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序章(探索者スタート編)
第27話 解決愛莉先生!
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僕はカードを並べていた。
ゴブリン12枚
ホーンラビット21枚
ワーウルフ14枚
ウォーリアー10枚
ナイト11枚
エリートナイト1枚
みんなカードってどうしているのかな?
そうだった!と思い出し今のうちに小瓶に血を取る。
痛いから嫌なんだけど、まあ探索者をする以上仕方がないんだよね。
痛まない方法があるのだが、勉強不足で知らなかったりする斗枡だ。
もうぶっ掛けたくてウズウズしている。
早く来ないかな!とウズウズしていると愛姉、冬奈、レイラが来た。
「お母さんは血を見たくないって。私も頼まれた血を取ったよ!で、誰から行くの?」
「レイラ、今からカードに契約をする。君とはこうやって契約をしたんだ。そうだなあ、先ずは死んだゴブリンをどうにかしたい。その次がモーモンってナイトね。その後で冬奈か愛姉にしたいな」
「分かったわ。冬奈ちゃん、どっちが先にする?決めても良いわよ」
「じゃあ私が最後かな!」
グヌルスリもなんとかしたい。
色々やりたい事があり頭の中はくちゃくちゃだ。
取り敢えず死んだゴブリンのカードが2枚あるのでそれも使う。
取り敢えず2枚のゴブリンを合成したのを2つ作り、それを合成・・・出来た。
死んだゴブリンのカードと普通のカード3枚を合成した。
次に残り5枚のゴブリンと、4枚分のカード、生き返らせたカードを合成・・・
生き返らせたカードともう1枚が残った。
名前 ラッチー
所有者 淺沼 斗升
種族 ゴブリン
ジョブ ピエロ
性別 男
ランク 1 κ
レベル 2
能力
ルーレット
名前 ルイード
所有者 淺沼 斗升
種族 ゴブリン
ジョブ ファイター
性別 女
ランク 1 γ
レベル 1
能力
ラッシュ
「ラッチーが10枚でルイードが3枚ね。そうねぇ、アレクかムミムナとルイードを合成してみる?ルイードに思い入れがあれば別だけれども、多分アレクとは合成できないけど、ムミムナとは合成出来ると思うから試してみる?」
「分かるんですか?」
「今の合成でラッチーは10枚が重なったわよね。つまり最大10枚までしか合成出来ないと思うわ。レイラちゃんも10枚でしょ」
「愛姉、何で分かるの?」
「あのねぇ、レイラちゃんのカードってランク1の横にκってあるでしょ?」
「あれはなんなんだろうって思ったんだけど、分からなくて」
「ギリシャ文字よアルファとかベータとか知らないの?」
「ベータってソニーのビデオカセットでVHSに負けた企画?」
「何馬鹿な事を言っているの?ちょっとググりなさい!」
α (alpha) - 1
β (beta) - 2
γ (gamma) - 3
δ (delta) - 4
ε (epsilon) - 5
ζ (zeta) - 6
η (eta) - 7
θ (theta) - 8
ι (iota) - 9
κ (kappa) - 10
ギリシャ文字と数字の見方はこんなだった。
言われてみれば、合成したカードの枚数がランクの横に記載されているのか。
「凄い!よく気が付いたね!」
「一応頭は良い方なのよ。君の合成履歴を見るとまだ分からないわね。
ゼッチィーニとモーモンを限界まで合成してみなさい。今の感じだとゼッチィーニとモーモンはちゃんと残るわよ。ゼッチィーニとモーモンは何枚合成しているの?」
「ウォーリアーのゼッチィーニは7枚、ナイトのモーモンは1度も合成していないよ」
「おかしいわね。ゼッチィーニはΘだから8のはずよ。じゃあゼッチィーニには3枚、モーモンには8枚のカードを加えて9枚分になるか合成してみなさい。これで私の仮説が分かるわ」
よく分からなかったので取り敢えずゼッチィーニ、モーモンの順番で血を垂らす。
さてさて・・・ゼッチィーニのカードとウォーリアーが1枚残った。
ランクの横にはκとあるな。
でも合成出来たカードは9枚。
モーモンは・・・2枚のカードが残った。つまり7枚を吸収した。
モーモンはκ、もう1枚はδ。
少なくともδの方は2枚のカードが合成されたはず。ランクの横にギリシャ文字が出るのは合成したカードのみなんだよね。
名前 ゼッチィーニ
所有者 淺沼 斗升
種族 ゴブリン
ジョブ ガーディアン
性別 女
