異世界でぺったんこさん！〜無限収納５段階活用で無双する〜

第３章

第213話 会議

　サルベル総督に宰相をお願いする事になった。
　摂政というのを遠慮されたので、それでは宰相として補佐と俺が不在の時の全権代理２位をお願いした。
　１位はシャルルだ。
　ただ、シャルルは常に俺と行動を共にしているから、不在の時限定だと実質１位だ。
　宰相ならと受け入れてくれたが、俺がそんな言葉を知っている事にシャルルは驚いていた。

　その後、サルトリーヌへ飛ぶのだが、高校生達と少し話をした。
　基本的に厚遇されていたのと、アカデミーが楽しみだと言っていた。
　それと、不良５人組が何をしようとし、俺が捕まえたのと、その後道祖土奴隷にした事。
　彼らは俺の支配下に置き、行動の自由は限定的な話しだと伝えた。
　人相手の暴力も正当防衛以外禁止にし、魔法やスキルもそうで、魔物を倒す時は制限を外す。
　だが、拡大解釈は許さないとし、抜け道を探す事を禁じている。
　性交渉も心から愛する相手とのみで、しかも結婚するまで禁止とした。

　俺の処置に高校生達は流石に厳しいと唸る者もいれば、甘いと思う者と様々だった。

　また、アイリーンとみっちゃんは俺と婚約し、高校を卒業したはずの日を過ぎたら正式に結婚すると告げ皆を驚かせていた。

　また、誰かに言われたのだが、５人組が手を組んだ貴族をどうしたかの質問に俺はすっかり忘れていたと話すと、５人組に誰と繋がっているのか話をさせた。

　勿論即刻逮捕拘禁する事になり、厳しい取り調べが待っているだろう。

　また、魔導通信で各地方を結び、俺が１つ指示をした事がある。

　それは詳しい税金等の収支報告書を作成する事だ。
　お金の動きに詳しい者としてラフトを紹介し、会計監査をする事にした。

　恐らく金の動きがおかしいのが出てくるのと、不正を働いている者が必ずいる。
　ミスと不正を別で考え、不正に私腹を肥やした者を洗い出す為に調査をするように指示をした。
　これまた皆に驚かれたが、俺がこの世界に来る前はこの世界で言う金貸し屋で働いており、経理関係、お金の事についてスペシャリストだと少し話を盛って伝えた。

　また、国境を廃止したり兵士も半減させ、その分の人と金は街道整備や学校整備にと改めて話した。

　高校生達はこの世界の識者達より高等教育を受けており、冒険者になりたくない者や、希望する者をアカデミー卒業後にその辺りの仕事を指揮したり教育する側にとお互いに提案した。

　ただ、高校生達にはあくまでも選択肢の１つとした。
　勿論強制ではないとし、あくまでお願いする形だ。

　総督にはある程度話していたが、高校生には話していなかった。
　乗り気の者もいる。
　これからの事について不安がある者もいるし、折角の異世界、しかもファンタジーなので俺TUEEEをしたい者もおり、どうしたいかバラバラだ。

　改めて市井の中から人材を登用するように伝えたりと、俺にしては珍しく政治的な指示を出していた。　　

　そうしていると、そろそろサルトリーヌへ飛ぶとし、会議を抜け飛ぶ準備をし始める。
　そして一部乗者に見送られながらサルトリーヌへ飛ぶのであった。