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序章(探索者スタート編)
第19話 ゴブリンライダー
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おや?
ドタドタと駆けてくるワーウルフの背にゴブリンが乗っているな。
手には木で作った槍が握られており、ワーウルフが「クオン」と短く吠えるとゴブリンは槍を僕の方に投擲してきた。
しかし、ナイトが僕の前に立ち塞がり槍を盾で受けてくれた。
ゴッ!カララン・・・
槍は盾に弾かれて地面を転がる。
僕はえっ?と短く唸った。
それは威力が弱過ぎたからだ。
「てめぇ!御主人様に何しくさっとんじゃあぁ!」
ゼッチィーニが駆け出し、こちらに突っ込んでくる2体を盾で受け止める。
「シールドバッシュ!」
すると盾がほんのり光、突進を受け止めるとワーウルフはゴブリンを放り出して逃げ始めた。
また、見捨てられたゴブリンは盾で押されると直ぐに弾けた。
「スゲェ!」
スキルの存在は知識として知ってはいるが、どうやらこのシールドバッシュは受け止めた力を相手に返す技のようで、察したワーウルフがゴブリンを差し出し、シールドバッシュの受け皿にしたようだ。
「逃しません!」
ヒュー・・・ザシュッ!
レイラが投げた剣が飛んでいき、ワーウルフを背後から突き刺す。
途端に霧散するとゴブリンの魔石とワーウルフのカードが残った。
「ゴブリンライダーのようですね」
偶にワーウルフがゴブリンを乗せて戦う事があるらしいと聞いた事がある。
ワーウルフはランク2で、ゴブリンを捉えて騎乗させる。
自らの駆ける速度とゴブリンが投げる槍の速度が合わさるとランク3相当の威力を出すらしい。
相当と言っても少し落ちる。
ゴブリンライダーとはゴブリンをライドさせて戦うワーウルフの事だ。
ゴブリンがワーウルフを使役するのではなく逆なんだよね。
フムフム。
レイラが剣を拾いつつドロップを回収して来た。
ナイトのモーモンがレイラにゴブリンが投げた槍を渡しており、レイラは剣を剣帯へとしまい、槍を持つようにしたようだ。
なるほど。
僕のパーティーには近接組しかいない。
「ゼッチィーニ、シールドバッシュを使えるのか?」
カードに記載されているから知っているけど、いきなり使ったから驚いたんだ。
「当たり前じゃないか!アタイの特技だぞ!」
「いや、いきなり使ったからそんなもんなのかなって?」
「主殿、息をするのと同じだぞ!?」
当たり前のようだ。
「皆よくやった。その調子で頼むよ!」
レイラはニコリとし、ゼッチィーニは頭をボリボリとしておりどうやら褒められた事が恥ずかしかったようだ。
ナイトは剣を胸に当て決めポーズを取る。
なんだかなあと思うも言葉が通じないなりにコミュニケーションを取ろうとしているのかな?
愛姉を見ると頷いているので少し進むと扉が見えた。
「モンスター部屋よ。多分昨日も誰かが入っているはずだから、大した数の魔物はいないと思うけど気を付けるのよ」
「御主人様、中に10体ほどいますのでお気を付け下さいませ」
レイラが注意を促す。
「レイラは僕と愛姉を守れる?」
「問題ありません。愛莉様のツイーナも一時的に私の指揮下に入って戦闘に加わるという事で宜しかったでしょうか?」
「貴女そんな事も出来るの?私もここでなら自衛位できるからツイーナを預けるわ」
「ではゼッチィーニは中央、ツイーナは右、モーモンは左から向かいなさい。私も1体はこの槍で倒しますから」
取り敢えず初期フォーメーションを決め、扉を開けて中に入る。
そこはテニスコート位の部屋で、扉の反対側に魔物が座ってだべっていた。
侵入者たる僕達に気が付いたようで立ち上り威嚇を始めた。
そして1番大きいのがゴブリン2体に行けと命じている。
手振り身振りからなんとなくそうだと分かる。
先ずはこちらの力量を見る為に捨て駒を送り込んだようだ。
「1匹は僕にやらせて!」
「じゃあもう1匹は私が行くね!」
僕と愛姉は剣を構えて前に出る。
いずれ魔物と直接戦わざるを得なくなるから戦う機会があれば戦いを経験するようにと、サイトや探索者登録した時に貰った新規探索者向けの冊子にも書いてあったから戦う事にした。
試験用の弱体化していないラビリンスと違い、本物のラビリンスで僕の力が通用すれば良いな!
