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序章(探索者スタート編)
第1話 プロローグ(物語の背景についての説明回)
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1999年7月4日、世界各地に隕石が落ちた。
日本は夜だったが、昼のような明るさが暫く続いたと記録されている。
運悪く隕石が落ちた場所に有ったビルが倒壊したり、家屋があったりと少なからず犠牲が出た。
予兆はあった。
隕石が落ちる前の7月1日に地球から少し離れた所で発光現象が観測された。
その位置は7月4日に地球が通過する公転軌道付近と推測された。
また、月の裏側にも発光現象が観測されていた。
解釈は諸説あるが、有名となった話としてノストラダムスの大予言がある。
予言では恐怖の大王が地球を滅ぼすとされる月であり、予言通りだと世界は恐れ慄いた。
しかし、隕石による直接の犠牲が幾分か有りはしたが、クレーターが出来たわけでもなく肩透かしを食った形だった。
20XX年、世界各国に突如としてダンジョン(迷宮)が発生した。
通称ラビリンス。
正確にはダンジョン自体は確認されていたのだが、そこから異界の生物、通称魔物が湧き出したのだ。
その前兆は1999年7月に隕石が地球へと降り注いだが、各地にその隕石が落ちた事が今となってはそうだと言われている。
理由は隕石が落ちた事が確認された全ての場所にダンジョンが発生したからだ。
最初は人口100万~300万人につき1つの割合で隕石が落ち、隕石が落ちた後数年ほどしてダンジョンが発生した。
最初期にダンジョンが発生した場所は例外なく隕石が落ちた場所だったが、隕石が落ちた記録の無い所にも発生した。
入り口は馬に乗った人が出入り出来る程度の大きさで、異次元?に繋がっている。
1階層のみがあったり、複数階層ある等大きさは様々だ。
その為、自動車以上の物を持ち込めなかった。
初期に発生したダンジョンは岩がゴツゴツした洞窟型だったが、定期的に増えるダンジョンは今では砂漠、森、平原、湿地帯、海岸等様々な種類のエリアがあり、人工太陽まである。
なんでもありだ。
そして最初のダンジョンが発生した当初はそこからファンタジー世界の魔物が湧き出し、人々を襲い多くの者が犠牲となった。
そしていつの頃かラビリンスと呼ばれるようになった。
ゴブリンやオーク等小説やアニメでお馴染みの魔物が現れたが、市民が抵抗するもまるで歯が立たなかった。
包丁、木刀、バット等を手に撃退しようとするも刃物は欠け、木刀は折れた。
警察官が小銃、猟師が持つ散弾銃で交戦するも皮膚を傷付ける程度で倒す事は出来なかった。
車で突っ込む位しか倒す事が出来ず、車で突っ込んで2、3匹を倒したとしても、その人達は他の魔物に取り囲まれて直ぐに殺されてしまった。
そんな中自衛隊が状況を変えた。
駐屯地近くではあったが自衛隊が交戦し、ラビリンスの外へと出た魔物を倒して押し返す事が出来たのだ。
重機関銃以上の火力でようやく倒す事が出来た。
散弾銃は銃口を魔物に触れるような至近距離のみでしか役に立たなかった。
そこから何とか外に出た魔物を倒しきり、自衛隊や各国の軍隊が逆に迷宮の中へと入っていった。
魔物は死ぬと魔石と言われる不思議な石を残し霧散する。
又は時折有益なアイテムを落とす。
魔石は今や色々な物を作る希少金属の代替え品となり取引されている。
魔石と言ってもいつの頃かそう言われている通称であり、正式に名称は定められてはいない。
また、魔法を使う時の触媒や魔力供給源ではない。
工業的には砕いて使うのだが、魔石を砕いて出来た粉を魔法の粉と言う。
魔石の代わりにカードが残る。
当初はそのカードが何なのか理解できなかったが、そのカードに血を垂らすと、主人になりカーヴァントという、カードになった魔物を召喚して使役できる。
魔石は同ランクならばカードより少し値が高い程度だ。
例えばミキサー車1台分のセメントにゴブリン程度の魔石100個ほどを砕いた粉を入れると、強度が10倍になるとか。
