異世界の約束:追放者の再興〜外れギフト【光】を授り侯爵家を追い出されたけど本当はチート持ちなので幸せに生きて見返してやります!〜

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第157話 タイタンの最後

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 女騎士イザベルは勇敢にタイタンに向かって突進した。
 鋼のような肌と赤い瞳を持つ巨人の姿に彼女は息をのんだ。タイタンは頭に角を生やし、イカツイ顔だ。
 空を暗くし雷を集めた。
 雷を次々と放ちセルカッツ達を狙った。
 彼は魔物の王者であり、最強の敵だった。

 イザベルはタイタンに恐れることなく剣と盾で戦った。
 彼女は盾で雷を防ぎながら、剣でタイタンの足を切りつけたが、イザベルの攻撃に激怒し、足を振り上げてイザベルを踏み潰そうとした。

 イザベルは足の影に覆われ、恐怖を感じたが、素早くいた。
 彼女は跳び退きざまにタイタンの足に傷をつけることができたが、それだけでは倒せないと分かった。

 タイタンの膝を狙って剣で一気に切り下ろそうとしたが、イザベルの攻撃に気づき、足で蹴り飛ばそうとした。

 蹴りをかわして剣でタイタンの膝を切り裂くと言い放った。

「これでどうでござるか!タイタン殿!」

 しかし、タイタンの蹴りを盾で受けようとして体ごと吹き飛ばされ木に激突した。

 刀の使い手であるヨルミクルは、イザベルが蹴り飛ばされたのを見ると即時に助けに行った。
 刀で雷を斬り払いながらイザベルのもとに駆け寄ったが、彼女は意識を失っていたが、命に別状はなかったが、イザベルを抱えて、安全な場所に運んだ。

「大丈夫?ここで休んでいてね。私がセルカッツ様に加勢するから」

「かたじけないでござる。ヨルミクル殿、私も早く戦線に戻りたいでござる。セルカッツ殿を守って欲しいのでござる」

 イザベルは弱々しく答えた。

 その頃セルカッツはタイタンと一騎打ちをしていた。
 彼は剣と盾でタイタンの攻撃を受け止め、その動きを見極めて隙をついた。

 腕や胸を切りつけたが、タイタンはセルカッツの攻撃に痛みを感じた。セルカッツが何かに躓いた一瞬の隙にタイタンはセルカッツを掴んで地面に投げて叩きつけた。

 セルカッツは盾で衝撃を和らげ、タイタンの手から逃れると再び立ち上がった。
 しかし、タイタンの目を見つめるも恐れてはいなかった。

「お前が魔物の王者だというのか?ならば、俺を倒してみろ!」

 不適な笑みを浮かべながら言った。

 タイタンは空に向かって叫んだ。
 すると、空からものすごい数の雷が降り、タイタンは雷を放ち続けてセルカッツに迫った。
 数が多すぎてセルカッツは全ての雷を避けることができなかった。
 彼は1条の雷に直撃されて燃え上がったが、大したダメージは入らなかった。

 セルカッツはタイタンの攻撃を分析した。
 タイタンが雷を槍状にするのは、数本の雷をまとめて威力を上げるのと、指向性を持たせて性格にターゲットに向かって飛ばす目的があるのだと気づいた。

 そしてタイタンの攻撃を防ぐ方法を考えた。

 炎の中からセルカッツが現れると剣を振りかざしタイタンに飛びかかった。
 まるで炎の化身と雷の王の最後の戦いの様相だった。
 セルカッツはタイタンの目に剣を突き刺した。
 セルカッツの剣に貫かれて倒れかけるも、踏みとどまった。それならばとセルカッツはタイタンの心臓を狙って、剣で一気に突こうとするも躱される。

 槍の使い手メイヤはひっそりとタイタンの背後に回った。
 彼女はセルカッツの次に強い戦士だった。
 彼女は槍を構えタイタンが雷を集めるタイミングで、タイタンの尻に音もなく突き入れると、槍を手放した。
 すると槍に向かって雷が落ち、タイタンは尻から内蔵を焼かれていき、激痛に叫んだ。

 その隙にセルカッツはタイタンの首元までジャンプするも、首を掻きむしっており刎ねるのは無理と判断し、心臓を切り裂いた。

 タイタンは心臓の鼓動を止めると盛大に倒れた。
 メイヤはタイタンの傍に立って、セルカッツに向かってお茶目に敬礼した。

「セルカッツ様、おめでとうございます。あなたは本当に素晴らしいでござる」

 セルカッツはイザベルの口調が伝播しているのか?と一瞬の強張った。
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