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第23話 イリーヌとの出会い
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そこは先程とは違い、ビキニアーマーを着た近接戦闘が得意な者や、胸元を露出させたセクシーな神官、魔法使いと思われる者がいた。
魔法使いもビキニ着用?下着?その上にマントと言った様なコスプレ喫茶やイメクラにでも来たのか?そう錯覚するのも仕方がないような者達ばかりがいるんだよな。
「無駄にエロい恰好をさせていないか?」
「勿論です。夜伽ありですから見た目も大事です」
目の保養にはなるが、可哀想だなと思うも先程から反応している自分が悲しい。
ルシアスは知っていたんだろうな。
こんな情けないところを見られなくてよかった。
だが、ゴリラ女とかも混ざっており、これはあかんと感じるも足早に過ぎて行き、一般奴隷のエリアも過ぎて更に別のエリアに行く。
「ここからは高級奴隷のエリアです。今呼んできますので少々お待ちください」
そこは応接室のような感じだった。
ただ、机があり、俺が案内されたのは尋問というか質問する側、つまり入口を見る方に座っていた。
コンコンコン
ドアがノックされ、失礼しますと1言あり、どうぞと言うとトレイに飲物を載せたメイドさんが入って来た。
あれっ?この娘首輪をしているな。
めっさ綺麗やん。
ー無駄にセクシーなメイド服だ。
こ、これは・・・・素晴らしい。
爆乳ではないが、それなりにボリュームがある。
俺がごくりとした音が聞こえたようだ。
「喉が乾いてらしたんですね。粗茶ですがどうぞ」
良かった。喉が乾いたのだと思ったようだが・・・旨い。
めっちゃ美味い。
旨いし美味い!
ルシアスは薄幸美人だが、この子は天真爛漫な明るさを感じる。
俺の視線に気が付いたようだ。
不味い。谷間をガン見したのがバレたか。
「やはり首輪が気になりますよね。私はカノープス商会のメイドをさせて頂いておりますが、これから販売される奴隷でもあります」
「君は売られるのか?」
「はい。近日中に販売されます。その、先日はありがとうございました」
ほっ。どうやら俺の不躾な視線には気が付かなかったようだ。
「先日とは?」
「カノープス様の商隊が襲われた時に、貴方様が多くの賊を倒された時の事です」
「あっ!思い出した。そう言えば格好が違うけど、死体の処理をしていたよね?」
「はい。あの時助けて頂けなければ躯を晒すか、犯されて回されていたかと思います。今日はどのようなご用向きで?」
「うん。カノープスさんから資金難から俺に奴隷を買って欲しいと、戦闘奴隷の中で1番腕の立つ者を見せると言って、今連れに行っているんだ」
「奴隷を買われるのですか?」
「分からない。カノープスさんには世話になったし、俺の懐次第だけど、今は2人で冒険者をしているんだけど、これから先の事を考えると仲間が欲しいのは事実なんだ」
「どのような奴隷を探しておられるのですか?」
「うん。一緒にタワーに入れる者かな。裏切らないなら男でも女でも良いかな。まあ、君のように綺麗な女性なら嬉しいけど、腕が立って更に綺麗な女性なんている訳はないだろうしね」
メイドさんは照れていて可愛いなとドキリとした。
「君はどのような奴隷なの?」
「アッテンボロー様のような素敵な方に買われると良いのですが、売り出し前の犯罪奴隷なので・・・買って頂けないですよね・・・高いらしいです」
えっ!?この子犯罪奴隷なのか?って、ちょっと覗いてみよう。
名前 イリーヌ
レベル 1
職業 重騎士
称号 犯罪奴隷
「重騎士?」
えっ?これって上位職業?つい呟いた。
「えっ?どうして私のジョブを知っているのですか?」
「思い出した。その、君は盾を持って戦っていたよね?」
「見られていたのですね」
「戦えるのか?」
「私はその、夜伽用の奴隷でして、レベルをリセットされています。レベルが上がれば戦えますが、残念ながら即戦力とはいかないかと思います」
「リセットされる前は?」
「85でした」
えっ?と唸る。
それだけ高ければリセットせずに高レベルの奴隷として需要があっただろうに。
この子が変態貴族の慰み者にされるのは余りにも可哀想だ。いややらせてたまるか!
うん。この子の身請けをしよう。
ただ、高そうだよな。見た目から高級な性奴隷として売られるのか?
