ザ・タワー 〜俺にしかできない魔石を鑑定する能力!魔石を使っての魔法&スキル付与!この力で最強を目指す〜

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第83話 ドロップを確かめる

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 俺の体はよりによってカレンをレイプする形で童貞を卒業するところだった。 

 そして部屋に戻るとミリアに土下座された。
 理由はボスを倒す時に俺には見ていて欲しいと告げ、ミリアが指揮をしたからだ。

「私のミスです。申し訳ありませんでした。もう少しでカレンの純潔を散らすところでした」

「ミリア、私なら良いのよ。相手がアロンなら。少し早くなっただけだから。ただ、2人きりで雰囲気のある中の方が良かっただけだから」

「カレンさん、違うのよ。あの状態のアロン様はアロン様の体であってアロン様ではなかったの。子種はアロン様のではなく、あの魔物の子種で、妊娠率は100%なの。そして生まれるのはあの魔物と人間の融合体。そして魔王候補になる者が生まれるところだったの」

 ルシアスが補足説明をしたが、驚きの事実だった。

「ちょっと待て!じゃあ俺が誰かを身籠らせたら魔王候補が生まれるのか?」

「いえ。ボス部屋で体を乗っ取られていた時の話ですわ。今お情けを頂いて身籠ったとしたら普通にアロン様の子になります」

 俺はホッとした。

「ルシアスさん、じゃあ私がアロンの子を授かっても問題ないのよね?」

「問題ないですわ」

「・・・なあ、あのボスって本来あれだったのか?俺が聞いているのより大きかったぞ」

「多分違いますわ。油断したのもありますが、稀に出る異常種だと思います」

「ならミリアが謝る事はないさ。俺も違和感を感じていたが、指摘しなかったからな。それよりカレン、済まなかった。お詫びに俺に出来る事なら何でもするよ」

 カレンの目が輝いた。

「ちょっと失礼します!後で希望を伝えますね!」

 そう言ってからカレンは1度部屋を出ていった。

「トイレか?」

「主殿、女性に対してデリカシーがなさ過ぎると思うぞ」

 イリーヌに怒られた。
 流石にトイレか?とは言えなかった。

「アロン、魔石とアイテムを鑑定するのデス!楽しみデス!」

 いつもマイペースで周りの会話に同調しないトルネアが突然告げた。 

 トルネアから渡された魔石ではないオーブのような玉が填められたペンダントが7つあり、鑑定すると全て同じだった。

「これは念じれば防具になるぞ。再び念じれば消えるな。よし、カレンが戻って来たら試そうか。でもお揃いのデザインのようだから悪目立ちしないかな?そうだな最初に血を垂らした者の体格に合わせた服のようなのだな。打撃に対してはプレートアーマーよりは落ちるが、チェーンメイルより上だ。ただ、斬り付けに対しては特殊な防御力無視や貫通系じゃなきゃダメージが通らないぞ!」

 皆がなっ!と唸る。

「アロン、それはとてつもない防具なのではないのか?これはアロンからの婚約の品ね」

「何だって?ああ。かなりのチートアイテムだろうな。皮肉な事に俺がやられたあの突き刺しを防ぐアイテムをドロップしやがったな。その前に入手したかったな」

 そう、20階層のボスを倒した時にそのボスに効果的なアイテムを残したのだ。遅いよ!

「でもボス周回で役に立つから変なタイミングではないと思うぞ!それに7人が同じ格好なのは良いと思うぞ!私もビキニアーマーを卒業できそうだ」

 俺もそこには同意する。ビキニアーマーとは言え、あのけしからん果実が上下するのを他の男に見せたくない!この果実は俺のだ!と言いたいが言えない。

 また、他には1度限りしか使えないが、死者蘇生が可能なポーションだった。
 魔石はボスが落としたのは死者蘇たま。
 トレジャーボックスにあった魔石は状態異常を治療する【状態異常回復】だった。

 各フロアボスのはこうだ。

 スキル
【剣術】
【槍術】
 魔法
【トルネード】
【ファイヤーボール】

 そしてカレンが戻ってきたので、早速皆でペンダントを試すが、女性陣は皆下着姿になった。

「主殿、何をしているのだ?下着にならなければ装着出来ないと思うぞ!?」

 そう言えばそうだなと思い俺も下着のみになり、それぞれペンダントを持ちナイフで指先を切り血を垂らす。

 頭の中にユーザー登録が完了した旨のアナウンスが聞こえ、カウントダウンをして一斉に装備を展開した。

 白生地に青いステッチがはいった軍服?のようなやり過ぎのデザインだ。
 俺のはズボンで女性陣は膝より上のミニスカ。
 勿論女性陣の胸元は谷間がバッチリだ!うん。中二病をこじらせているとしか思えないが、女性陣は見て見て!とキャッ!キャッ!キャッ!キャッ!と嬉しそうにしているから良いか。

 6人がスカートをちらちらとしており、更にカレンがからかってきた。
 パンチラがぎりぎり見えない。

「アロン?さっきからスカートの中を見たそうにしているけど、見たいの?良いわよ?」

「えっ!?良いの?」

 ぱさり

 カレンのスカートをペロリンチョした。

 さっきも見ているが、やはり違う。
 スカート捲りは男のロマンだ。
 手のひらの跡が頬に残ったが・・・ヨカヨカ。
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