アルミ100kgに1つ入れるとジュラルミンの倍の強度になるなど、その価値はかなりのものだ。
一部の希土類と同じような性質があり、そのような意味もあり魔法の粉と言われるが、呼び方について魔石が先か魔法の粉が先なのか意見が分かれる。
しかし一般人からすれば魔石を砕いたのが魔法の粉であり、それ以上でも以下でもない。
これもいつの間にか魔粉と言われるようになった。
また、魔物の討伐について特筆すべきなのは、100体に1枚程魔石の代りにその魔物の写真やステータスが掲載されたカードを落とす事だ。
最初は何だこれは?となった。
謎のカードであり、科学者が色々調べるも不明だった。
ラビリンスも下層には行けなかったが、最初の層にてある程度の魔物を殺せば外に出てくる事が無くなる事が分かり、各国がこぞって調査するも芳しくないどころか、どれ1枚として同じ個体が無い事位しか分からなかった。
戦闘を録画したフィルムからそのカードは死んだ個体の姿が写っている事だと判明したのだが、唯一その事が科学者達が解明した事実だったが、大した意味はなかった。
変化があったのはラビリンスから魔物が出て来てから3ヶ月した時だ。
偶々銃身を短くしたスナイパーライフルで魔物を倒した時に、倒した隊の自衛隊員がカードを拾おうとして躓いて転倒した。
転倒時にかすり傷を負って出た血が偶々カードに垂れた。
するとカードが光り、その場にゴブリンが現れて皆が腰を抜かした。
そしてその血を流した者を助け起こし恭しく礼をした。
「オレシジマヅ」
実際は聞き取れなかったが、そのような意味だと捉えた。
また、一字一句覚えていた隊員がおり、後に指示を!と言っていた事が分かった。
翻訳アプリができたのだ。
ただ、ラビリンス内は電子機器が使えないので、出入り口にてメモをしたのを入力し、ゴブリン語で会話ができなくもなかったが、結局こちらの意図は通じるので手振り身振りが中心となっていく。
敵意がなく、周りにはまだ瀕死の魔物がいたが、その自衛隊員の男ははっとなりこの魔物が己の配下にあると理解した。
ものは試しと魔物を殺して来いと命じたのが始まりだった。
そのカードから現れたのはゴブリン。
そのゴブリンはラビリンスにいる同種の魔物と明らかに様子が違った。
目が違ったのだ。
魔物は目が赤いが、カードから現れた魔物の目は薄い金色だった。
その日その男は他にもゴブリンのカードを拾っており、試しにカードへ血を垂らしてみた。
すると先程と同様にゴブリンが現れ、2体目のゴブリンを顕現させる事に成功したのだ。
それから分かったのはカードに血を垂らした者が主となり、隷属した状態の魔物、つまり眷属化した魔物の召喚が可能だという事だ。
但し召喚出来るのはラビリンスの中でのみ。
科学者はラビリンスの中に入らないから、どのような科学者にも分からなかったのだ。
また、血を掛けると血の持ち主が主として登録されるが、少なくとも1度はラビリンスの中に入っていないと主にはなれなかったのもそうと分かるまで時間が掛かった要因だ。
また、魔物は決して主に危害を加えない。
性格は各々違っており個性が見られた。
また、知性も個体差がある事が直ぐに分かった。
ラビリンスから得られたカードから眷属が得られ、それらに命ずれば他の魔物を倒す事が出来た。
ただ、ラビリンスからは出られず、出ようとするとカードに戻ってしまった。
カードには名前が書かれており、眷属化したカードに対し「出でよxxx」等とカードにある名前を唱えると顕現する。
そして「戻れxxx」と命ずるとカードに戻る。
意味さえ同じなら「出て来い!」「出ろ」「出て来て下さい」何でも良かった。
そうやって現代兵器以外での対処方法が発見され、最初の使い手となった自衛隊員は0号と呼ばれた。
後にカードから発生した魔物はカーヴァントと呼ばれたが、カードとサーヴァントを掛け合わせた造語だ。
ただ正式な呼称ではなく、いつの間にかそう言われるようになったにすぎない。
そして月日は流れ、今は隕石が落ちてから20年以上経過している。
