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第4章
進むか?
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ドロップをしまい、今からどうすべきかセーフエリアに入り確認した。34階層にセーフエリアがあるが、それ以外は分からないと。無理して進むかもう休憩にするか。
セーフエリアが他にもあるかもだし、無いかもだ。体力的に34までは厳しいとなり、そのまま休憩に入る事になった。
魔物避けもそろそろ切れるタイミングでもあった。
今日の戦闘は5回程しかしていないが、かなり無理をして進んだので皆疲れていた。
テントを出して食事をする。
食材を出して調理は任せていた。ドロップの魔法書をどうするかレヴィと話す事にした。
中級魔法は晃が取得し、初級はレヴィが取得するとした。
三人組のうち二人は魔力を持たないから選択肢から外したのだ。レヴィは攻撃魔法を持たないので、初級を覚えて貰う。早速レヴィに読ませると初級の火魔法を取得し、ファイヤーボールとファイヤーウォールを覚えた。
続いて晃だが、光属性の中級だ。使える魔法は広域浄化いうアンデッド系に対する攻撃魔法と欠損修復だった。初級がすっとはされた感じだが、欠損修復は有り難かった。
リジビが左目を失っていて、試しに使うと目が再建された。怪我の治療は出来ないのだが、変な取得の仕方だった。
退避している者た達はそろそろ食料が尽きた筈だという。後3日もすれば死ぬ者が出始める。
晃は食料を確認する事にした。ただ、食料の多い少ないに関わらず晃達の食事の量は変えない。特に晃とレヴィが皆の生命線になるから、食事を減らして戦闘力が落ちてしまえば元も子もないからだ。
乾燥豆5L位が3袋、小麦粉5L位が6袋、大量のお菓子、何かのパスタのような乾麺200人前、麺の具材100人前、野菜の乾物1L位が5袋、野菜100食位、茶葉100回分、調味料各種、何かの粉5L1袋、お弁当90食位。そんな感じだった。
「あのー晃様?つかぬ事をお伺いしますが、何故にこれだけの食料をお持ちで?お菓子が多い理由は聞きませんが」
「あははは。えっとそれ言わなきゃ?多分僕の事を嫌いになるよ?」
「やましい事をされてるのですか?いえ、晃様はそのような事はされませんよね。多分女性絡みでその女性の関係先で不要な買物をして溜まってきたといった所でしょうか?」
「あはははぁ。何で分かるかなぁ?」
「はぁ、晃様、かまをかけただけよ。駄目ですよそこは誤魔化さないと」
「えっ?」
「あのね、私はね、晃様が他に想い人がいても良いのですよ。責任を取ると言われてある意味嬉しかったのですよ。多少なりとも私を多少なりとも好きでいてくれるのかなって。まだよく知らないけど、晃様がいなければ私は今頃オークの慰め者にされ犯され殺されていた筈なの。だから身も心も晃様に捧げるつもりなの。だからね、都合の良い女で良いから側に置いて欲しいの。好きなの。助けられた時一目惚れしたのよ。って会うのが二回目だったけれども。それとは別に私が言いたいのは駆け引きをちゃんとして欲しいからなの」
「えええ?怒ってないの?」
「もう晃様はバカね。朴念仁って言われるでしょ?」
アキラは乾いた笑いしかできなかった。
「あのね、レヴィちゃんからねその辺りの事は聞いてるの。それよりかまをかけられた時の対応が良くないの。女神様のファーストになった以上これから団長として皆を率いていかなければなのよ。こんな簡単な引っ掛けに躓いていちゃ駄目なの。好きになった人にはしっかりして欲しいだけなの。ね。あっ!偉そうな事を言ってごめんなさい」
「こっちこそごめんなさい。肝に命じるよ。あの、僕よくわからないんだ。その、女性と付き合った事がなくて、世界が違いすぎて。一つお願いがあるんだ。その、確かに僕がエニーを助けたけど、その前に助けられているんだ。だから、貸し借りなしなんだ。だから、体を捧げるとか言わないで欲しいんだ。恩人の立場じゃなく、対等な立場で接したいんだ。だから、一旦リセットして欲しいんだ」
「でも、今は危険を冒して下に向かってるのよ!」
「それは最初に僕を助けたのはエニーだけじゃなくて、えっと何団?エニーの所の団に助けられたから、救える人を地上に連れて行くまでがその時の借りなんだ。ただただ借りを返しているのだから気にしないで。僕の心はあの時から格好よく助けてくれたエニーに囚われているんだ。だから、地上に戻って落ち着いたらデートしてください!」
「まったくもう。そんな事を言われたらうんって言わないといけないじゃないの。ずるいよ。じゃあ、ケーキをご馳走してくださいね!」
