4 / 197
序章(探索者スタート編)
第4話 いざラビリンスへ
しおりを挟む
僕は翌日、璃音さんに言われた時間通りに地下鉄のメンテナンス用出入り口に来ていた。
勿論ラビリンスの入口の1つにだ。
今日の出で立ちは父の使っていた胸当てと、同じく予備のバトルスーツを着ている。
僕の着ている父の使っていたバトルスーツは非売品で、3世代程古いが、当時の金額でBMWが新車で買えるほどの金額だったらしい(一般隊員用の量産型での事)
父の荷物を整理していたら出てきた荷物の1つだった。
洗ったりメンテナンスに出したりするから、装備品については幾つかのセットを持っていたようで、母の手前売らずに僕が使う事になった。
世代は古いのだが、今も売れば100万円にはなるらしい。
このバトルスーツは父がラビリンスで行方不明になった時に、遺品として自衛隊から貰った物だ。
但し、10年間売らない約束でだ。
自衛隊からは父の使っていた物で、家にある物については遺品として引き取る許可を貰っていたが、その中の1つだった。
生きている可能性に縋りたいのもあり、10年間売らない約束を母は受け入れた。
そんな母も今は無理が祟り疲れ切っている。
お金を稼がないとなので母は無理をしていた。
父の遺族年金だけでは苦しいんだ。
勿論家を売ればもう少し楽なはずだけど、母の意地で絶対に売らないと、父が帰ってきた時の居場所を残す事にしていた。
僕が探索者をするのは、間違いなく二世特有の測定結果からラビリンスへ半年後には潜る義務が生じる為だ。
自ら探索者になれば学校での検査は不要となり、僕が2世だとバレにくくなる。
それは母に対して話す建前だ。
母が申し訳ないと思わずに済む為の詭弁でしかない。
本音は僕が稼いで母がパートに出なくて済むようにしたい!
楽をさせてあげたいのと、妹が2世だと分かると色々面倒事に巻き込まれ兼ねないからでもある。
それに探索者はモテる。
モテたいんだよ!
彼女が欲しい!
2世だと分かると親の七光りと言われるだろうが、そうではなく・・・
それで今はラビリンス入り口に来たんだけど、ラビリンスの入り口には自衛隊の監視員がいる。
璃音さんから渡された探索者実技試験の試験票と仮の探索者登録カードを見せる。
合格すると探索者証として正式に使えるようになる。
この試験は1人で挑まなければならない。
不正による合格を防ぐ為だ。
ならば試験官が一緒にと思うかもだけど、どうしても頼ってしまう者が出るのと、手の内は仲間以外に晒したくない探索者が多いので、結局単独踏破となり、10年以上そうなっている。
「淺沼斗枡さん、15歳で間違いないですか?」
「あっはい」
「同意書にサインをお願いします」
「書いたのがあります」
そう、何があっても自己責任で最悪死亡もあり得る旨が書いてある。
時折突如としてラビリンスのランクが上がり、己が対処できないランクの魔物が出たり、スタンピードが起こったりとそのラビリンスのランク通りにならない事があるから、同意書を渡され、よく読むようにと言われていた。
「ほう。旧式だけど、自衛隊の装備だね。お父さんが探索者をしていたのかい?」
「あっ、はい。物心付いた時には行方不明になっていましたが」
「そうか。無理をせずに生きて帰ってきなさい。最奥に今日のワードが書かれた看板があるから、そのワードを伝えてくれたら合格だ。くれぐれも他の試験を受けている者に聞いたり教えないように」
「了解です」
「知っていると思うが、スマホとかは扉を入った外入り口にあるロッカーに入れるんだぞ。1時間して出てこなかったら我々が救援に向かうからモタモタしないように。では幸運を祈る」
敬礼をして送り出された。
貴重品はラビリンス入り口手前にある外扉から入った所にあるロッカーに入れる。
ロッカーへの出し入れは探索者証で行い、カードをピピッ!とすると聞いている。
扉を開けると奥にもう1枚扉があり、壁沿いにコインロッカーのようなのがある。
違いは扉にFeliCaのようなカードを翳す装置がある位だ。
ロッカーの扉を開けるとサイズがおかしい。
大きいんだ。
知ってはいたけどいざ目にすると違和感がある。
ラビリンスから出たアイテムで中を拡張してあり、本来の倍は入る。
