ザ・タワー 〜俺にしかできない魔石を鑑定する能力!魔石を使っての魔法&スキル付与!この力で最強を目指す〜

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第82話 カレンレイプされる?

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「ぐああああああああ!ゴフッ!」

 俺は口から血を吐き出し膝を付いた。

 誰かが俺の背中から突き刺して来たそれを俺から引き剥がすも、胸に空いた穴から血が吹き出す。
 慌てて回復魔法を使うが上手く行かない?
 痛みと痺れで俺は唸るしかなく、体が震えた。

 いや、痙攣した。
 カレンが必死に欠損修復やらをしていた。
 しかし肉体は回復するも特殊な状態異常に蝕まれて行き、俺は精神に異常を来たした。

 カレン以外は俺を突き刺したそれ、つまりボスの下半身と言うか本体と戦っていた。
 俺が斬り落とした下半身がボスの本体で、残りが本体から遠隔操作されていたっぽい。

 俺は意識が飛んだ・・・

 汚染されたアロンは痛みと痺れから、体と精神を蝕まれやがて意識を失った。
 すると体内に侵入した奴に精神を侵食され、ついに体を乗っ取られた。

 目の前の女がこの体を必死に回復させようとしているな。
 美人だ。
 モノにしたい。
 覆い被さっている女を跳ね除けると上下入れ替わるようにして女を床に転がした。

 おっ!道着を着ているな。
 一気に胸を開けさせた。
 おお!見事な体だ!
 これならば丈夫な子を産めるな!
 唖然とし固まったな。
 これはチャンス。
 この男の体は中々良い。
 孕ませてやる!
 本体は長く持つまい。
 その前にこの女を孕ませて、その子に憑依してこのタワーから出てやる。

 下半身を出し、子種を注いでやる!
 あっ!本体が殺られた。間に合うか?
 ほら行くぞ!
 後は体を押し込めばこの男のxxがこの女の体内に侵入する。
 抵抗しても無駄だ!

「アロンさん!こんな所で駄目です!やめてください!目がおかしいですよ!ちゃんとロマンチックにしてくれなきゃ嫌です!」

 っち!大人しく股を広げろ!

 ガツン!
 蹴られて吹き飛ばされた。
 誰かが押さえ込んで来た。
 やめろ!離せ!
 まだ子種を注いでいないのだ!

 体を乗っ取られたアロンだが、カレンの純潔を奪う直前に、そう、1つになる直前にミリアが飛び蹴りを放ち、アロンを吹き飛ばした。
 そして皆で体を抑え込み、ルシアスが何が起こったのか察した。

「多分ボスに体を乗っ取られています。今から取り除きます!」

 アロンは必死に抵抗するも、神殿で学んだルシアスは取り憑いたモノを引きずり出した。

 そして服を整えたカレンがミナモンを一閃し、体から出て来た本体を倒した。

 するとエフェクトが発生し、魔石を残した。
 また、トレジャーボックスが現れたので、今度こそボスを倒したのだと女性陣は理解した。

 ・・・

 直ぐに俺は目覚めたが、意味が分からなかった。
 ミリアとイリーヌに体を抑え込まれているのと、下半身が妙にスースーする。
 何故か興奮しており俺の股間は勃起している。

「これがやがて私達を?グロいわね」

「凄いわ。これほどとは!」  

「皆どうしたんだ?痛いから離れて欲しい」

 イリーヌとミリアは抑え込むのを解除して立ち上がった。

「奴隷商の所で見させられたのよりかなり大きいのだな」

「竜人族のより大きいね!」

 皆俺の下半身を見ている?

 見られた!
 しかもガン見された。

 俺は必死に股間を隠した。
 取り敢えずズボンを履き、ドロップを拾い、トルネアが回収したトレジャーボックスの中身を持って21階層へ行き、転移板を使いタワーを出た。

 急ぎ宿に戻ったが、そこで何があったのか教えて貰った。
 俺は血の気が引いた。

 カレンに向き合う。

「責任を取る。今直ぐ結婚しよう」

「ちょっと、何を言っているの?嬉しいけど突然よ」

「俺は乗っ取られたとはいえ、カレンの純潔を奪った。謝って許される事じゃないのは分かるけど・・・」

「や、止めて下さい!」

 土下座をした俺を起こしてくれた。

「まだ処女ですから!勝手にやられた事にしないでください!」

「主殿、寸前でしたがカレン殿の純潔は守られたのだ。だから取らねばならない責任はないぞ!。しかし、即時に娶るのは良い話だと思うぞ」

 俺は安堵からその場に座り込んだが、恐ろしい敵だった・・・
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