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第146話 対策

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 翌朝俺達は31階層で待機だ。
 俺が1階に飛び、補給物資を受け取り情報教共有していた。

 現在異変に備えタワーの入り口には騎士団が常時待機し、入口近くに臨時の詰め所が設置された。

 ローラー作戦で低階層組と20階代組みとに別れミノタウロスに対処し始めたと聞いた。

 何処かに発生源があるはずなので虱潰しに23階層より上の探索を上位の冒険者が担っている。

 町の安全は俺達がいかに早くタワーを攻略するかに掛かっている。

 保存食を中心に食料をゲットしている。
 俺が戻ると皆退屈そうにしており、更に情報共有をした。
 しかし、戻ってから気がついたのだが、よくよく考えれば別段俺1人が1階に行かなくてと良かったのだと気がついた。

 2人が残り、異変があれば転移板でとっとと逃げれば良かったのだ。

 ただ、31階層からは出没するはずの魔物しか出なくなり、拍子抜けしていた。

 そんなこんなで順調に進んでいた。

 俺達は順調だったが、下層はそうではなかった。

 ミノタウロスの発生源が分からず、後手に回っており、1度、1階層にまで来てしまったらしい。

 階段で警戒していなかったかららしく、パトロール隊が通過した通路にミノタウロスが発生したりして警戒網をすり抜けてきたらしい。

 この反省から22階層と23階層の階段の所でミノタウロスを倒す事が出来るパーティーが待機し、その他に弱い冒険者は伝令として待機していった。

 勿論交代制であり、代わりに30階層台に異変がなかったことから、30階層より上の狩りが再開された。

 ただ、20階層台は要警戒として狩り場としては進入禁止とした。

 しかし、無視する者が後を絶たず、20階層台にはミノタウロスが出ると1階で騎士達が話して回り、行くならミノタウロスを倒す実力がないと死ぬと伝え、何人帰らなかったかを伝える事になった。

 そんな中俺達はマイペースで進んでいた。

 1日につき5階層進む形で、途中のセーフエリアになる所で2日に1度休憩だ。
 ボス部屋、セーフエリアの順で野営する形になり、タワー攻略まで屋敷に帰らない事にしていた。

 そんな中ミノタウロスによるスタンピードが起こり掛けたと報告された。

 幸い食い止めたが、10階層台のどこかでもミノタウロスが湧くようになったらしい。

 そんな中俺達は99階層を無事に突破し、ボス部屋前に来ていた。
 ボス部屋前はセーフエリアになり、基本的に魔物に襲われる事はない。

 80と90階層はカレンのアルマゲドンにてボスを倒していた。

 俺達は疲弊していた。
 本当はそのまま突撃したかったが、魔力の残りが怪しく、この日はボス部屋前にて休んでから100階層へ挑む事にしたのだった。
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