少なくとも背後を気にしなくても良いし、ゴブリンの上位種は高みの見物を決め込んでいる。
僕はそっと投げナイフを左手に握り、こっちに向かってくるゴブリンに対峙すると向こうも1対1を望んだようで挑んで来た。
手前でジャンプして上段から棍棒を振りかぶって来たので、僕はナイフを顔に向けて投げると、屈みながら前に踏み出し、右手に持った剣を胴体に向けて振るった。
ザクッ!
肉を切り裂く感触と生暖かい血が僕の顔に掛かる。
少し浅かったようだ。
お腹を押さえて「ゴブゴブ」と唸りながら後ずさるので両手で剣を握りしめながら飛び掛かり、喉元に深々と剣を突き刺した。
すると霧散してカードが残った。
愛姉はもう終わっており、涼し気な表情をして顔をこちらに向けていた。
「ゴブゴブブブブブ!」
リーダーと思われる奴が叫び、持っていた棍で地面を叩く。
「コブブブべ!」
奴が叫ぶと一斉に襲い掛かってきた。
僕等は下がり、レイラ以外の3体が当初の予定通り斬り込んで行く。
話にならなかった。
リーダーはナイトで、残りはウォーリアーだけだった。
ナイトは手元にいるワーウルフに騎乗すると雄叫びを上げる。
するとレイラが前に出た。
「レイラ参る!」
ナイトは脚でワーウルフの胴を挟み騎乗し、駆ける。
こんな狭い所で何故?
と思うと壁に飛び、壁走りでレイラに襲い掛かった。
しかし、レイラは屈むと上段に剣を振るう。
するとワーウルフとナイトは両断され霧散した。
そこにはナイトとワーウルフの魔石が落ちた。
また、残りはウォーリアーの魔石が3個、カードが3枚ドロップしていた。
ふう。
「皆怪我はないかい?」
「主殿が1番酷いぞ!ほら!」
ゼッチィーニが袖で僕の顔に着いた血を拭ってくれた。
言質とは裏腹に中々面倒見が良いが、弱体化されていない本来のゴブリン相手に僕の力が通用した事に安堵だ。
そしてレイラとモーモンはドロップを拾ってくれた。
「さあ、これで暫くは邪魔が入らないわ。斗升君、お姉さんに色々説明してくれるかしら?」
そこには入り口を背にして通せんぼしている愛姉がいた・・・ゴゴゴゴ・・・
ドタドタと駆けてくるワーウルフの背にゴブリンが乗っているな。
手には木で作った槍が握られており、ワーウルフが「クオン」と短く吠えるとゴブリンは槍を僕の方に投擲してきた。
しかし、ナイトが僕の前に立ち塞がり槍を盾で受けてくれた。
ゴッ!カララン・・・
槍は盾に弾かれて地面を転がる。
僕はえっ?と短く唸った。
それは威力が弱過ぎたからだ。
「てめぇ!御主人様に何しくさっとんじゃあぁ!」
ゼッチィーニが駆け出し、こちらに突っ込んでくる2体を盾で受け止める。
「シールドバッシュ!」
すると盾がほんのり光、突進を受け止めるとワーウルフはゴブリンを放り出して逃げ始めた。
また、見捨てられたゴブリンは盾で押されると直ぐに弾けた。
「スゲェ!」
スキルの存在は知識として知ってはいるが、どうやらこのシールドバッシュは受け止めた力を相手に返す技のようで、察したワーウルフがゴブリンを差し出し、シールドバッシュの受け皿にしたようだ。
「逃しません!」
ヒュー・・・ザシュッ!
レイラが投げた剣が飛んでいき、ワーウルフを背後から突き刺す。
途端に霧散するとゴブリンの魔石とワーウルフのカードが残った。
「ゴブリンライダーのようですね」
偶にワーウルフがゴブリンを乗せて戦う事があるらしいと聞いた事がある。
ワーウルフはランク2で、ゴブリンを捉えて騎乗させる。
自らの駆ける速度とゴブリンが投げる槍の速度が合わさるとランク3相当の威力を出すらしい。
相当と言っても少し落ちる。
ゴブリンライダーとはゴブリンをライドさせて戦うワーウルフの事だ。
ゴブリンがワーウルフを使役するのではなく逆なんだよね。
フムフム。
レイラが剣を拾いつつドロップを回収して来た。
ナイトのモーモンがレイラにゴブリンが投げた槍を渡しており、レイラは剣を剣帯へとしまい、槍を持つようにしたようだ。
なるほど。
僕のパーティーには近接組しかいない。
「ゼッチィーニ、シールドバッシュを使えるのか?」
カードに記載されているから知っているけど、いきなり使ったから驚いたんだ。
「当たり前じゃないか!アタイの特技だぞ!」
「いや、いきなり使ったからそんなもんなのかなって?」
「主殿、息をするのと同じだぞ!?」
当たり前のようだ。
「皆よくやった。その調子で頼むよ!」
レイラはニコリとし、ゼッチィーニは頭をボリボリとしておりどうやら褒められた事が恥ずかしかったようだ。
ナイトは剣を胸に当て決めポーズを取る。
なんだかなあと思うも言葉が通じないなりにコミュニケーションを取ろうとしているのかな?