ランク 2 κ
レベル 4
能力
シールドバッシュ
守護者の心得
名前 モーモン
所有者 淺沼 斗升
種族 ゴブリン
ジョブ 聖騎士
性別 女
ランク 3 κ
レベル 3
能力
チェンジ
鉄壁
「まず間違いなく分かったわ。合成出来るカードの数は合成元を除き
10からランクの数を引いた枚数よ。ワーウルフのカードがあったわよね。あれはランク2だから8枚を食わせる事で、合計9枚が重なったカードになるわよ。ランク5だと合計6枚のカードを合成するのが最大ね」
そこまでの説明と、これまでの結果から判明した。
そして確かめるようにワーウルフのジョーイに8枚食わせた。
名前 ジョーイ
所有者 淺沼 斗升
種族 フェンリル
ジョブ 獣王
性別 男
ランク 2 κ
レベル 2
能力
眷族召喚
何か凄いのになったような気がするが、フェンリルって何だよ。
僕の能力なのに、他の人の方が理解している件・・・情けない。
でも愛姉のお陰で合成限界は分かったし、強いカードが合成元として人格が残るようだ。
「次は私のカードに血を垂らすのよね。ゴブリンだと10枚で重なるけど、1番上に残ると思われるカードを置くわ。このゴブリンのみレベルが上がっているから」
愛姉はカードと血を入れた小瓶を渡してきた。
「じゃあやるよ」
名前 セボスチャーン
所有者 璃音 愛莉
種族 ゴブリン
ジョブ 執爺
性別 男
ランク 1 κ
レベル 3
能力
執事マスター
僕が血を掛けたらちゃんと合成できたのと、愛姉のカードとなっていたよ。
冬奈はホーンラビットが良いと言い、10枚に掛けた。
名前 パルニール
所有者 淺沼 冬奈
種族 ハイホーンラビット
ジョブ ボス
性別 女
ランク 1 κ
レベル 1
能力
投射
合成した後のカードを清掃し、作業台に並べていく。
カードは裏面が見えるようにしているが、皆僕の方をジト目で見る。
レイラはうっとりとした目線だ。
「ねえ斗枡君、このランクの横にあるギリシャ文字ってまさかランクの事じゃないわよね?レイラちゃんの強さならそれもあり得るわよ。もしそうなら君はチートオブチートよ。それと当面の間、私が許可した相手以外へカードを合成する事を禁止するからね!」
僕からすると、ラビリンスの外にカーヴァントを出す事が出来る愛姉の方がチートに見えるんだけど、それを言うのはよそう・・・
ゴブリン12枚
ホーンラビット21枚
ワーウルフ14枚
ウォーリアー10枚
ナイト11枚
エリートナイト1枚
みんなカードってどうしているのかな?
そうだった!と思い出し今のうちに小瓶に血を取る。
痛いから嫌なんだけど、まあ探索者をする以上仕方がないんだよね。
痛まない方法があるのだが、勉強不足で知らなかったりする斗枡だ。
もうぶっ掛けたくてウズウズしている。
早く来ないかな!とウズウズしていると愛姉、冬奈、レイラが来た。
「お母さんは血を見たくないって。私も頼まれた血を取ったよ!で、誰から行くの?」
「レイラ、今からカードに契約をする。君とはこうやって契約をしたんだ。そうだなあ、先ずは死んだゴブリンをどうにかしたい。その次がモーモンってナイトね。その後で冬奈か愛姉にしたいな」
「分かったわ。冬奈ちゃん、どっちが先にする?決めても良いわよ」
「じゃあ私が最後かな!」
グヌルスリもなんとかしたい。
色々やりたい事があり頭の中はくちゃくちゃだ。
取り敢えず死んだゴブリンのカードが2枚あるのでそれも使う。
取り敢えず2枚のゴブリンを合成したのを2つ作り、それを合成・・・出来た。
死んだゴブリンのカードと普通のカード3枚を合成した。
次に残り5枚のゴブリンと、4枚分のカード、生き返らせたカードを合成・・・
生き返らせたカードともう1枚が残った。
名前 ラッチー
所有者 淺沼 斗升
種族 ゴブリン
ジョブ ピエロ
性別 男
ランク 1 κ
レベル 2
能力
ルーレット
名前 ルイード
所有者 淺沼 斗升
種族 ゴブリン
ジョブ ファイター
性別 女
ランク 1 γ
レベル 1
能力
ラッシュ
「ラッチーが10枚でルイードが3枚ね。そうねぇ、アレクかムミムナとルイードを合成してみる?ルイードに思い入れがあれば別だけれども、多分アレクとは合成できないけど、ムミムナとは合成出来ると思うから試してみる?」
「分かるんですか?」
「今の合成でラッチーは10枚が重なったわよね。つまり最大10枚までしか合成出来ないと思うわ。レイラちゃんも10枚でしょ」
「愛姉、何で分かるの?」