驚いて少し呆けていたけど、はっとなり財布やスマホを入れる。
次からは何食わぬ顔で使えるから、璃音さんの前で恥をかかずに済みそうだ。
ラビリンスの中は電子機器が壊れてしまうから、入れないと後で悲しい思いをする事になる。
先程注意されたのはラビリンスの中にスマホを持ち込むとかなりの確率で壊れるからで、絶対に持ち込んではいけないと冊子にもあった。
写真もデジタルは駄目なので、フィルムタイプのになる。
デジタルカメラが当たり前で、フィルムは特別な趣味の品になるはずだったけども、ラビリンスのお陰で小型でマニュアル操作のカメラが重宝されるので別の意味で進化していった。
ピントもマニュアルで合わせないとだ。
オートフォーカスは電子機器が使えないので無理だった。
自衛隊が苦労したのは電子仕掛けの兵器が使えなかったからだ。
また、スナイパーライフルは威力が高いが咄嗟の戦闘に不向きで、ラビリンスの外に出てくる魔物の撃破にこそ貢献したが、ラビリンスの中では使い物にならなかった。
小型で軽く威力の高い武器は射程が短い。
そんな銃が好まれた。
砲弾系統は味方に被害をもたらした事から特に手榴弾は早々にラインナップから消えた。
意外に役に立ったのはクロスボウだ。
装填に時間が掛かるが、貫通力がある。
探索者がタワーに入る時の携行武器だが、剣や刀が好まれる。
刀剣類は街中では布で包み運ぶ。
ラビリンスの外で人相手に使用すれば銃刀法違反になるのでしっかり封をしてから出掛ける。
僕は父が使っていたコンバットナイフを腰に下げているけど、これはサブウェポンだ。
メインはショートソードだ。
ただ、剣術は習っていないから扱いには注意が必要だ。
これも父が残した武器だ。
僕は恥ずかしいからバトルスーツの上にシャツと膝丈のズボンを履いている。
例えばマリンスポーツで着るスウェットスーツやGA○TZのスーツのようなのがあるとして、あれだけを着て街中を歩けないよね。
だから上から服を着ているんだ。
聞いていたのは初めてラビリンスに入る時は例外なく試験用のラビリンスに入り、問題なく最奥へ踏破出来る事を確認すれば探索者として合格だという事だ。
不合格だと探索者証を没収され、研修の後再チャレンジだそうだ。
僕は頬を叩き気合を入れるとラビリンスの中へと進んでいった。
後書き失礼します。
お読み頂きありがとうございます。
もし少しでも面白い!先を読みたい!と思いましたらお気に入り登録にて応援を宜しくお願い致します!
応援頂けると励みになります!
宜しくお願い致します!
勿論ラビリンスの入口の1つにだ。
今日の出で立ちは父の使っていた胸当てと、同じく予備のバトルスーツを着ている。
僕の着ている父の使っていたバトルスーツは非売品で、3世代程古いが、当時の金額でBMWが新車で買えるほどの金額だったらしい(一般隊員用の量産型での事)
父の荷物を整理していたら出てきた荷物の1つだった。
洗ったりメンテナンスに出したりするから、装備品については幾つかのセットを持っていたようで、母の手前売らずに僕が使う事になった。
世代は古いのだが、今も売れば100万円にはなるらしい。
このバトルスーツは父がラビリンスで行方不明になった時に、遺品として自衛隊から貰った物だ。
但し、10年間売らない約束でだ。
自衛隊からは父の使っていた物で、家にある物については遺品として引き取る許可を貰っていたが、その中の1つだった。
生きている可能性に縋りたいのもあり、10年間売らない約束を母は受け入れた。
そんな母も今は無理が祟り疲れ切っている。
お金を稼がないとなので母は無理をしていた。
父の遺族年金だけでは苦しいんだ。
勿論家を売ればもう少し楽なはずだけど、母の意地で絶対に売らないと、父が帰ってきた時の居場所を残す事にしていた。
僕が探索者をするのは、間違いなく二世特有の測定結果からラビリンスへ半年後には潜る義務が生じる為だ。
自ら探索者になれば学校での検査は不要となり、僕が2世だとバレにくくなる。
それは母に対して話す建前だ。
母が申し訳ないと思わずに済む為の詭弁でしかない。
本音は僕が稼いで母がパートに出なくて済むようにしたい!
楽をさせてあげたいのと、妹が2世だと分かると色々面倒事に巻き込まれ兼ねないからでもある。
それに探索者はモテる。
モテたいんだよ!
彼女が欲しい!
2世だと分かると親の七光りと言われるだろうが、そうではなく・・・
それで今はラビリンス入り口に来たんだけど、ラビリンスの入り口には自衛隊の監視員がいる。
璃音さんから渡された探索者実技試験の試験票と仮の探索者登録カードを見せる。
合格すると探索者証として正式に使えるようになる。
この試験は1人で挑まなければならない。
不正による合格を防ぐ為だ。
ならば試験官が一緒にと思うかもだけど、どうしても頼ってしまう者が出るのと、手の内は仲間以外に晒したくない探索者が多いので、結局単独踏破となり、10年以上そうなっている。
「淺沼斗枡さん、15歳で間違いないですか?」
「あっはい」
「同意書にサインをお願いします」
「書いたのがあります」
そう、何があっても自己責任で最悪死亡もあり得る旨が書いてある。
時折突如としてラビリンスのランクが上がり、己が対処できないランクの魔物が出たり、スタンピードが起こったりとそのラビリンスのランク通りにならない事があるから、同意書を渡され、よく読むようにと言われていた。
「ほう。旧式だけど、自衛隊の装備だね。お父さんが探索者をしていたのかい?」
「あっ、はい。物心付いた時には行方不明になっていましたが」
「そうか。無理をせずに生きて帰ってきなさい。最奥に今日のワードが書かれた看板があるから、そのワードを伝えてくれたら合格だ。くれぐれも他の試験を受けている者に聞いたり教えないように」
「了解です」
「知っていると思うが、スマホとかは扉を入った外入り口にあるロッカーに入れるんだぞ。1時間して出てこなかったら我々が救援に向かうからモタモタしないように。では幸運を祈る」
敬礼をして送り出された。
貴重品はラビリンス入り口手前にある外扉から入った所にあるロッカーに入れる。
ロッカーへの出し入れは探索者証で行い、カードをピピッ!とすると聞いている。
扉を開けると奥にもう1枚扉があり、壁沿いにコインロッカーのようなのがある。
違いは扉にFeliCaのようなカードを翳す装置がある位だ。
ロッカーの扉を開けるとサイズがおかしい。
大きいんだ。
知ってはいたけどいざ目にすると違和感がある。
ラビリンスから出たアイテムで中を拡張してあり、本来の倍は入る。
驚いて少し呆けていたけど、はっとなり財布やスマホを入れる。
次からは何食わぬ顔で使えるから、璃音さんの前で恥をかかずに済みそうだ。
ラビリンスの中は電子機器が壊れてしまうから、入れないと後で悲しい思いをする事になる。
先程注意されたのはラビリンスの中にスマホを持ち込むとかなりの確率で壊れるからで、絶対に持ち込んではいけないと冊子にもあった。
写真もデジタルは駄目なので、フィルムタイプのになる。
デジタルカメラが当たり前で、フィルムは特別な趣味の品になるはずだったけども、ラビリンスのお陰で小型でマニュアル操作のカメラが重宝されるので別の意味で進化していった。
ピントもマニュアルで合わせないとだ。
オートフォーカスは電子機器が使えないので無理だった。
自衛隊が苦労したのは電子仕掛けの兵器が使えなかったからだ。
また、スナイパーライフルは威力が高いが咄嗟の戦闘に不向きで、ラビリンスの外に出てくる魔物の撃破にこそ貢献したが、ラビリンスの中では使い物にならなかった。
小型で軽く威力の高い武器は射程が短い。
そんな銃が好まれた。
砲弾系統は味方に被害をもたらした事から特に手榴弾は早々にラインナップから消えた。
意外に役に立ったのはクロスボウだ。
装填に時間が掛かるが、貫通力がある。
探索者がタワーに入る時の携行武器だが、剣や刀が好まれる。
刀剣類は街中では布で包み運ぶ。
ラビリンスの外で人相手に使用すれば銃刀法違反になるのでしっかり封をしてから出掛ける。
僕は父が使っていたコンバットナイフを腰に下げているけど、これはサブウェポンだ。
メインはショートソードだ。
ただ、剣術は習っていないから扱いには注意が必要だ。
これも父が残した武器だ。
僕は恥ずかしいからバトルスーツの上にシャツと膝丈のズボンを履いている。
例えばマリンスポーツで着るスウェットスーツやGA○TZのスーツのようなのがあるとして、あれだけを着て街中を歩けないよね。
だから上から服を着ているんだ。
聞いていたのは初めてラビリンスに入る時は例外なく試験用のラビリンスに入り、問題なく最奥へ踏破出来る事を確認すれば探索者として合格だという事だ。
不合格だと探索者証を没収され、研修の後再チャレンジだそうだ。
僕は頬を叩き気合を入れるとラビリンスの中へと進んでいった。
後書き失礼します。
お読み頂きありがとうございます。
もし少しでも面白い!先を読みたい!と思いましたらお気に入り登録にて応援を宜しくお願い致します!
