ザ・タワー 〜俺にしかできない魔石を鑑定する能力!魔石を使っての魔法&スキル付与!この力で最強を目指す〜

KeyBow

文字の大きさ
上 下
90 / 147

第90話 ミリアの尻尾の付け根は不思議だ

しおりを挟む
 寝る前に皆とエッチな事を・・・していた訳ではなく、明日の話をしていた。

 妻達は食事の後お風呂に入っていたが、その、俺も一緒にね。
 ちょっと大変だった。
 何が?って?
 大きくなったのを鎮めるのがね。

 皆で輪っかになり背中を洗いあった。

 流石にこの人数だと狭いけど、浴場は湯船が1坪程で洗い場は2坪程ある。

 なので可能だったが、皆さんの裸をまじまじと見るのも余裕のない男に見られるから我慢だけど、男友達と温泉に入りに行った感覚にしようと努力はしたさ。

 でも隠さないから色々見えるんだよ。
 でもね、人の背中をあらうのは不思議な感覚だし、洗われるのはもっと不思議だ。

 真面目な風呂タイムだから、胸や股間へお触りも無いし、逆に御奉仕もなかったからね!

 初めてのお風呂タイムとなり、結局俺が皆の背中を1人ずつ洗い、前も洗ってとなったけど、流石に理性が飛ぶからと泣く泣く辞退したよ。

 本当はモミモミしたいんだけど、その、見られているのが分かるから単なる混浴の域を出ないだけなんだ。

 ヘタレなのもあるけど、愛している人と愛し合っているのは2人だけの記憶にしたいんだ。
 と綺麗事を言っているけど、実際は視線を感じるとゾワッとして萎えてしまうんだ。

 実は食事の時にカノープスさんに相談したんだよ。
 俺の能力から、それに適すると思うスキルを入手するしかないとなり、候補を教えてくれたんだ。

 ダークの上位でダークネス。
 ダークは頭を覆うのが精一杯で、文字通り暗闇を発生させる。
 大きさは頭部を覆うだけだが、対象者の視界を奪う事が可能だ。
 ダークネスは直径3m程の球体を発生させるのだとか。

 もう1つはフラッシュ。
 制御が難しいが明かりを灯すライトの上位で、数倍の光量になる。
 客間だとライトは何とか本が読める照明になる。
 フラッシュは目が開けられなくなり、主に戦闘での目潰しか、軍を率いて戦う時の照明にもなる。半径50m位の足元に十分な光量をもたらす事が可能だとか。

 どちらのスキルも今まで見た事が無いな。

 特にフラッシュは夜に普通の部屋で使うと光が外に漏れるからかなり目立つ為、昼間に使うか地下室や、光が漏れない様な工夫をした部屋で使わないとと教えられた。

 フラッシュを使い、誰かに外で見て貰わないとだな?

 そんな事を考えながら湯船に浸かっていた。
 隣を見ないようにしている。
 見ると胸が見え、反応してしまうからだ。

 スキル付与で胸を見たり触ったりしているだろう?と思うかもだけど、医者が診察時に女性の胸を見ても性的に反応しないようにするのと同じようになっているんだ。
 勿論性犯罪者もいるけど、俺は違う。
 それが出来るようになったから付与の店をと思ったんだ。

 ふとイリーヌが声を掛けてきた。

「主殿は大人なのだな」

「大人?」

「私達の肌を見ても落ち着いているから。でも、最初は反応していたから私達に魅力がない訳ではないのは分かるのだが、凄い精神力なのだな」

「ははは。ごめん。風呂では我慢しなきゃなのに、君達が綺麗過ぎるから反応してしまったんだ。不快な思いをさせてしまったね」

「安心したわ。私達の体では女として不満なのかと思ったじゃないの」

「そう言えば、嫌なら拒否しても良いけど、ミリア、尻尾の付け根を見たいな。人と竜人族の違いを見たいんだ」

 するとミリアは俺の前に立ち、背中を向けお尻を突き出した。

「撫でても良いけど、余り面白くも無いと思うわよ」

 尾骶骨の周りの部分から段々緑色になり繋目は不思議だった。

 少しお尻を撫でたりぷにぷにさせて貰ったけど、ヒューマンと変わらない。
 小尻で鍛えているからキュッと締まっていてやはりスタイルは抜群だ。
 胸も人のそれで、背中に羽の名残がある位だ。

