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第3章

第214話 サルトリーヌ統合

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 今回は繭にはセレネが一緒にいた。
 そして欲望の趣くまま揉みまくっていた。
 止まらない!止められない!
 モミモミモミモミすりすりすりすり!
 最高の揉み心地に俺は止まらない。
 耳はサラサラで撫で心地が素晴らしく、尻尾の破壊力は凄まじい!

 彼女は俺の匂いが好きだという。
 俺がもふっている間、クンスカしていたな。

 ひと通り堪能したらお昼寝だ!
 彼女を抱き枕にしたが、その温もりと体の柔らかさは至極の素晴らしさ。
 速攻で眠りに落ちたよ。

 で、トランシーバーの声で目が覚めた。
 降下し始めたとの事だ。 
 セレネは俺の護衛としていつでも飛び出せるようにスタンバっている。

 やがて着地したが・・・・
 ファンファーレが・・・
 しまった・・・
 内密にするように伝えていなかった。
 人、人、人、人
 城の練兵場に降り立ったが、どこから湧いてくるのか人が押し寄せていた。

 情報が漏れたのではない。
 明らかに告知している。

 真ん中に舞台が作られており、どう見ても国王がいる。

 シャルルから正装をと言われ、中二病的な服を着ており、セレネも騎士風の服を着るように言われていたから、この事態は想定するんだった。
 アイリーンとみっちゃんもドレスを着ている。
 やられた・・・

 アウインが先導し、俺の背後はセレネが守る。
 そのまま舞台に登ると国王が臣下の礼をし、王権移譲の式典が行われ、前国王にサルトリーヌ地方の総督を命ずる勅命を出す。

 拍手喝采で俺は引きつった笑顔ではあるが、群衆に手を振る。
 そして俺達が城の中に入ると司会が多分式典の終わりを告げると思う。

 そしてこの日は総督や家臣達と直接話し合い、その後魔導通信を使い、各地方の総督達が加わり、無事にアーリバン以外が統一された事を祝った。

 アーリバンについて確認したが、サルトリーヌもアーリバンと国境を接するが、ここ1ヶ月の間は行き来はまったくないという。 

 俺としてはこのまま勢いに乗りアーリバンへ行きたいのだが、それについて話し合いが行われた。

 1番の問題はどうやって行くかだが、俺がタウンドリフトを使うしかないとなり、結局いつものメンバーのみで行く事になった。
 魔導通信で連絡を試みるが、飛んでから5時間で何も来なければ、妨害があるものとするように伝えた。

 会議の後、俺は興味本位から城の中を探索した。
 昔とある人物の設計で城が建てられたのだが、トライデルもこのサルトリーヌも同じなのだ。
 クマーシャル等は一回り大きいが、この大陸の城は2つの図面しかない。
 同じ人物の設計なので間取りも大きさが違う以外同じだ。
 良く言えば迷わないが、悪く言えば機密がない。
 暗殺者が暗殺しやすく、過去の国王の死因の2割は暗殺者によるとの話だった。

 流石に内装は使う物が違うからデザインは異なるが、それはそれで中々興味深く見る事が出来た。

 そうして歓迎を受けており、夜には祝宴が催されたのであった。
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