断れる訳もなく、今日これから向かう事となったが、当夜は一つだけお願いをした。街までの馬車の手配と、馬の世話だった。中々素直で良い馬で、当夜にも懐いていて今では家族の一員だった。名前をジョナサンにしている。当夜達のお願いは至極当たり前の話で、ダンジョンに数日は籠もるからだ。馬はギルドで預かる事となると言うか、当夜達の馬車をギルド職員が御者をしてくれて、ダンジョンへ送った後ギルドへ乗って帰り、そのままギルドにて預かるという事となった。
当夜達は依頼を受託する事となり、ルナとレグナスが馬車を取りに、アモネスが手続きを行い、当夜とシャクラは急いで食料の調達を行う事になった。1時間後に出発となった為に、テキパキと準備を進めるのだった。
そして一時間後にギルドに集合し、ギルド職員が手綱を握り出発していったのだった。
昨日の朝食とは大違いだ。
当夜にはもうひとつ秘密がある。
ドール2を起動していると味を感じないのだ。止めると味覚が復活する感じだ。
昨日の事はそんな味覚の無い状態の為の出来事で、当夜には砂糖と塩の区別がつかなかったのだ。この世界の塩と砂糖を知らないから、外観で分からなかった。といっても、食塩は元素記号naclの結晶だから概ね分かるものなのだが、当夜には分からなかったのだ。
シャクラは当夜の体の異常を疑っていて、今朝の食事前に試した。
シャクラはコーヒーをどうぞと当夜にグラスを渡した。但し、注いだのはコーヒーではなく、辛子のエキスの水割りだ。普通なら口に一口含めると噎せてのたうち回る位強烈なのを用意していたのだ。
シャクラほ当夜が飲み物を飲んだのを確認し
シャクラ「ねえ当夜、特製コーヒーのお味は如何?」
当夜「うん、ありがとう。美味しいコーヒーだね」
この一言にシャクラはグラスをひったくり、無理矢理アモネスに飲ませた。
アモネスは女の子が発しちゃいかん悪態をつきながら噎せてのたうち回った。完全にとばっちりを受けた形で、ひどい仕打ちである。
シャクラ「当夜、これコーヒーどころか、アモネスのようになるのが普通よ。当夜は味を感じないのでしょ?」
当夜は頷いた。
正気に戻ったアモネスとレグナスも驚いて唸った。
シャクラ「どうして教えてくれないの?大事な事だよ!私は貴方と心をもっと通わせたいの!」
シャクラは必死に訴えて泣いている。当夜は項垂れて
当夜「すまない。気を使わせたくなかったんだ。ドール2を発動していると味を感じないんだ。解除すれば再び味を感じるんだが、そうすると体を動かす事が出来なくなるんだ」
当夜はいつの間にか三人に抱きつかれ、涙を拭かれていた。不甲斐なかった。出来れば知られたくなかった。みっともないと感じたからだ。
シャクラ「じゃあ家での食事の時は解除しなさいよ」
当夜「無茶言うな!食べられないじゃないか!」
シャクラ「そ、そんなの、私達が食べさせてあげるに決まってるでしょ!ちゃんと私の愛の籠もった料理を味わいなさいよ!あんたの為に腕を振るっているんだからね!」
渋々ドール2を解除するも途端に椅子から落ちかけ、ルナが慌てて押さえていた。そしてシャクラがパンをちぎり、口に運ぶが中々うまく出来ない。痺れを切らせ、口移しで当夜の口にパンを入れていた。
シャクラはハッとなり、もじもじして真っ赤である。
当夜「あ、あのな、食べさせて貰うのは慣れているし、美少女の口移しは嬉しんだけど、ちょっと恥ずかしいかな。出来れば普通にお願いしたい」
その後はパンもちゃんと食べさせられるようになって来て、あーんな食事も終わった。当夜の気持ちは複雑だった。ドール2のお陰で味が無くなるとはいえ、自由意志で、自らの手で食事をする事が出来ていたのだ。それをまた人の手で食べさせられるというのは、惨めな寝たきり生活を思い出すので少し辛かった。
しかし、当夜の性格からは、あーんをやめて欲しいとは、シャクラ達の気持ちを考えると言えなかった。普通の男なら美少女達からのあーんはある意味夢である。
当夜は彼女達が好きなのだ。人を初めて好きになり、愛してしまった。ひとまず何か問題が発生しない間は受け入れようと覚悟を決めたのだ。彼女達の無償の愛が心地良かった。歪んだ人格の持ち主の当夜の心が矯正され、今では紳士になりつつある。
ただ、飲み物がどうにもならなかった。結構口から溢れるのだ。シャクラが短気で、今日は口移しだった。食後にストローについて話をしたが、どうもこの世界ではストローが無い。又はこの子達が知らないだけかもなのだ。地球では元々ストローは稲や麦等の植物の茎を使っていた。プラスチックのストローが普及したのは高々100年にも満たない。植物の茎を使ったストローは、地球では紀元前から使われているのだ。
一度道具屋で聞いてみる事にした。当夜は強く思った。流石に口移しでは恥ずかしいとかの問題ではなく、飲みたい量をコントロール出来ないので辛い。勿論キスは好きだ。でも、これはキスじゃないと。
食事を終え、ドール2を再展開した。再び動く事ができてるようになり、食器等の洗い物をしようとしたら断られた。キッチンは女の場所と凄まれてしまった。
因みにこの世界に男女平等というのは無い。男尊女卑の世界だ。なので、プロの料理人以外は既婚女性=家事をする人と、戦前の日本のような価値観だ。当夜には理解できなかった。男女平等が当たり前だと、そういう世界で育ったのだから。
当夜は仕方がないので、風呂掃除を自分の担当にした。実は洗濯も断られたのだ。女性の下着を恥ずかしいとは思わないのだが、アモネス達が恥ずかしいと言い、洗濯はアモネスの当番になった。家の掃除はレグナスが担当し、家事分担が何とか決まった。ルナは庭の草むしりと馬の世話だった。ルナは調理ができないし、味にも関心がない。食事はエネルギーと栄養補給と体の維持の為としか感じていない。体に良ければ何でも良かったのだ。