愛姉を見ると頷いているので少し進むと扉が見えた。
「モンスター部屋よ。多分昨日も誰かが入っているはずだから、大した数の魔物はいないと思うけど気を付けるのよ」
「御主人様、中に10体ほどいますのでお気を付け下さいませ」
レイラが注意を促す。
「レイラは僕と愛姉を守れる?」
「問題ありません。愛莉様のツイーナも一時的に私の指揮下に入って戦闘に加わるという事で宜しかったでしょうか?」
「貴女そんな事も出来るの?私もここでなら自衛位できるからツイーナを預けるわ」
「ではゼッチィーニは中央、ツイーナは右、モーモンは左から向かいなさい。私も1体はこの槍で倒しますから」
取り敢えず初期フォーメーションを決め、扉を開けて中に入る。
そこはテニスコート位の部屋で、扉の反対側に魔物が座ってだべっていた。
侵入者たる僕達に気が付いたようで立ち上り威嚇を始めた。
そして1番大きいのがゴブリン2体に行けと命じている。
手振り身振りからなんとなくそうだと分かる。
先ずはこちらの力量を見る為に捨て駒を送り込んだようだ。
「1匹は僕にやらせて!」
「じゃあもう1匹は私が行くね!」
僕と愛姉は剣を構えて前に出る。
いずれ魔物と直接戦わざるを得なくなるから戦う機会があれば戦いを経験するようにと、サイトや探索者登録した時に貰った新規探索者向けの冊子にも書いてあったから戦う事にした。
試験用の弱体化していないラビリンスと違い、本物のラビリンスで僕の力が通用すれば良いな!
少なくとも背後を気にしなくても良いし、ゴブリンの上位種は高みの見物を決め込んでいる。
僕はそっと投げナイフを左手に握り、こっちに向かってくるゴブリンに対峙すると向こうも1対1を望んだようで挑んで来た。
手前でジャンプして上段から棍棒を振りかぶって来たので、僕はナイフを顔に向けて投げると、屈みながら前に踏み出し、右手に持った剣を胴体に向けて振るった。
ザクッ!
肉を切り裂く感触と生暖かい血が僕の顔に掛かる。
少し浅かったようだ。
お腹を押さえて「ゴブゴブ」と唸りながら後ずさるので両手で剣を握りしめながら飛び掛かり、喉元に深々と剣を突き刺した。
すると霧散してカードが残った。
愛姉はもう終わっており、涼し気な表情をして顔をこちらに向けていた。
「ゴブゴブブブブブ!」
リーダーと思われる奴が叫び、持っていた棍で地面を叩く。
「コブブブべ!」
奴が叫ぶと一斉に襲い掛かってきた。
僕等は下がり、レイラ以外の3体が当初の予定通り斬り込んで行く。
話にならなかった。
リーダーはナイトで、残りはウォーリアーだけだった。
ナイトは手元にいるワーウルフに騎乗すると雄叫びを上げる。
するとレイラが前に出た。
「レイラ参る!」
ナイトは脚でワーウルフの胴を挟み騎乗し、駆ける。
こんな狭い所で何故?
と思うと壁に飛び、壁走りでレイラに襲い掛かった。
しかし、レイラは屈むと上段に剣を振るう。
するとワーウルフとナイトは両断され霧散した。
そこにはナイトとワーウルフの魔石が落ちた。
また、残りはウォーリアーの魔石が3個、カードが3枚ドロップしていた。
ふう。
「皆怪我はないかい?」
「主殿が1番酷いぞ!ほら!」
ゼッチィーニが袖で僕の顔に着いた血を拭ってくれた。
言質とは裏腹に中々面倒見が良いが、弱体化されていない本来のゴブリン相手に僕の力が通用した事に安堵だ。
そしてレイラとモーモンはドロップを拾ってくれた。
「さあ、これで暫くは邪魔が入らないわ。斗升君、お姉さんに色々説明してくれるかしら?」
そこには入り口を背にして通せんぼしている愛姉がいた・・・ゴゴゴゴ・・・
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