そんな緊張感の無い会話の後、食事の後は明日に備えに眠りに付く。晃は左右にレヴィとエニグマに挟まれ、しかも抱きつかれ腕に当たる胸の感触が気になるが、疲れから堪能せずに眠りに落ちてしまったのだった。
セーフエリアが他にもあるかもだし、無いかもだ。体力的に34までは厳しいとなり、そのまま休憩に入る事になった。
魔物避けもそろそろ切れるタイミングでもあった。
今日の戦闘は5回程しかしていないが、かなり無理をして進んだので皆疲れていた。
テントを出して食事をする。
食材を出して調理は任せていた。ドロップの魔法書をどうするかレヴィと話す事にした。
中級魔法は晃が取得し、初級はレヴィが取得するとした。
三人組のうち二人は魔力を持たないから選択肢から外したのだ。レヴィは攻撃魔法を持たないので、初級を覚えて貰う。早速レヴィに読ませると初級の火魔法を取得し、ファイヤーボールとファイヤーウォールを覚えた。
続いて晃だが、光属性の中級だ。使える魔法は広域浄化いうアンデッド系に対する攻撃魔法と欠損修復だった。初級がすっとはされた感じだが、欠損修復は有り難かった。
リジビが左目を失っていて、試しに使うと目が再建された。怪我の治療は出来ないのだが、変な取得の仕方だった。
退避している者た達はそろそろ食料が尽きた筈だという。後3日もすれば死ぬ者が出始める。
晃は食料を確認する事にした。ただ、食料の多い少ないに関わらず晃達の食事の量は変えない。特に晃とレヴィが皆の生命線になるから、食事を減らして戦闘力が落ちてしまえば元も子もないからだ。
乾燥豆5L位が3袋、小麦粉5L位が6袋、大量のお菓子、何かのパスタのような乾麺200人前、麺の具材100人前、野菜の乾物1L位が5袋、野菜100食位、茶葉100回分、調味料各種、何かの粉5L1袋、お弁当90食位。そんな感じだった。
「あのー晃様?つかぬ事をお伺いしますが、何故にこれだけの食料をお持ちで?お菓子が多い理由は聞きませんが」
「あははは。えっとそれ言わなきゃ?多分僕の事を嫌いになるよ?」
「やましい事をされてるのですか?いえ、晃様はそのような事はされませんよね。多分女性絡みでその女性の関係先で不要な買物をして溜まってきたといった所でしょうか?」
「あはははぁ。何で分かるかなぁ?」
「はぁ、晃様、かまをかけただけよ。駄目ですよそこは誤魔化さないと」
「えっ?」
「あのね、私はね、晃様が他に想い人がいても良いのですよ。責任を取ると言われてある意味嬉しかったのですよ。多少なりとも私を多少なりとも好きでいてくれるのかなって。まだよく知らないけど、晃様がいなければ私は今頃オークの慰め者にされ犯され殺されていた筈なの。だから身も心も晃様に捧げるつもりなの。だからね、都合の良い女で良いから側に置いて欲しいの。好きなの。助けられた時一目惚れしたのよ。って会うのが二回目だったけれども。それとは別に私が言いたいのは駆け引きをちゃんとして欲しいからなの」
「えええ?怒ってないの?」
「もう晃様はバカね。朴念仁って言われるでしょ?」
アキラは乾いた笑いしかできなかった。
「あのね、レヴィちゃんからねその辺りの事は聞いてるの。それよりかまをかけられた時の対応が良くないの。女神様のファーストになった以上これから団長として皆を率いていかなければなのよ。こんな簡単な引っ掛けに躓いていちゃ駄目なの。好きになった人にはしっかりして欲しいだけなの。ね。あっ!偉そうな事を言ってごめんなさい」
「こっちこそごめんなさい。肝に命じるよ。あの、僕よくわからないんだ。その、女性と付き合った事がなくて、世界が違いすぎて。一つお願いがあるんだ。その、確かに僕がエニーを助けたけど、その前に助けられているんだ。だから、貸し借りなしなんだ。だから、体を捧げるとか言わないで欲しいんだ。恩人の立場じゃなく、対等な立場で接したいんだ。だから、一旦リセットして欲しいんだ」
「でも、今は危険を冒して下に向かってるのよ!」
「それは最初に僕を助けたのはエニーだけじゃなくて、えっと何団?エニーの所の団に助けられたから、救える人を地上に連れて行くまでがその時の借りなんだ。ただただ借りを返しているのだから気にしないで。僕の心はあの時から格好よく助けてくれたエニーに囚われているんだ。だから、地上に戻って落ち着いたらデートしてください!」
「まったくもう。そんな事を言われたらうんって言わないといけないじゃないの。ずるいよ。じゃあ、ケーキをご馳走してくださいね!」
そんな緊張感の無い会話の後、食事の後は明日に備えに眠りに付く。晃は左右にレヴィとエニグマに挟まれ、しかも抱きつかれ腕に当たる胸の感触が気になるが、疲れから堪能せずに眠りに落ちてしまったのだった。
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