 カレンと不思議そうに見ていた。
 カレンもまじまじと見るのは初めてだった。

 着替えは流石に俺が先に出たが、今日はトルネアが俺のベッドに潜り込んで来た。
 トルネアは基本的に無口だ。
 必要があれば長く話すのだが。
 俺はトルネアにして欲しい事を聞くと、子供が欲しい以外は一緒に居られればそれで良いと嬉しい事を言ってくれた。

 俺はそんなトルネアの気持ちが嬉しく、強く抱き締めながら心地良い眠りに落ちたのだった。
しおりを挟む
感想 11

あなたにおすすめの小説

貧弱の英雄

カタナヅキ
ファンタジー
この世界では誰もが生まれた時から「異能」と「レベル」呼ばれる能力を身に付けており、人々はレベルを上げて自分の能力を磨き、それに適した職業に就くのが当たり前だった。しかし、山奥で捨てられていたところを狩人に拾われ、後に「ナイ」と名付けられた少年は「貧弱」という異能の中でも異質な能力を身に付けていた。 貧弱の能力の効果は日付が変更される度に強制的にレベルがリセットされてしまい、生まれた時からナイは「レベル1」だった。どれだけ努力してレベルを上げようと日付変わる度にレベル1に戻ってしまい、レベルで上がった分の能力が低下してしまう。 自分の貧弱の技能に悲観する彼だったが、ある時にレベルを上昇させるときに身に付ける「SP」の存在を知る。これを使用すれば「技能」と呼ばれる様々な技術を身に付ける事を知り、レベルが毎日のようにリセットされる事を逆に利用して彼はSPを溜めて数々の技能を身に付け、落ちこぼれと呼んだ者達を見返すため、底辺から成り上がる―― ※修正要請のコメントは対処後に削除します。

外れギフト魔石抜き取りの奇跡!〜スライムからの黄金ルート!婚約破棄されましたのでもうお貴族様は嫌です〜

KeyBow
ファンタジー
 この世界では、数千年前に突如現れた魔物が人々の生活に脅威をもたらしている。中世を舞台にした典型的なファンタジー世界で、冒険者たちは剣と魔法を駆使してこれらの魔物と戦い、生計を立てている。  人々は15歳の誕生日に神々から加護を授かり、特別なギフトを受け取る。しかし、主人公ロイは【魔石操作】という、死んだ魔物から魔石を抜き取るという外れギフトを授かる。このギフトのために、彼は婚約者に見放され、父親に家を追放される。  運命に翻弄されながらも、ロイは冒険者ギルドの解体所部門で働き始める。そこで彼は、生きている魔物から魔石を抜き取る能力を発見し、これまでの外れギフトが実は隠された力を秘めていたことを知る。  ロイはこの新たな力を使い、自分の運命を切り開くことができるのか?外れギフトを当りギフトに変え、チートスキルを手に入れた彼の物語が始まる。

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~

いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。 他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。 「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。 しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。 1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化! 自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働! 「転移者が世界を良くする?」 「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」 追放された少年の第2の人生が、始まる――! ※本作品は他サイト様でも掲載中です。

【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~

石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。 ありがとうございます 主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。 転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。 ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。 『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。 ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする 「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。

ユーヤのお気楽異世界転移

暇野無学
ファンタジー
 死因は神様の当て逃げです!  地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

外れスキル《コピー》を授かったけど「無能」と言われて家を追放された~ だけど発動条件を満たせば"魔族のスキル"を発動することができるようだ~

そらら
ファンタジー
「鑑定ミスではありません。この子のスキルは《コピー》です。正直、稀に見る外れスキルですね、何せ発動条件が今だ未解明なのですから」 「何てことなの……」 「全く期待はずれだ」 私の名前はラゼル、十五歳になったんだけども、人生最悪のピンチに立たされている。 このファンタジックな世界では、15歳になった際、スキル鑑定を医者に受けさせられるんだが、困ったことに私は外れスキル《コピー》を当ててしまったらしい。 そして数年が経ち……案の定、私は家族から疎ましく感じられてーーついに追放されてしまう。 だけど私のスキルは発動条件を満たすことで、魔族のスキルをコピーできるようだ。 そして、私の能力が《外れスキル》ではなく、恐ろしい能力だということに気づく。 そんでこの能力を使いこなしていると、知らないうちに英雄と呼ばれていたんだけど? 私を追放した家族が戻ってきてほしいって泣きついてきたんだけど、もう戻らん。 私は最高の仲間と最強を目指すから。

異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜

KeyBow
ファンタジー
 間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。  何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。  召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!  しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・  いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。  その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。  上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。  またぺったんこですか?・・・

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる 

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ 25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。  目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。 ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。 しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。 ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。 そんな主人公のゆったり成長期!!

処理中です...