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第5章

揉んでいた

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 晃は目覚め掛けており、何か柔らかい物の感触が手に感じ取れた。また、背中にも何か暖かく柔らかい感触があり、心地良さに微睡んでいた。

 特に手にある2つの柔らかい塊を何度も何度もモミモミしていた。癖になる感触で、止められなくなったのだ。そうしているとエニーのセクシーな喘ぎ声が聞こえて来た。どうしたのかな?と思いつつ、嫌な予感が湧き上がり、完全に目が覚めたのだ。目を見開いたが、目の前には誰かの髪の毛があった。

 ハッとなった。まさかと思い、今自分の手の中に収まっている物体の触診を行った。柔らかく心地良くて、温かさを感じ、更にちょっとした突起が有る。しかもその物体に直接触れている。人肌としか思えない滑らかさだ。

 この状況から考え得るのは、誰かを後ろから抱きつき、しかも服の中に手を入れ、直接胸を触り思いっきり揉んでしまったという事が分かる。 
 
 それまでの心地良い微睡みが吹き飛ぶ所か、一気に目覚め、更に青ざめて行く。

 そして晃はベッドから勢いよく飛び降り


「すいません、すいません、すいません」

 なんどもすいませんを連呼し土下座を始めた。そこで見えた者はエニーとルーシーの姿だった。背中にあった温もりはルーシーだという事は、晃が抱きついていたのはエニーという事になる。必死に土下座をして謝っている晃を慌ててエニーが起こす。

「何をなさっているんですか?起きてください」

 それでもやめないので、

「では晃様、ここにお座りなさい」

 ビシッと言ってのけたエニーがポンポンとベッドを叩き、そこに晃は腰掛けさせられた。隣にエニーが座りそして更に畳み掛けて行く。

 あの晃様、私の胸はどうでしたか?一晩中揉まれていましたよね。余程気に入って頂いたのでしょうか?」

 更に青くなる

「ご、ごめんなさい、ごめんなさい、僕はエニーになんて事をしていたんだ!確かに至福の感触だったけど、ごめんなさい」

「はい。寝る前からずっとでしたよ。これだけずっと私の体を弄くり回していたのですから、責任を取って私を娶ってくださいますよね?」

「はい、ごめんなさい、ごめんなさい。是非娶らせてください」

 そう言うと涙を流しながらエニーが晃を抱き寄せた。

「ありがとう。じゃあこれで私達はもう夫婦という事でいいですよね?ですから謝る必要は無いのですよ。夫婦であればあのような事をするのは当たり前の事なのですから」

 娶らせて下さいとは言ったが、何時とは言っていない。だがしかし、エニーの中ではもう娶って貰っており、奥さんになっているのだ。晃は、はぁ、とため息をつくが、ルーシィが羨ましそうにしていた。

「いいなーエニーは。晃様は私の事を何時娶ってくださるのかしら?」

 そんな感じである。そうして晃がやらかした感に打ちのめされていたのだ。しかし、誰かのお腹がキュルキュル鳴り出したので、じゃあ着替えて食事に行きましょうか!となった。

 そしてここで問題発生である。2人共晃の目の前で着替え始めたのだ。そう、躊躇なく裸になっていったのだ。慌てて晃が後ろを向いたが、

「何を驚いているのですか?夫婦なのですからお互いが着替えている姿を見るのは当たり前でしょ?」

 やはり既に夫婦になっている認識であった。

 それはともかくささっと着替えて食道に繰り出し、皆で朝食を食べるのであった。

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