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第3章
第216話 夢ではなかった
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チュンチュンチュンチュン
小鳥の囀りが聞こえる。
何があったのか一瞬思い出せない。
1つ言えるのは俺の布団には裸の女性がおり、小鳥の囀りが聞こえる。つまり朝チュンである。
チュンチュン・・・
どうしてこうなったかについて必死に頭を働かせて思い出そうとしている。
昨夜舞踏会に出て薄幸美人を捕まえ、酔っていたのもあり思いっきり口説き、そのまま今を迎えている。
思い出した!確かミレーヌと言った。
総督の長女で22歳。
性格が奥手過ぎて中々縁談が決まらず、総督も夫婦揃って過保護な上に溺愛しており手元に残していると言っていた。
余程の良縁談にしか頷くつもりはなかったようだ。
過保護だとぼやいていた。
やはり服装やら何やらシャルルの入れ知恵があったらしい。勿論やってしまったからには即時結婚である。
サルトリーヌ国が俺の配下になると決まった段階で、誰かを俺の妻に政略結婚させる事になる可能性を示唆はされていたと言うが、舞踏会でそれとなく娘達を俺に合わせてからお見合いの方が安心だろうとなっており、俺に話しを切り出す前に俺が手を付けたのが実情で、シャルルが誘導していたようだ。
行き遅れで根暗な自分を熱烈に口説く俺に口説かれ、総督に妻にして貰いたいとおねたりをするつもりだったようだが、俺の人となりが短い時間ながら素敵だと思ったらしい。
彼女は彼女で、こんなチャンスはないと、王族の大切な純潔を捧げ、それに対して責任を取って貰うように詰め寄るつもりだったらしい。
だが、俺は何をしたのか分かるとその場で妻になって欲しいと伝え勿論2つ返事で受け入れられた。
その場で結婚宣言をした。
この世界は2人が一緒に宣言をするだけでよい。
勿論複数の妻がいると理解していた。
確か散々はっちゃけたような気がする。
いやしちゃった。
彼女が俺の子を欲しいと呪文のように言っていて、俺も流れで俺の子を産んで欲しいとなった。
これは種の保存に対しての本能の所為かもわからない。
これから魔王と対峙しなければならない。
勝てるとも限らないし、死ぬ可能性があるので、自分の子を残したいと強く思った。
女を抱き、自分の子種を注いで子孫を残したいとの思いが働いたのだと思う。
そういう事にしよう!うん。
その彼女と少し話をし、着替えてそのまま総督の所に向かった。
娘さんを下さいではなく、結婚宣言をしたと報告するためだ、
総督夫妻は驚いていたが、彼女が俺の妻になったと聞いて泣いて祝福をしていた。
政略結婚が嫌いな俺にどうやって娘の誰かをあてがうのか頭が痛かったらしい。
その後アイリーン、みっちゃんに報告をしたが、彼女を選んだんだぁみたいな感じであっさり終わった。
みっちゃんを捕まえて怒らないのかと聞いたが、既にシャルルから各地方から少なくとも1人は娶ってもらわないと新たな大陸の運営に支障をきたすと言われており、既に納得していたんだよな。
殴られるのを覚悟していたから拍子抜けだ。
ただ、みっちゃんからは別のお願いをされたが・・・
サルトリーヌの総督の娘も1人までは許す!そんな感じだったらしい。
つまり、他の娘に手を出すのは浮気らしい。
よく分からないが、セーフらしい。
それはともかく、朝食を食べると皆で集まり、アーリバンへ攻め入る件について打ち合わせに入るのであった。
小鳥の囀りが聞こえる。
何があったのか一瞬思い出せない。
1つ言えるのは俺の布団には裸の女性がおり、小鳥の囀りが聞こえる。つまり朝チュンである。
チュンチュン・・・
どうしてこうなったかについて必死に頭を働かせて思い出そうとしている。
昨夜舞踏会に出て薄幸美人を捕まえ、酔っていたのもあり思いっきり口説き、そのまま今を迎えている。
思い出した!確かミレーヌと言った。
総督の長女で22歳。
性格が奥手過ぎて中々縁談が決まらず、総督も夫婦揃って過保護な上に溺愛しており手元に残していると言っていた。
余程の良縁談にしか頷くつもりはなかったようだ。
過保護だとぼやいていた。
やはり服装やら何やらシャルルの入れ知恵があったらしい。勿論やってしまったからには即時結婚である。
サルトリーヌ国が俺の配下になると決まった段階で、誰かを俺の妻に政略結婚させる事になる可能性を示唆はされていたと言うが、舞踏会でそれとなく娘達を俺に合わせてからお見合いの方が安心だろうとなっており、俺に話しを切り出す前に俺が手を付けたのが実情で、シャルルが誘導していたようだ。
行き遅れで根暗な自分を熱烈に口説く俺に口説かれ、総督に妻にして貰いたいとおねたりをするつもりだったようだが、俺の人となりが短い時間ながら素敵だと思ったらしい。
彼女は彼女で、こんなチャンスはないと、王族の大切な純潔を捧げ、それに対して責任を取って貰うように詰め寄るつもりだったらしい。
だが、俺は何をしたのか分かるとその場で妻になって欲しいと伝え勿論2つ返事で受け入れられた。
その場で結婚宣言をした。
この世界は2人が一緒に宣言をするだけでよい。
勿論複数の妻がいると理解していた。
確か散々はっちゃけたような気がする。
いやしちゃった。
彼女が俺の子を欲しいと呪文のように言っていて、俺も流れで俺の子を産んで欲しいとなった。
これは種の保存に対しての本能の所為かもわからない。
これから魔王と対峙しなければならない。
勝てるとも限らないし、死ぬ可能性があるので、自分の子を残したいと強く思った。
女を抱き、自分の子種を注いで子孫を残したいとの思いが働いたのだと思う。
そういう事にしよう!うん。
その彼女と少し話をし、着替えてそのまま総督の所に向かった。
娘さんを下さいではなく、結婚宣言をしたと報告するためだ、
総督夫妻は驚いていたが、彼女が俺の妻になったと聞いて泣いて祝福をしていた。
政略結婚が嫌いな俺にどうやって娘の誰かをあてがうのか頭が痛かったらしい。
その後アイリーン、みっちゃんに報告をしたが、彼女を選んだんだぁみたいな感じであっさり終わった。
みっちゃんを捕まえて怒らないのかと聞いたが、既にシャルルから各地方から少なくとも1人は娶ってもらわないと新たな大陸の運営に支障をきたすと言われており、既に納得していたんだよな。
殴られるのを覚悟していたから拍子抜けだ。
ただ、みっちゃんからは別のお願いをされたが・・・
サルトリーヌの総督の娘も1人までは許す!そんな感じだったらしい。
つまり、他の娘に手を出すのは浮気らしい。
よく分からないが、セーフらしい。
それはともかく、朝食を食べると皆で集まり、アーリバンへ攻め入る件について打ち合わせに入るのであった。
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