一通り家の事も終わり、ダンジョンについての話をする為、ギルドに向かう事にした。多分攻略を行う事になるのだろうと半ば当夜は確信していた。
家の事も一通り終わったので全員で一路ギルドへ向かった。時間指定でギルドマスターの所に行く事となっている為、指定時間の少し前にギルドに着いた。
驚いた事に受付の所でギルドマスターが待っていて、ギルドマスターの執務室に連れていかれた。部屋に入るとそこには既に一人の男がいた。歳は40代半ば、中肉中背で身なりが良く貴族っぽい服を着ている。
ギルドマスターが紹介してくれたが、この国の摂政というのだ。
まだかなり早い時間で、普段はまだ執務開始前という。
ダンジョン発見の報で、国が揺れ動いている事や、お互いの自己紹介の後摂政が話し始めた。
摂政「君達があのダンジョンの第一発見者なんだね。良いダンジョンならダンジョンを中心に街も発展するし、王都街からも隣町なので比較的近い。ただ、近年発見されたのは良くないダンジョンばかりだ。君達に指名依頼を出したい。可能ならダンジョンを攻略して欲しい。無理なら可能な限りどんなダンジョンか調査をお願いしたい。報酬は・・・」
摂政直々のお願いだ。流石に断れる訳もなく、今日これから向かう事となったが、当夜は一つだけお願いをした。街までの馬車の手配と、馬の世話だった。中々素直で良い馬で、当夜にも懐いていて今では家族の一員だった。名前をジョナサンにしている。当夜達のお願いは至極当たり前の話で、ダンジョンに数日は籠もるからだ。馬はギルドで預かる事となると言うか、当夜達の馬車をギルド職員が御者をしてくれて、ダンジョンへ送った後ギルドへ乗って帰り、そのままギルドにて預かるという事となった。
当夜達は依頼を受託する事となり、ルナとレグナスが馬車を取りに、アモネスが手続きを行い、当夜とシャクラは急いで食料の調達を行う事になった。1時間後に出発となった為に、テキパキと準備を進めるのだった。
そして一時間後にギルドに集合し、ギルド職員が手綱を握り出発していったのだった。
1
お気に入りに追加
122
あなたにおすすめの小説
無尽蔵の魔力で世界を救います~現実世界からやって来た俺は神より魔力が多いらしい~
甲賀流
ファンタジー
なんの特徴もない高校生の高橋 春陽はある時、異世界への繋がるダンジョンに迷い込んだ。なんだ……空気中に星屑みたいなのがキラキラしてるけど?これが全て魔力だって?
そしてダンジョンを突破した先には広大な異世界があり、この世界全ての魔力を行使して神や魔族に挑んでいく。
性奴隷を飼ったのに
お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。
異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。
異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。
自分の領地では奴隷は禁止していた。
奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。
そして1人の奴隷少女と出会った。
彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。
彼女は幼いエルフだった。
それに魔力が使えないように処理されていた。
そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。
でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。
俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。
孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。
エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。
※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。
※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
婚約破棄されたので暗殺される前に国を出ます。
なつめ猫
ファンタジー
公爵家令嬢のアリーシャは、我儘で傲慢な妹のアンネに婚約者であるカイル王太子を寝取られ学院卒業パーティの席で婚約破棄されてしまう。
そして失意の内に王都を去ったアリーシャは行方不明になってしまう。
そんなアリーシャをラッセル王国は、総力を挙げて捜索するが何の成果も得られずに頓挫してしまうのであった。
彼女――、アリーシャには王国の重鎮しか知らない才能があった。
それは、世界でも稀な大魔導士と、世界で唯一の聖女としての力が備わっていた事であった。
転移した場所が【ふしぎな果実】で溢れていた件
月風レイ
ファンタジー
普通の高校2年生の竹中春人は突如、異世界転移を果たした。
そして、異世界転移をした先は、入ることが禁断とされている場所、神の園というところだった。
そんな慣習も知りもしない、春人は神の園を生活圏として、必死に生きていく。
そこでしか成らない『ふしぎな果実』を空腹のあまり口にしてしまう。
そして、それは世界では幻と言われている祝福の果実であった。
食料がない春人はそんなことは知らず、ふしぎな果実を米のように常食として喰らう。
不思議な果実の恩恵によって、規格外に強くなっていくハルトの、異世界冒険大ファンタジー。
大修正中!今週中に修正終え更新していきます!
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる