ザ・タワー 〜俺にしかできない魔石を鑑定する能力!魔石を使っての魔法&スキル付与!この力で最強を目指す〜

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第86 話 女神に覗かれた

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 結局、愛し合っているのを誰かに見られるのは嫌だとなり、胸をチュパチュパするのが精一杯だったが、カレンにこの世界の結婚はどんなのかを聞いたら知っていたので教えて貰った。

 神殿にて宣言するだけだそうだ。

「カレン、ちゃんと言っていなかったけど、正式に結婚したい。今更かもだけどさ」

「うん。確かに今更だけど嬉しわ。明日皆に報告するね」

「ひょっとしたら神様が順番が違うと、正式に結婚するまでは愛し合うなと警告をしてきたのかな」

「確か奴隷と愛し合ったら英雄で無くなるのだったかしら?」

「うん。カレンと体の関係を持ったら奴隷とも体の関係になるから警告をしてきたのかも。夢で賭けているとか聞こえた事があるから、それ絡みかも」

 本来であれば知り合っても、結婚するまで年単位掛かると思うけど、吊り橋効果か、生存本能からかお互い結婚を急いだ。

 危険は世界に見を置いているからか子を残したい欲求が沸々と湧いてくる。


 俺達の場合、カレン、俺の順で命を守る事になる。
 死者蘇生の秘薬は俺がストレージに入れているからだ。

 ストレージ持ちが死んだらストレージの中身がどうなるか分からないからだ。
 そう、現状死体さえあれば例えカレンが死んでも俺が生き残ればカレンを生き返らせる事が可能なのだ。

 本当は裸で寝たかったが、何者かの不躾な視線が消えないので服を着たまま眠った。

 別に風呂や着替えを見られるのは良い。
 俺自身がそれらを覗いて興奮する性癖を持ち合わせていないからだ。


 朝になり皆のところにカレンが先に行った。
 何が起こって何ができなかったのか説明と、着替えたら俺が来るのを伝えて貰う。

 皆心痛な表情を浮かべる。
 少なくとも俺は人前で女を抱けないと分かったからだ。

 どういった手段なのか分からないがニンイの場所に目を置けるようだ。
 記録されたら堪ったものじゃない。

 AVは見ても出るなんてもっての外だ。
 神の仕業として、映像を記録されたら覗き系のAVの出来上がりだ。
 これまでも見られている感じは時折あったが、今回は俺とカレンが愛し始めたのを見て興奮し、ハアハアしている声が漏れ聞こえてきたので判明したのだ。

 そう、それを見ていた女神がこれから2人がお互い初体験をするので興奮し、分かり易く言うとマイクをオンにしてしまい、気が付かれたのだ。

 ZOOMなどで会議や研修をする時にマイクが入っている感じである。
 使った事がある人は分かると思うが、発してはいけない愚癡が参加者全員に聞かれるあれである。

 それに見られていると分かると俺の息子は萎縮してしまった・・・

 コホン。
 今日は皆とまず魔石を買い、その足で神殿に行きカレンと正式に結婚する。
 その後タワーへ入る感じだ。

「残念だったわね。でも覗かれたなんて酷いわよね」

 シルフィスが慰めてくれたが、まあ、昨夜カレンが俺のところに何をしにきたかそりゃあ分かるわな。

「なあ、こんな魔法かスキルはあるかってのを聞きたいんだが良いか?」

「そんなにカレンとやりたいの?スケベね」

「駄目か?好きな人とそうしたいだけだ」  

「真っ直ぐね。で、何が知りたいのかしら?」

「俺の知っているダークとかライトとかって、精々頭部を覆う程だろ?部屋全体をカバーできるのはないか?」

「そう言う事ね。一応あるけど、上級魔法だから私を含めこの中の子達では使えないわ」

「よし。じゃあ魔石からのを期待するしかないな。じゃあ朝食の後魔石を買ってから神殿に行こう!」

 そうして俺達は魔石を買ったりしてから神殿に向かい、神官に結婚の届に来た旨を告げ手続きに入るのであった。
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