そんな事を考えていたが、ドアがガチャリと開いた。
「お待たせしました。良かった。イリーヌ、ここにいたのですね」
「あっはい。お茶をお持ちしろと奥方様より仰せつかりました」
「ああ。美味しいお茶を頂きました。で、俺に買って欲しい奴隷とは?」
「イリーヌと話をしておられたのですな」
「ちなみに彼女はいくらですか?」
「私共も彼女は下手な相手に譲りたくはないのですが、このままだと事業に支障が出るので、先の盗賊討伐の大金貨11枚と装備の権利を頂ければと大変暑苦しいお願いをしたいのです」
「俺も仲間を必要としているから渡りに船だけど、多分俺に都合の良すぎる話じゃないのかと逆に申し訳なく思うんです。本来はいくらの予定なのですか?」
「はい。金貨5500枚です」
俺は口に運んだお茶をブフッ!と吐き出してしまったが、そっとイリーヌが拭いてくれた。
「イヤイヤイヤ、流石に駄目でしょう。俺はそこまでの事をしていないですよ。もっと安いので良いのに」
「アッテンボロー様は私のような女はお嫌なのだろうか?じゃなくてなのでしょうか?」
「彼女はアッテンボローさんの事を気に入ったようでして、昨夜何があったかを詳しく話し、ならばアッテンボローさんの奴隷になってくれないかと話したら了承してくれましてね。お金を得ようとしたらあまり売りたくない所に売らざるを得ないのです。ここは私や彼女を助けると思って欲しいのです。彼女なら一緒にタワーに入る事が可能なのですよ。それに生娘ですから病気の心配もいりません」
多分この世界に飛ばされたいや、ハードモードの特典として用意されたのが彼女なのだろう。
それとも記憶の方か?反応を見ようとしたが問題なさそうだ。
「分かりました。であれば奴隷から解放してはくれませんか?」
えっ?っと2人が唸る。
「君は奴隷でなくなったらどこかに行ってしまうかい?一緒に冒険者をしてくれるかい?」
「私は奴隷から解放されてもアッテンボロー様と行動を共にし、冒険者としてやっていきたいと思います」
「どうしてか聞いても良いですか?」
「俺のいた所には奴隷っていなかったはずなんです。そんな俺が奴隷の主人なんて無理があるんです。なんというのか、この人なら仲間として一緒にいてくれるんじゃないかなって、対等な仲間としてやれそうだなって感じたんです。もしいなくなったら俺の見る目がなかったって事ですから。カノープスさんが先程見た連れは経済奴隷で、その主に殺され掛けました。ですが返り討ちにして俺の奴隷になったのですが扱いに困りまして。神殿奴隷のようですが解放する手談はないですか?」
カノープスさんは俺の質問に難しい顔をして考え込んでいたな。
魔法使いもビキニ着用?下着?その上にマントと言った様なコスプレ喫茶やイメクラにでも来たのか?そう錯覚するのも仕方がないような者達ばかりがいるんだよな。
「無駄にエロい恰好をさせていないか?」
「勿論です。夜伽ありですから見た目も大事です」
目の保養にはなるが、可哀想だなと思うも先程から反応している自分が悲しい。
ルシアスは知っていたんだろうな。
こんな情けないところを見られなくてよかった。
だが、ゴリラ女とかも混ざっており、これはあかんと感じるも足早に過ぎて行き、一般奴隷のエリアも過ぎて更に別のエリアに行く。
「ここからは高級奴隷のエリアです。今呼んできますので少々お待ちください」
そこは応接室のような感じだった。
ただ、机があり、俺が案内されたのは尋問というか質問する側、つまり入口を見る方に座っていた。
コンコンコン
ドアがノックされ、失礼しますと1言あり、どうぞと言うとトレイに飲物を載せたメイドさんが入って来た。
あれっ?この娘首輪をしているな。
めっさ綺麗やん。
ー無駄にセクシーなメイド服だ。
こ、これは・・・・素晴らしい。
爆乳ではないが、それなりにボリュームがある。
俺がごくりとした音が聞こえたようだ。
「喉が乾いてらしたんですね。粗茶ですがどうぞ」
良かった。喉が乾いたのだと思ったようだが・・・旨い。
めっちゃ美味い。
旨いし美味い!
