異世界の約束:追放者の再興〜外れギフト【光】を授り侯爵家を追い出されたけど本当はチート持ちなので幸せに生きて見返してやります!〜

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第134話 再会

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 俺達は間違った情報を持っていたが、それは卒業式は2日後のことだ。
 そこで今日は旅の疲れを取り、明日魔法学校へ赴く事にした。

 宿の部屋を取り、プンスカモードのリリアナさんに説明をする一方で、アイリーンとヤーマはこれまでの事を話し合っていた。

「お嬢様、何故私の所に来たのかは来てしまった以上聞いても仕方ありませんが、危険を犯す必要はないのですよ」

「確かに私自身のことだけを見ればそうですが、貴女を失いたくないのです。ああ、それと先に1つ謝っておきます。真面目な鍛錬に伴ってですが、貴女の裸をセルに見せています」

「な、な、な、な、は、裸を?肌を見せたのですか?もう女になられたのですか?」
 
「ふふふ。床を共にしていますが、まだ女にはなっていないわ。婚姻しその初夜までお預けにしているし、彼は17歳以上じゃないと抱きたくないそうよ。それに裸を見られたけど、貴女の見た目だから、私の肌を見たのはまだ貴女がおねしょをしていた年齢のことよ」

「わ、私のは良いです。後で目を潰せば大丈夫ですから!」

「そんな事したら駄目よ。いえ、無駄よ。目を潰しても復活できるから。彼の脳内にはしっかり貴女の肌が記憶されてるわ。フフフ」

「ふ、不埒な事をされていないのであれば良いです」

「彼ね、押すと引くから、逃走している時に抱いてと懇願したけど、断られたわ。紳士なのよ」

「はあ。そうですか」

「気のない返事ね。それよりドナルドはどうなの?彼もてるんじゃないの?」

「生真面目で融通が利かないの。確かにおっさん、じゃなく、都市不相応に落ち着いているから狼騎士と言われているの。老の代わりに狼よ」

「で、貴女の目に適った殿方はいるのかしら?ドナルドは?」

「この学校にいる男は残念ですが、愚か者ばかりです。ろくなのがいません。それとドナルドですが、ああ見えて女の子にモテるようなのと、手が早いらしいの。私の好みではないわね」

 2人はそんな話をしていたが、俺はリリアナさんに散々文句を言われたんだ。
 宥めるのに苦労したんだよね。
 プイプイとした怒り顔がキュート!そんなふうに話したら真っ赤になり可愛かったりする。
 まあ、婚約者がいるようだから、そろそろいぢるのをやめたらとヨルミクルに言われ、更に怒らせたのは仕方のない事。

 そうそう、イザベルについて新事実が判明。
 女性だけで風呂に入っている時は、素顔を見られても、少し恥ずかしがる程度で、行動不能にはならないのだとか。
 ドレスを来て舞踏会に行ったら注目の的になるような美人さんなのに残念だ。

 素顔で過ごすのに慣れよう!と俺と対面しても3秒持たずに顔を隠すんだよな。

 今日の部屋割りは俺とドナルド、騎士隊長と男女別れたんだ・・・むさい・・・女の子の添い寝plz

 ドナルド、あかんやつだった。
 お前卒業式で刺されるぞ!
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