世代は1世代変わっており、その間に1度大きな災厄が起こったが、今ではすっかりラビリンスと共存している世界となり、そこが物語の舞台である。
日本は夜だったが、昼のような明るさが暫く続いたと記録されている。
運悪く隕石が落ちた場所に有ったビルが倒壊したり、家屋があったりと少なからず犠牲が出た。
予兆はあった。
隕石が落ちる前の7月1日に地球から少し離れた所で発光現象が観測された。
その位置は7月4日に地球が通過する公転軌道付近と推測された。
また、月の裏側にも発光現象が観測されていた。
解釈は諸説あるが、有名となった話としてノストラダムスの大予言がある。
予言では恐怖の大王が地球を滅ぼすとされる月であり、予言通りだと世界は恐れ慄いた。
しかし、隕石による直接の犠牲が幾分か有りはしたが、クレーターが出来たわけでもなく肩透かしを食った形だった。
20XX年、世界各国に突如としてダンジョン(迷宮)が発生した。
通称ラビリンス。
正確にはダンジョン自体は確認されていたのだが、そこから異界の生物、通称魔物が湧き出したのだ。
その前兆は1999年7月に隕石が地球へと降り注いだが、各地にその隕石が落ちた事が今となってはそうだと言われている。
理由は隕石が落ちた事が確認された全ての場所にダンジョンが発生したからだ。
最初は人口100万~300万人につき1つの割合で隕石が落ち、隕石が落ちた後数年ほどしてダンジョンが発生した。
最初期にダンジョンが発生した場所は例外なく隕石が落ちた場所だったが、隕石が落ちた記録の無い所にも発生した。
入り口は馬に乗った人が出入り出来る程度の大きさで、異次元?に繋がっている。
1階層のみがあったり、複数階層ある等大きさは様々だ。
その為、自動車以上の物を持ち込めなかった。
初期に発生したダンジョンは岩がゴツゴツした洞窟型だったが、定期的に増えるダンジョンは今では砂漠、森、平原、湿地帯、海岸等様々な種類のエリアがあり、人工太陽まである。
なんでもありだ。
そして最初のダンジョンが発生した当初はそこからファンタジー世界の魔物が湧き出し、人々を襲い多くの者が犠牲となった。
そしていつの頃かラビリンスと呼ばれるようになった。
ゴブリンやオーク等小説やアニメでお馴染みの魔物が現れたが、市民が抵抗するもまるで歯が立たなかった。
包丁、木刀、バット等を手に撃退しようとするも刃物は欠け、木刀は折れた。
警察官が小銃、猟師が持つ散弾銃で交戦するも皮膚を傷付ける程度で倒す事は出来なかった。
車で突っ込む位しか倒す事が出来ず、車で突っ込んで2、3匹を倒したとしても、その人達は他の魔物に取り囲まれて直ぐに殺されてしまった。
そんな中自衛隊が状況を変えた。
駐屯地近くではあったが自衛隊が交戦し、ラビリンスの外へと出た魔物を倒して押し返す事が出来たのだ。
重機関銃以上の火力でようやく倒す事が出来た。
散弾銃は銃口を魔物に触れるような至近距離のみでしか役に立たなかった。
そこから何とか外に出た魔物を倒しきり、自衛隊や各国の軍隊が逆に迷宮の中へと入っていった。
魔物は死ぬと魔石と言われる不思議な石を残し霧散する。
又は時折有益なアイテムを落とす。
魔石は今や色々な物を作る希少金属の代替え品となり取引されている。
魔石と言ってもいつの頃かそう言われている通称であり、正式に名称は定められてはいない。
また、魔法を使う時の触媒や魔力供給源ではない。
工業的には砕いて使うのだが、魔石を砕いて出来た粉を魔法の粉と言う。
魔石の代わりにカードが残る。
当初はそのカードが何なのか理解できなかったが、そのカードに血を垂らすと、主人になりカーヴァントという、カードになった魔物を召喚して使役できる。
魔石は同ランクならばカードより少し値が高い程度だ。
例えばミキサー車1台分のセメントにゴブリン程度の魔石100個ほどを砕いた粉を入れると、強度が10倍になるとか。
アルミ100kgに1つ入れるとジュラルミンの倍の強度になるなど、その価値はかなりのものだ。
一部の希土類と同じような性質があり、そのような意味もあり魔法の粉と言われるが、呼び方について魔石が先か魔法の粉が先なのか意見が分かれる。