「あのねぇ、レイラちゃんのカードってランク1の横にκってあるでしょ?」
「あれはなんなんだろうって思ったんだけど、分からなくて」
「ギリシャ文字よアルファとかベータとか知らないの?」
「ベータってソニーのビデオカセットでVHSに負けた企画?」
「何馬鹿な事を言っているの?ちょっとググりなさい!」
α (alpha) - 1
β (beta) - 2
γ (gamma) - 3
δ (delta) - 4
ε (epsilon) - 5
ζ (zeta) - 6
η (eta) - 7
θ (theta) - 8
ι (iota) - 9
κ (kappa) - 10
ギリシャ文字と数字の見方はこんなだった。
言われてみれば、合成したカードの枚数がランクの横に記載されているのか。
「凄い!よく気が付いたね!」
「一応頭は良い方なのよ。君の合成履歴を見るとまだ分からないわね。
ゼッチィーニとモーモンを限界まで合成してみなさい。今の感じだとゼッチィーニとモーモンはちゃんと残るわよ。ゼッチィーニとモーモンは何枚合成しているの?」
「ウォーリアーのゼッチィーニは7枚、ナイトのモーモンは1度も合成していないよ」
「おかしいわね。ゼッチィーニはΘだから8のはずよ。じゃあゼッチィーニには3枚、モーモンには8枚のカードを加えて9枚分になるか合成してみなさい。これで私の仮説が分かるわ」
よく分からなかったので取り敢えずゼッチィーニ、モーモンの順番で血を垂らす。
さてさて・・・ゼッチィーニのカードとウォーリアーが1枚残った。
ランクの横にはκとあるな。
でも合成出来たカードは9枚。
モーモンは・・・2枚のカードが残った。つまり7枚を吸収した。
モーモンはκ、もう1枚はδ。
少なくともδの方は2枚のカードが合成されたはず。ランクの横にギリシャ文字が出るのは合成したカードのみなんだよね。
名前 ゼッチィーニ
所有者 淺沼 斗升
種族 ゴブリン
ジョブ ガーディアン
性別 女
ランク 2 κ
レベル 4
能力
シールドバッシュ
守護者の心得
名前 モーモン
所有者 淺沼 斗升
種族 ゴブリン
ジョブ 聖騎士
性別 女
ランク 3 κ
レベル 3
能力
チェンジ
鉄壁
「まず間違いなく分かったわ。合成出来るカードの数は合成元を除き
10からランクの数を引いた枚数よ。ワーウルフのカードがあったわよね。あれはランク2だから8枚を食わせる事で、合計9枚が重なったカードになるわよ。ランク5だと合計6枚のカードを合成するのが最大ね」
そこまでの説明と、これまでの結果から判明した。
そして確かめるようにワーウルフのジョーイに8枚食わせた。
名前 ジョーイ
所有者 淺沼 斗升
種族 フェンリル
ジョブ 獣王
性別 男
ランク 2 κ
レベル 2
能力
眷族召喚
何か凄いのになったような気がするが、フェンリルって何だよ。
僕の能力なのに、他の人の方が理解している件・・・情けない。
でも愛姉のお陰で合成限界は分かったし、強いカードが合成元として人格が残るようだ。
「次は私のカードに血を垂らすのよね。ゴブリンだと10枚で重なるけど、1番上に残ると思われるカードを置くわ。このゴブリンのみレベルが上がっているから」
愛姉はカードと血を入れた小瓶を渡してきた。
「じゃあやるよ」
名前 セボスチャーン
所有者 璃音 愛莉
種族 ゴブリン
ジョブ 執爺
性別 男
ランク 1 κ
レベル 3
能力
執事マスター
僕が血を掛けたらちゃんと合成できたのと、愛姉のカードとなっていたよ。
冬奈はホーンラビットが良いと言い、10枚に掛けた。
名前 パルニール
所有者 淺沼 冬奈
種族 ハイホーンラビット
ジョブ ボス
性別 女
ランク 1 κ
レベル 1
能力
投射
合成した後のカードを清掃し、作業台に並べていく。
カードは裏面が見えるようにしているが、皆僕の方をジト目で見る。
レイラはうっとりとした目線だ。
「ねえ斗枡君、このランクの横にあるギリシャ文字ってまさかランクの事じゃないわよね?レイラちゃんの強さならそれもあり得るわよ。もしそうなら君はチートオブチートよ。それと当面の間、私が許可した相手以外へカードを合成する事を禁止するからね!」
僕からすると、ラビリンスの外にカーヴァントを出す事が出来る愛姉の方がチートに見えるんだけど、それを言うのはよそう・・・
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