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第33話 死亡者の報告
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俺はボス部屋に落ちている物を全て拾っていたが、コンディションカードはルシアスが拾っていてくれており、まとめて渡された。
タワーを出るとさあこれからどうしましょう?になるのだが、ルシアスがギルドへ真っ直ぐに向かうので、俺は後をついていく。
ルシアスは当たり前のように堂々と進む。
時折俺がついてきているか気にしてはいるが、迷う事なく進んでいる。
・
・
・
まだ早い時間なのでギルドの受付は空いており、ルシアスが空いている受付を見ると迷わずに向かった。
俺を待たずに話し始めると2人して俺を見ている。
俺は周りの様子を見ていてゆっくり進んでいたが、ルシアスの顔は遅いと文句を言っているように見えなくもない。
「ごめんなさい。コンディションカードを!」
良く分からないが、受付のお姉さんにコンディションカードを見せなければならないらしい。
俺はコンディションカードを取り出すとカウンターに置いたが、受付のお姉さんは困った顔をした。
「あ、あのう、亡くなった方のカードがほしいのですが・・・」
俺は真っ赤になりながら死んだ奴のカードを出したが、ルシアスの事でテンパっていて見ていなかった。
「そ、そんな。この人達C級なのに・・・」
「どう言う事ですか?」
「平均レベル60程で、恐らく25から40階層と中層をメインにしているはずなの。多分準備運動位の感覚で50階層辺りのボスが出たのだと思います」
出したカードは3人だ。
「3人のカードだけでしたか?」
「落ちていた装備も3人分だったな」
「はい。私も3人分だったと思います。それにボス部屋を出る時にはもう何も落ちていないのを私も確認しています」
「ごめんなさい。念の為2人のコンディションカードを見せてください」
俺達のカードは黒文字だ。
「荷物はどうすれば良いんだ?」
「タワーのルールは至って単純です。ボス部屋等で魔物に殺された人の装備は最初に発見した方に所有権があります。使われるもよし、売るもよしですわ。報告ありがとうございました」
受付のお姉さんからタワー内で死亡した者について報告事してくれた事に対してお礼を言われ、ギルドを後にした。
そして道の脇に行くとルシアスは申し訳無さそうにした。
「アロン様、アロン様に確認せずにギルドに報告しまして申し訳ありませんでした」
「いや、必要な事なんだろ?俺は色々な事を知らないからさ、逆に俺がお礼をするところだろ?」
「そう言って頂けると有難いです。前に1度今回と同じように死亡者の荷物を見付けたのですが、ゾーイ達は荷物を漁るだけでカードは放置していました。私が拾うのも禁じられました。犯罪ではありませんが、せめて知っている人がその人の死を知る機会を消したくはないのです」
俺はルシアスの頭を撫でるとルシアスは満面の笑みを浮かべた。
「少し早いがイリーヌを迎えに行くか?」
「そうですわね。入れ違いにならなければ良いのですが」
「まあ、その時はその時で良いんじゃないの?待っている間にやりたい事もあるしさ」
「あのう、その、腕を組んでも宜しいですか?」
思い出した。死んだと思って色々言ったのだと。
確か彼女にするとかしないとか?
「ああ。ほら!腕位、一々聞かなくても良いよ」
余裕のよっちゃんだ?を演出する。
「し、失礼します」
あれっ?
グイグイ来ないな?
軽く腕を絡ますだけで、俺の期待した胸を押し当てるのではない。
ちょっと残念だけど、知り合ったばかりの距離感としては良い感じかな?逆にグイグイ来なくて好感度が高いかな。
でももう胸見ちゃったし触っちゃった。
でも真面目な行為だから、男女のそれではないんだよな。
でも意識してしまう。
美少女といや、美女と腕を組んで歩くのって何か優越感があるな。
なんであんな奴が美人と?と羨ましいなと思うような視線を感じるぜ!
取り敢えず何か話をしないと・・・
あかん!話題がない・・・でもさっきの事を聞くか。
「体は大丈夫?さっき胸を斬られたけど」
「はい。もうすっかり元通りですわ。これでも回復担当ですのよ。必死に私を救おうとしてくれて嬉しかったです」
「ごめん。勘違いして装備を壊しながら服を剥ぎ取ったから、まだ血で汚れているよな。先に宿に帰って風呂に入るかい?」
「それでしたら綺麗に拭いて頂きましたので、替えの服を買いに行きたいですわ」
「気持ち悪くなければ良いんだ。じゃあ俺はタワーへイリーヌを迎えに行くから、ルシアスは服を買ってからタワーに来て。もし入口近くにいなかったら宿に戻っていてね」
俺はそっとお金を渡す。
「お金は余裕があるから、少し余分に買っても良いし、使い切っても良いから好きなのを買うんだよ」
「ありがとうございます」
ルシアスは残念そうな顔をしながら俺と別れて買い物に行った。
女の買い物は長いし、肌着とか買うのはどうせ俺は店に入れないから別行動にしたんだよな。
それに俺に遠慮せずに買い物ができれば欲しい物を買えるだろう。
もう少しお金が欲しかったのかな?