しかし一般人からすれば魔石を砕いたのが魔法の粉であり、それ以上でも以下でもない。
これもいつの間にか魔粉と言われるようになった。
また、魔物の討伐について特筆すべきなのは、100体に1枚程魔石の代りにその魔物の写真やステータスが掲載されたカードを落とす事だ。
最初は何だこれは?となった。
謎のカードであり、科学者が色々調べるも不明だった。
ラビリンスも下層には行けなかったが、最初の層にてある程度の魔物を殺せば外に出てくる事が無くなる事が分かり、各国がこぞって調査するも芳しくないどころか、どれ1枚として同じ個体が無い事位しか分からなかった。
戦闘を録画したフィルムからそのカードは死んだ個体の姿が写っている事だと判明したのだが、唯一その事が科学者達が解明した事実だったが、大した意味はなかった。
変化があったのはラビリンスから魔物が出て来てから3ヶ月した時だ。
偶々銃身を短くしたスナイパーライフルで魔物を倒した時に、倒した隊の自衛隊員がカードを拾おうとして躓いて転倒した。
転倒時にかすり傷を負って出た血が偶々カードに垂れた。
するとカードが光り、その場にゴブリンが現れて皆が腰を抜かした。
そしてその血を流した者を助け起こし恭しく礼をした。
「オレシジマヅ」
実際は聞き取れなかったが、そのような意味だと捉えた。
また、一字一句覚えていた隊員がおり、後に指示を!と言っていた事が分かった。
翻訳アプリができたのだ。
ただ、ラビリンス内は電子機器が使えないので、出入り口にてメモをしたのを入力し、ゴブリン語で会話ができなくもなかったが、結局こちらの意図は通じるので手振り身振りが中心となっていく。
敵意がなく、周りにはまだ瀕死の魔物がいたが、その自衛隊員の男ははっとなりこの魔物が己の配下にあると理解した。
ものは試しと魔物を殺して来いと命じたのが始まりだった。
そのカードから現れたのはゴブリン。
そのゴブリンはラビリンスにいる同種の魔物と明らかに様子が違った。
目が違ったのだ。
魔物は目が赤いが、カードから現れた魔物の目は薄い金色だった。
その日その男は他にもゴブリンのカードを拾っており、試しにカードへ血を垂らしてみた。
すると先程と同様にゴブリンが現れ、2体目のゴブリンを顕現させる事に成功したのだ。
それから分かったのはカードに血を垂らした者が主となり、隷属した状態の魔物、つまり眷属化した魔物の召喚が可能だという事だ。
但し召喚出来るのはラビリンスの中でのみ。
科学者はラビリンスの中に入らないから、どのような科学者にも分からなかったのだ。
また、血を掛けると血の持ち主が主として登録されるが、少なくとも1度はラビリンスの中に入っていないと主にはなれなかったのもそうと分かるまで時間が掛かった要因だ。
また、魔物は決して主に危害を加えない。
性格は各々違っており個性が見られた。
また、知性も個体差がある事が直ぐに分かった。
ラビリンスから得られたカードから眷属が得られ、それらに命ずれば他の魔物を倒す事が出来た。
ただ、ラビリンスからは出られず、出ようとするとカードに戻ってしまった。
カードには名前が書かれており、眷属化したカードに対し「出でよxxx」等とカードにある名前を唱えると顕現する。
そして「戻れxxx」と命ずるとカードに戻る。
意味さえ同じなら「出て来い!」「出ろ」「出て来て下さい」何でも良かった。
そうやって現代兵器以外での対処方法が発見され、最初の使い手となった自衛隊員は0号と呼ばれた。
後にカードから発生した魔物はカーヴァントと呼ばれたが、カードとサーヴァントを掛け合わせた造語だ。
ただ正式な呼称ではなく、いつの間にかそう言われるようになったにすぎない。
そして月日は流れ、今は隕石が落ちてから20年以上経過している。
世代は1世代変わっており、その間に1度大きな災厄が起こったが、今ではすっかりラビリンスと共存している世界となり、そこが物語の舞台である。
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