ルシアスは薄幸美人だが、この子は天真爛漫な明るさを感じる。
俺の視線に気が付いたようだ。
不味い。谷間をガン見したのがバレたか。
「やはり首輪が気になりますよね。私はカノープス商会のメイドをさせて頂いておりますが、これから販売される奴隷でもあります」
「君は売られるのか?」
「はい。近日中に販売されます。その、先日はありがとうございました」
ほっ。どうやら俺の不躾な視線には気が付かなかったようだ。
「先日とは?」
「カノープス様の商隊が襲われた時に、貴方様が多くの賊を倒された時の事です」
「あっ!思い出した。そう言えば格好が違うけど、死体の処理をしていたよね?」
「はい。あの時助けて頂けなければ躯を晒すか、犯されて回されていたかと思います。今日はどのようなご用向きで?」
「うん。カノープスさんから資金難から俺に奴隷を買って欲しいと、戦闘奴隷の中で1番腕の立つ者を見せると言って、今連れに行っているんだ」
「奴隷を買われるのですか?」
「分からない。カノープスさんには世話になったし、俺の懐次第だけど、今は2人で冒険者をしているんだけど、これから先の事を考えると仲間が欲しいのは事実なんだ」
「どのような奴隷を探しておられるのですか?」
「うん。一緒にタワーに入れる者かな。裏切らないなら男でも女でも良いかな。まあ、君のように綺麗な女性なら嬉しいけど、腕が立って更に綺麗な女性なんている訳はないだろうしね」
メイドさんは照れていて可愛いなとドキリとした。
「君はどのような奴隷なの?」
「アッテンボロー様のような素敵な方に買われると良いのですが、売り出し前の犯罪奴隷なので・・・買って頂けないですよね・・・高いらしいです」
えっ!?この子犯罪奴隷なのか?って、ちょっと覗いてみよう。
名前 イリーヌ
レベル 1
職業 重騎士
称号 犯罪奴隷
「重騎士?」
えっ?これって上位職業?つい呟いた。
「えっ?どうして私のジョブを知っているのですか?」
「思い出した。その、君は盾を持って戦っていたよね?」
「見られていたのですね」
「戦えるのか?」
「私はその、夜伽用の奴隷でして、レベルをリセットされています。レベルが上がれば戦えますが、残念ながら即戦力とはいかないかと思います」
「リセットされる前は?」
「85でした」
えっ?と唸る。
それだけ高ければリセットせずに高レベルの奴隷として需要があっただろうに。
この子が変態貴族の慰み者にされるのは余りにも可哀想だ。いややらせてたまるか!
うん。この子の身請けをしよう。
ただ、高そうだよな。見た目から高級な性奴隷として売られるのか?
そんな事を考えていたが、ドアがガチャリと開いた。
「お待たせしました。良かった。イリーヌ、ここにいたのですね」
「あっはい。お茶をお持ちしろと奥方様より仰せつかりました」
「ああ。美味しいお茶を頂きました。で、俺に買って欲しい奴隷とは?」
「イリーヌと話をしておられたのですな」
「ちなみに彼女はいくらですか?」
「私共も彼女は下手な相手に譲りたくはないのですが、このままだと事業に支障が出るので、先の盗賊討伐の大金貨11枚と装備の権利を頂ければと大変暑苦しいお願いをしたいのです」
「俺も仲間を必要としているから渡りに船だけど、多分俺に都合の良すぎる話じゃないのかと逆に申し訳なく思うんです。本来はいくらの予定なのですか?」
「はい。金貨5500枚です」
俺は口に運んだお茶をブフッ!と吐き出してしまったが、そっとイリーヌが拭いてくれた。
「イヤイヤイヤ、流石に駄目でしょう。俺はそこまでの事をしていないですよ。もっと安いので良いのに」
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「彼女はアッテンボローさんの事を気に入ったようでして、昨夜何があったかを詳しく話し、ならばアッテンボローさんの奴隷になってくれないかと話したら了承してくれましてね。お金を得ようとしたらあまり売りたくない所に売らざるを得ないのです。ここは私や彼女を助けると思って欲しいのです。彼女なら一緒にタワーに入る事が可能なのですよ。それに生娘ですから病気の心配もいりません」
多分この世界に飛ばされたいや、ハードモードの特典として用意されたのが彼女なのだろう。
それとも記憶の方か?反応を見ようとしたが問題なさそうだ。
「分かりました。であれば奴隷から解放してはくれませんか?」
えっ?っと2人が唸る。
「君は奴隷でなくなったらどこかに行ってしまうかい?一緒に冒険者をしてくれるかい?」
「私は奴隷から解放されてもアッテンボロー様と行動を共にし、冒険者としてやっていきたいと思います」
「どうしてか聞いても良いですか?」
「俺のいた所には奴隷っていなかったはずなんです。そんな俺が奴隷の主人なんて無理があるんです。なんというのか、この人なら仲間として一緒にいてくれるんじゃないかなって、対等な仲間としてやれそうだなって感じたんです。もしいなくなったら俺の見る目がなかったって事ですから。カノープスさんが先程見た連れは経済奴隷で、その主に殺され掛けました。ですが返り討ちにして俺の奴隷になったのですが扱いに困りまして。神殿奴隷のようですが解放する手談はないですか?」
カノープスさんは俺の質問に難しい顔をして考え込んでいたな。
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