勿論ルシアスはアロンと腕を組んでの買い物をしたかったのだが、アロンはそんな乙女心を分からないのだ。
奴隷の主人ではなく、1人の男として接しようとしているルシアスの心を理解していなかった。
それが分かりルシアスはため息をついていた。
鈍感!と・・・・
タワーを出るとさあこれからどうしましょう?になるのだが、ルシアスがギルドへ真っ直ぐに向かうので、俺は後をついていく。
ルシアスは当たり前のように堂々と進む。
時折俺がついてきているか気にしてはいるが、迷う事なく進んでいる。
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まだ早い時間なのでギルドの受付は空いており、ルシアスが空いている受付を見ると迷わずに向かった。
俺を待たずに話し始めると2人して俺を見ている。
俺は周りの様子を見ていてゆっくり進んでいたが、ルシアスの顔は遅いと文句を言っているように見えなくもない。
「ごめんなさい。コンディションカードを!」
良く分からないが、受付のお姉さんにコンディションカードを見せなければならないらしい。
俺はコンディションカードを取り出すとカウンターに置いたが、受付のお姉さんは困った顔をした。
「あ、あのう、亡くなった方のカードがほしいのですが・・・」
俺は真っ赤になりながら死んだ奴のカードを出したが、ルシアスの事でテンパっていて見ていなかった。
「そ、そんな。この人達C級なのに・・・」
「どう言う事ですか?」
「平均レベル60程で、恐らく25から40階層と中層をメインにしているはずなの。多分準備運動位の感覚で50階層辺りのボスが出たのだと思います」
出したカードは3人だ。
「3人のカードだけでしたか?」
「落ちていた装備も3人分だったな」
「はい。私も3人分だったと思います。それにボス部屋を出る時にはもう何も落ちていないのを私も確認しています」
「ごめんなさい。念の為2人のコンディションカードを見せてください」
俺達のカードは黒文字だ。
「荷物はどうすれば良いんだ?」
「タワーのルールは至って単純です。ボス部屋等で魔物に殺された人の装備は最初に発見した方に所有権があります。使われるもよし、売るもよしですわ。報告ありがとうございました」
受付のお姉さんからタワー内で死亡した者について報告事してくれた事に対してお礼を言われ、ギルドを後にした。
そして道の脇に行くとルシアスは申し訳無さそうにした。
「アロン様、アロン様に確認せずにギルドに報告しまして申し訳ありませんでした」
「いや、必要な事なんだろ?俺は色々な事を知らないからさ、逆に俺がお礼をするところだろ?」
「そう言って頂けると有難いです。前に1度今回と同じように死亡者の荷物を見付けたのですが、ゾーイ達は荷物を漁るだけでカードは放置していました。私が拾うのも禁じられました。犯罪ではありませんが、せめて知っている人がその人の死を知る機会を消したくはないのです」
俺はルシアスの頭を撫でるとルシアスは満面の笑みを浮かべた。
「少し早いがイリーヌを迎えに行くか?」
「そうですわね。入れ違いにならなければ良いのですが」
「まあ、その時はその時で良いんじゃないの?待っている間にやりたい事もあるしさ」
「あのう、その、腕を組んでも宜しいですか?」
思い出した。死んだと思って色々言ったのだと。
確か彼女にするとかしないとか?
「ああ。ほら!腕位、一々聞かなくても良いよ」
余裕のよっちゃんだ?を演出する。
「し、失礼します」
あれっ?
グイグイ来ないな?
軽く腕を絡ますだけで、俺の期待した胸を押し当てるのではない。
ちょっと残念だけど、知り合ったばかりの距離感としては良い感じかな?逆にグイグイ来なくて好感度が高いかな。
でももう胸見ちゃったし触っちゃった。
でも真面目な行為だから、男女のそれではないんだよな。
でも意識してしまう。
美少女といや、美女と腕を組んで歩くのって何か優越感があるな。
なんであんな奴が美人と?と羨ましいなと思うような視線を感じるぜ!
取り敢えず何か話をしないと・・・
あかん!話題がない・・・でもさっきの事を聞くか。
「体は大丈夫?さっき胸を斬られたけど」
「はい。もうすっかり元通りですわ。これでも回復担当ですのよ。必死に私を救おうとしてくれて嬉しかったです」
「ごめん。勘違いして装備を壊しながら服を剥ぎ取ったから、まだ血で汚れているよな。先に宿に帰って風呂に入るかい?」
「それでしたら綺麗に拭いて頂きましたので、替えの服を買いに行きたいですわ」
「気持ち悪くなければ良いんだ。じゃあ俺はタワーへイリーヌを迎えに行くから、ルシアスは服を買ってからタワーに来て。もし入口近くにいなかったら宿に戻っていてね」
俺はそっとお金を渡す。
「お金は余裕があるから、少し余分に買っても良いし、使い切っても良いから好きなのを買うんだよ」
「ありがとうございます」
ルシアスは残念そうな顔をしながら俺と別れて買い物に行った。
女の買い物は長いし、肌着とか買うのはどうせ俺は店に入れないから別行動にしたんだよな。
それに俺に遠慮せずに買い物ができれば欲しい物を買えるだろう。
もう少しお金が欲しかったのかな?
勿論ルシアスはアロンと腕を組んでの買い物をしたかったのだが、アロンはそんな乙女心を分からないのだ。
奴隷の主人ではなく、1人の男として接しようとしているルシアスの心を理解していなかった。
それが分かりルシアスはため息をついていた。
鈍感!と・・・・
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