ザ・タワー 〜俺にしかできない魔石を鑑定する能力!魔石を使っての魔法&スキル付与!この力で最強を目指す〜

KeyBow

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第34話 魔石の鑑定

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 俺はタワーの入口付近でイリーヌが出てくるのを待っていた。
 その間にステータスの確認と魔力上げを行う。
 それと頻繁に魔力回復ポーションを飲む事について2人に反対されたのだが、その理由によりステータス上げの為に飲む事を諦めざるを得なかった。 

 カロリーが高いのと、1時的に躁鬱になったりするらしい。
 どうやら麻薬か毒物の1種のようで、常用すると麻薬に対する依存性が出てしまうので解毒薬を飲む事になる。
 その解毒薬が高価なのと、太ってしまうので解毒薬は1か月に1度くらいしか飲まないのが普通の事なのだそうだ。
 だが、戦闘中やタワーに入っている時に躊躇うと死に繋がるから飲むんだけど、その後薬を抜くのに苦労するとか。

 ただ、毒性の無い上級ポーションとかもあるらしいが、金貨10枚もするとか。
 その金額が一般家庭の1ケ月分の生活費相当となると、気軽に手が出ない。

 それはともかくステータスを確認していこう。

名前 アッテンボロー
レベル 44
体力 62(4)+補正15
魔力 56/87(29)+補正16
体強 61(3)+補正15
魔強 61(3)+補正15
ボーナス残り 2
第1職業 魔法剣士
第2職業 英雄
【称号】
 盗賊討伐者
 ルーキー
 賞金稼ぎ
【魔法剣士固有スキル】
 ダブル
 魔力回復小
【英雄固有スキル】
 鑑定 レベル1
【エクストラスキル】
 強化
【一般スキル】
 転移 レベル1
 言語理解
 棒術 レベル1
 剣術 レベル2
 ストレージ レベル3
 アイテムドロップ率向上
 身体能力向上 レベル1
 狂乱
 テレポート レベル1

【魔法スキル】
 ヒール
 ファイヤーボール

 レベルが2つ上がっているな。
 パラメーターを見ても今はあまり意味を成さない。
 何故なら比較対象がないからだ。
 ただ、今までのステータスは《全て》記憶しているから、この世界に来た直後のステータスとは比較できる。
 なので過去に苦戦した魔物に対し、どれだけ簡単に倒せるようになったか位しか分からない。
 多分他人のパラメータを鑑定で見れるのだろうが、今は無理だ。
 鑑定をどこまで上げれば行けるのか不明だ。

 特別に得たエクストラジョブ?のスキルである鑑定は奥が深いと思う。これがなければ魔石からスキルを得られるなどとは気が付かなかった。
 それと付与する時に俺が使ったのと同じ呪文をルシアスとイリーヌが発してもスキル付与が出来なかった。
 何故俺にしかできないか分からない。

 1度鑑定を上げるか?
 魔力を上げるのも大事だと思うが、パラメーターにしろスキルレベルにしろ、魔力を消費しなければならない。
 悩むところだ。
 上級ポーションを大量に買うか?
 中毒性は無いがカロリーが高いから太る事には変わりないんだよな。
 太って動きが悪くなったら本末転倒だ。

名前 アッテンボロー
レベル 44
体力 62(4)+補正0
魔力 -57/89(32)+補正63
体強 61(3)+補正0
魔強 61(3)+補正0
ボーナス残り 0
第1職業 魔法剣士
第2職業 英雄
【称号】
 盗賊討伐者
 ルーキー
 賞金稼ぎ
【魔法剣士固有スキル】
 ダブル
 魔力回復小
【英雄固有スキル】
 鑑定 レベル2
【エクストラスキル】
 強化
【一般スキル】
 転移 レベル1
 言語理解
 棒術 レベル1
 剣術 レベル2
 ストレージ レベル3
 アイテムドロップ率向上
 身体能力向上 レベル1
 狂乱
 テレポート レベル1

【魔法スキル】
 ヒール
 ファイヤーボール

 魔力上げがきつくなってきたな。
 鑑定を上げるのにやはり魔力は20必要だったし、魔力は3しか上げられなかったか。

 時折入口を見るもイリーヌの姿はない。
 取り敢えずイリーヌが来るまで未鑑定の魔石を鑑定して時間を潰すか。

 先程仕入れた魔石はこうだ。

 魔石小《マ》
 最低ランクの魔石
 魔法を付与する事が出来る。
 付与可能魔法《アースホール》

 魔石小《マ》
 普通ランクの魔石
 魔法を付与する事が出来る。
 付与可能魔法《ファイヤーボール》

 魔石小《マ》
 普通ランクの魔石
 魔法を付与する事が出来る。
 付与可能魔法《ウォーターボール》

 魔石中《ス》
 最低ランクの魔石
  スキルを付与する事が出来る。
 付与スキルは《防御力アップ》

 魔石中《ス》
 中ランクの魔石
  スキルを付与する事が出来る。
 付与スキルは《獲得経験値アップ》

 魔石大《ス》
 最低ランクの魔石
  スキルを付与する事が出来る。
 付与スキルは《エスケープ》

 魔石大《マ》
 最低ランクの魔石
 魔法を付与する事が出来る。
 付与可能魔法《エリアヒール》

 ここまではカノープス商会で買った魔石で、他の魔石屋で買ったのは小が3個と中が1個、最後の店では小が1つだった。
 それと最後に手に入れたのがケルベロスの魔石だ。

 取り敢えず小から鑑定するか。

 魔石小《ス》
 最低ランクの魔石
  スキルを付与する事が出来る。
 付与スキルは《調理》

 魔石小《ス》
 最低ランクの魔石
  スキルを付与する事が出来る。
 付与スキルは《靴磨き》 

 魔石小《ス》
 最低ランクの魔石
  スキルを付与する事が出来る。
 付与スキルは《肩もみ》
 
 魔石小《マ》
 低ランクの魔石
 魔法を付与する事が出来る。
 付与可能魔法《ファイヤー》


 魔石中《マ》
 最低ランクの魔石
 魔法を付与する事が出来る。
 付与可能魔法《アイスランス》

 魔石大《》
 中ランクの魔石
 鑑定レベル不足により表示不可

 小さいのはなんだかなぁ・・・肩もみって何だよ・・・まだ靴磨きなら子供の仕事として有りだから分かるが・・・マッサージか?・・はぁ。

 アイスランスは多分中級魔法だよな?良さそうだな。
 ただ、ケルベロスのはまだ鑑定できないのか。
 次は最優先で鑑定を上げよう!

 ふとタワー入り口の方が騒がしいなと思うと、タワーの入口から血塗れの人が出て来ているのが見て取れた。
 よたよたと歩くが、左腕の肘から先がなく、右手で傷口を押さえている。しかも顔に大きな傷を負っており、片目が見えないと思われる。
 その凄惨な状態に皆道を開けていた。

 誰だ?と思いじっと見ると、どうみてもイリーヌとしか思えなかった・・・
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