応援頂けると励みになります!
宜しくお願い致します!
2
お気に入りに追加
975
あなたにおすすめの小説
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
ざまぁから始まるモブの成り上がり!〜現実とゲームは違うのだよ!〜
KeyBow
ファンタジー
カクヨムで異世界もの週間ランク70位!
VRMMORゲームの大会のネタ副賞の異世界転生は本物だった!しかもモブスタート!?
副賞は異世界転移権。ネタ特典だと思ったが、何故かリアル異世界に転移した。これは無双の予感?いえ一般人のモブとしてスタートでした!!
ある女神の妨害工作により本来出会える仲間は冒頭で死亡・・・
ゲームとリアルの違いに戸惑いつつも、メインヒロインとの出会いがあるのか?あるよね?と主人公は思うのだが・・・
しかし主人公はそんな妨害をゲーム知識で切り抜け、無双していく!
アーティファクトコレクター -異世界と転生とお宝と-
一星
ファンタジー
至って普通のサラリーマン、松平善は車に跳ねられ死んでしまう。気が付くとそこはダンジョンの中。しかも体は子供になっている!? スキル? ステータス? なんだそれ。ゲームの様な仕組みがある異世界で生き返ったは良いが、こんな状況むごいよ神様。
ダンジョン攻略をしたり、ゴブリンたちを支配したり、戦争に参加したり、鳩を愛でたりする物語です。
基本ゆったり進行で話が進みます。
四章後半ごろから主人公無双が多くなり、その後は人間では最強になります。
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・

爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
外れギフト魔石抜き取りの奇跡!〜スライムからの黄金ルート!婚約破棄されましたのでもうお貴族様は嫌です〜
KeyBow
ファンタジー
この世界では、数千年前に突如現れた魔物が人々の生活に脅威をもたらしている。中世を舞台にした典型的なファンタジー世界で、冒険者たちは剣と魔法を駆使してこれらの魔物と戦い、生計を立てている。
人々は15歳の誕生日に神々から加護を授かり、特別なギフトを受け取る。しかし、主人公ロイは【魔石操作】という、死んだ魔物から魔石を抜き取るという外れギフトを授かる。このギフトのために、彼は婚約者に見放され、父親に家を追放される。
運命に翻弄されながらも、ロイは冒険者ギルドの解体所部門で働き始める。そこで彼は、生きている魔物から魔石を抜き取る能力を発見し、これまでの外れギフトが実は隠された力を秘めていたことを知る。
ロイはこの新たな力を使い、自分の運命を切り開くことができるのか?外れギフトを当りギフトに変え、チートスキルを手に入れた彼の物語が始まる。

素材ガチャで【合成マスター】スキルを獲得したので、世界最強の探索者を目指します。
名無し
ファンタジー
学園『ホライズン』でいじめられっ子の生徒、G級探索者の白石優也。いつものように不良たちに虐げられていたが、勇気を出してやり返すことに成功する。その勢いで、近隣に出没したモンスター討伐に立候補した優也。その選択が彼の運命を大きく変えていくことになるのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる