120 / 147
第120話 子供達への付与
しおりを挟む
母君は16歳で嫁ぎ、17歳で娘を産んだそうだ。
つまり国王の姉は11歳。小学5か6年生だ。
母君に対して賢者になりきった俺は、今度は怖いおネェさんに別の、つまり理不尽な仕打ちを受ける。
「貴様!前皇后様の胸を見ておきながら反応しないとはどういう事なのだ!理由如何ではちょん切るぞ!」
「ちょっと待て!反応したらちょん切るとか言っていなかったか!?だから必死に抑えたのに!」
「貴様!普通ご母堂様程の美貌ならつい襲ってしまい、Pな事や、PをPしてzyzするのが礼儀だろうに!そして陛下の義理の父親にならぬかァァァァァ!」
ハァハァハァハァと息を荒くして力説していた。
「あらあら。私振られましたのね。アッテンボロー様は紳士様なのですね。これでは娘に反応して責任を負わせる事が出来ませんわね・・・」
皆が俺が母君に反応せずただスキル付与を行なった事に対して称賛もあれば、あれだけの美人の半裸を目の前にして・・・非難の声もあがり、言いたい放題だった。
ため息しか出ないが、今は11歳の幼女が半裸にはなりスキル付与を待っている。
禁断の幼女のまな板にお触り・・・
無事にスキル付与は終わり、次に国王の待つ部屋に半ば逃げるように行ったよ。
女性陣の色々な視線が痛かったからさ。
で、母君は勿論、妻達もついてくる・・・
国王は母君からスキル付与をされた事を聞き、早く早くとウズウズしていた。
何せ持っているのは非戦闘系のみ。
剣術や身体能力向上等のスキルは持っていない。
成長と共にこれから生えるかもだが、どの段階でスキルが確定するかは諸説あるそうだ。
生まれつきで、大人になると封印状態だったのが開放されるとか、ある年齢までなら訓練等で後天的にスキルが生える等の意見がある。
しかし、国王は身長が低く、剣術訓練が苦手だった。
城にある魔石を鑑定すると剣術があり、今回付与するのは3つとしたが、剣術は即答で選んでいた。
残りは俺達がアドバイスした。
身体能力向上と防御力向上だ。
基本的に騎士達が守るが、彼らが駆け付けるまで身を守るのが最善と判断したのだ。
彼に突飛なスキルはいらない。
基本だが強力であり、持ち堪えられる可能性が高いスキルを与えた。
特に剣術を得た事がやたらと嬉しかったようで、俺は練兵場にて相対していた。
スキルに慣れる為だ。
剣術スキルを使うと飛躍的に強くなる。
剣道だと全国大会出場レベルだ。
だがそれまでだ。
スキルにはパターンがある。
攻撃パターンが読みやすいので、次の攻撃が予測しやすく簡単に対処できるのだ。
知能の低い奴や魔物相手なら無双する。
また、ある程度の腕前があるとスキルが生え、スキルに付属する技を使える。
斬撃を飛ばすのは剣技ではむりだから、持っていると戦いの幅が広がる。
そうしてスキルに使われるなとの最初の教えを行い、俺は師匠となったのだった。
つまり国王の姉は11歳。小学5か6年生だ。
母君に対して賢者になりきった俺は、今度は怖いおネェさんに別の、つまり理不尽な仕打ちを受ける。
「貴様!前皇后様の胸を見ておきながら反応しないとはどういう事なのだ!理由如何ではちょん切るぞ!」
「ちょっと待て!反応したらちょん切るとか言っていなかったか!?だから必死に抑えたのに!」
「貴様!普通ご母堂様程の美貌ならつい襲ってしまい、Pな事や、PをPしてzyzするのが礼儀だろうに!そして陛下の義理の父親にならぬかァァァァァ!」
ハァハァハァハァと息を荒くして力説していた。
「あらあら。私振られましたのね。アッテンボロー様は紳士様なのですね。これでは娘に反応して責任を負わせる事が出来ませんわね・・・」
皆が俺が母君に反応せずただスキル付与を行なった事に対して称賛もあれば、あれだけの美人の半裸を目の前にして・・・非難の声もあがり、言いたい放題だった。
ため息しか出ないが、今は11歳の幼女が半裸にはなりスキル付与を待っている。
禁断の幼女のまな板にお触り・・・
無事にスキル付与は終わり、次に国王の待つ部屋に半ば逃げるように行ったよ。
女性陣の色々な視線が痛かったからさ。
で、母君は勿論、妻達もついてくる・・・
国王は母君からスキル付与をされた事を聞き、早く早くとウズウズしていた。
何せ持っているのは非戦闘系のみ。
剣術や身体能力向上等のスキルは持っていない。
成長と共にこれから生えるかもだが、どの段階でスキルが確定するかは諸説あるそうだ。
生まれつきで、大人になると封印状態だったのが開放されるとか、ある年齢までなら訓練等で後天的にスキルが生える等の意見がある。
しかし、国王は身長が低く、剣術訓練が苦手だった。
城にある魔石を鑑定すると剣術があり、今回付与するのは3つとしたが、剣術は即答で選んでいた。
残りは俺達がアドバイスした。
身体能力向上と防御力向上だ。
基本的に騎士達が守るが、彼らが駆け付けるまで身を守るのが最善と判断したのだ。
彼に突飛なスキルはいらない。
基本だが強力であり、持ち堪えられる可能性が高いスキルを与えた。
特に剣術を得た事がやたらと嬉しかったようで、俺は練兵場にて相対していた。
スキルに慣れる為だ。
剣術スキルを使うと飛躍的に強くなる。
剣道だと全国大会出場レベルだ。
だがそれまでだ。
スキルにはパターンがある。
攻撃パターンが読みやすいので、次の攻撃が予測しやすく簡単に対処できるのだ。
知能の低い奴や魔物相手なら無双する。
また、ある程度の腕前があるとスキルが生え、スキルに付属する技を使える。
斬撃を飛ばすのは剣技ではむりだから、持っていると戦いの幅が広がる。
そうしてスキルに使われるなとの最初の教えを行い、俺は師匠となったのだった。
12
お気に入りに追加
744
あなたにおすすめの小説

無尽蔵の魔力で世界を救います~現実世界からやって来た俺は神より魔力が多いらしい~
甲賀流
ファンタジー
なんの特徴もない高校生の高橋 春陽はある時、異世界への繋がるダンジョンに迷い込んだ。なんだ……空気中に星屑みたいなのがキラキラしてるけど?これが全て魔力だって?
そしてダンジョンを突破した先には広大な異世界があり、この世界全ての魔力を行使して神や魔族に挑んでいく。

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。
アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。
両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。
両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。
テッドには、妹が3人いる。
両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。
このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。
そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。
その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。
両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。
両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…
両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが…
母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。
今日も依頼をこなして、家に帰るんだ!
この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。
お楽しみくださいね!
HOTランキング20位になりました。
皆さん、有り難う御座います。
外れギフト魔石抜き取りの奇跡!〜スライムからの黄金ルート!婚約破棄されましたのでもうお貴族様は嫌です〜
KeyBow
ファンタジー
この世界では、数千年前に突如現れた魔物が人々の生活に脅威をもたらしている。中世を舞台にした典型的なファンタジー世界で、冒険者たちは剣と魔法を駆使してこれらの魔物と戦い、生計を立てている。
人々は15歳の誕生日に神々から加護を授かり、特別なギフトを受け取る。しかし、主人公ロイは【魔石操作】という、死んだ魔物から魔石を抜き取るという外れギフトを授かる。このギフトのために、彼は婚約者に見放され、父親に家を追放される。
運命に翻弄されながらも、ロイは冒険者ギルドの解体所部門で働き始める。そこで彼は、生きている魔物から魔石を抜き取る能力を発見し、これまでの外れギフトが実は隠された力を秘めていたことを知る。
ロイはこの新たな力を使い、自分の運命を切り開くことができるのか?外れギフトを当りギフトに変え、チートスキルを手に入れた彼の物語が始まる。

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。

異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!
完結【真】ご都合主義で生きてます。-創生魔法で思った物を創り、現代知識を使い世界を変える-
ジェルミ
ファンタジー
魔法は5属性、無限収納のストレージ。
自分の望んだものを創れる『創生魔法』が使える者が現れたら。
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
そして女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
安定した収入を得るために創生魔法を使い生産チートを目指す。
いずれは働かず、寝て暮らせる生活を目指して!
この世界は無い物ばかり。
現代知識を使い生産チートを目指します。
※カクヨム様にて1日PV数10,000超え、同時掲載しております。
外れスキル《コピー》を授かったけど「無能」と言われて家を追放された~ だけど発動条件を満たせば"魔族のスキル"を発動することができるようだ~
そらら
ファンタジー
「鑑定ミスではありません。この子のスキルは《コピー》です。正直、稀に見る外れスキルですね、何せ発動条件が今だ未解明なのですから」
「何てことなの……」
「全く期待はずれだ」
私の名前はラゼル、十五歳になったんだけども、人生最悪のピンチに立たされている。
このファンタジックな世界では、15歳になった際、スキル鑑定を医者に受けさせられるんだが、困ったことに私は外れスキル《コピー》を当ててしまったらしい。
そして数年が経ち……案の定、私は家族から疎ましく感じられてーーついに追放されてしまう。
だけど私のスキルは発動条件を満たすことで、魔族のスキルをコピーできるようだ。
そして、私の能力が《外れスキル》ではなく、恐ろしい能力だということに気づく。
そんでこの能力を使いこなしていると、知らないうちに英雄と呼ばれていたんだけど?
私を追放した家族が戻ってきてほしいって泣きついてきたんだけど、もう戻らん。
私は最高の仲間と最強を目指すから。

俺だけ皆の能力が見えているのか!?特別な魔法の眼を持つ俺は、その力で魔法もスキルも効率よく覚えていき、周りよりもどんどん強くなる!!
クマクマG
ファンタジー
勝手に才能無しの烙印を押されたシェイド・シュヴァイスであったが、落ち込むのも束の間、彼はあることに気が付いた。『俺が見えているのって、人の能力なのか?』
自分の特別な能力に気が付いたシェイドは、どうやれば魔法を覚えやすいのか、どんな練習をすればスキルを覚えやすいのか、彼だけには魔法とスキルの経験値が見えていた。そのため、彼は効率よく魔法もスキルも覚えていき、どんどん周りよりも強くなっていく。
最初は才能無しということで見下されていたシェイドは、そういう奴らを実力で黙らせていく。魔法が大好きなシェイドは魔法を極めんとするも、様々な困難が彼に立ちはだかる。時には挫け、時には悲しみに暮れながらも周囲の助けもあり、魔法を極める道を進んで行く。これはそんなシェイド・シュヴァイスの物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる