118 / 173
第118話 2つ目の指輪の機能
しおりを挟む
し 国境まで4日、国境を超えた後6日で到着する予定にしている。
こんな距離、日本なら1日で移動出来るのにな!とぼやくしか無い。
油断大敵だが、道中暇で仕方がない。
ドラえもんが現れないかなぁとか、テレポートしたい!とか妄想してしまう。
残念ながら、転移系は戦闘中に10m前後行うのが最大のはずだ。
少なくともラージリオンオンラインではそうで、アルテイシアもそれしか知らなった。
あくまで知らないだけだから、数百km離れたところへテレポート出来る手段があるかもだ。
初日は移動開始したのが昼過ぎだったから大して進めなかった。
そして宿に泊まったが、ハーニャが俺のところに来た。
部屋は6人部屋を2つだ。
個室か6人部屋しかない宿しか空きがなかった。
部屋割りはメイヤに任せている。
任せちゃったんだ。
1部屋目は俺、アルテイシア、メイヤ、イザベラ
2部屋目はタニス、ハーニャ、ネイリス、ヨルミクルだ。
寝る前までは結局何かをするわけでもないが、皆俺のところに来た。
で、俺はハーニャにベットに座らさせられた。
すると俺の前に当たり前のように座ると、手を取った。
俺は何だろう?とキョトンとしていた。
「魔力を分けて!」
そうして俺の手を服の中に入れ、左胸に当てた。
「ちょっと貴女、皆の前で何やっているのよ!?私だって揉まれたことがないのに!」
アルテイシアよ、突っ込むところはそうじゃない。
「セル、揉みたかったら揉んでも良いけど、魔力を流して!口移しの方が効率は良いけど、口が塞がったら意味がないの」
良く分からないが、胸の柔らかな感触に理性が飛びそうになるが、彼女は至って真面目だった。
魔力を左胸に送り出すと、一瞬ビクンとなり、ああん!とセクシーな声を出すが、コホンと咳払いをした。
そして左手を口元に持ってきて右手を左手にかざし、魔力を注ぎ込み始めた。
すると、例の相手と姿が入れ替わるマジックアイテムである指輪が光り出した。
「私です。聞こえますか?魔力を大量に消費するので手短になります」
「聞こえます!」
「貴女の身に命の危機が迫っています。仲間と共に助けに行きますが間に合いそうにありません。そうですね、明日にでも学校のトイレに入り、直ぐに指輪を外しなさい。そして誰かわからない様にして身を隠しなさい。3日後までに今くらいの時間に指輪をはめなさい!こちらから連絡します!拒否権はありません!」
「分かりました!」
返事を聞くと、ハーニャは息を荒くして指輪に対しての魔力供給を切った。
「はあ、はあ、あ、ありが、とう・・・その、いつまで触っているのです?流石に皆がいる前で初夜を行うのは恥ずかしいですわ!」
身分を明かした途端にハーニャはアイリーンの喋り方をするようになった。
「堪能したかったんだが駄目か?」
俺は手を引っこ抜きつつ、彼女が真っ赤になる様を愉しんだ。
「は、破廉恥な!」
「ちょっとした意趣返しだよ。今回のような事をするなら予め話してくれよ。ちゃんと手を清めてから出来たのに」
「セルの手は綺麗よ。それにこれからお風呂でしょ!もし汚れていても問題ないわ。一緒に入りますか?」
「止めておくよ。ここは混浴じゃないからな」
そうして初日は終わっていった。
こんな距離、日本なら1日で移動出来るのにな!とぼやくしか無い。
油断大敵だが、道中暇で仕方がない。
ドラえもんが現れないかなぁとか、テレポートしたい!とか妄想してしまう。
残念ながら、転移系は戦闘中に10m前後行うのが最大のはずだ。
少なくともラージリオンオンラインではそうで、アルテイシアもそれしか知らなった。
あくまで知らないだけだから、数百km離れたところへテレポート出来る手段があるかもだ。
初日は移動開始したのが昼過ぎだったから大して進めなかった。
そして宿に泊まったが、ハーニャが俺のところに来た。
部屋は6人部屋を2つだ。
個室か6人部屋しかない宿しか空きがなかった。
部屋割りはメイヤに任せている。
任せちゃったんだ。
1部屋目は俺、アルテイシア、メイヤ、イザベラ
2部屋目はタニス、ハーニャ、ネイリス、ヨルミクルだ。
寝る前までは結局何かをするわけでもないが、皆俺のところに来た。
で、俺はハーニャにベットに座らさせられた。
すると俺の前に当たり前のように座ると、手を取った。
俺は何だろう?とキョトンとしていた。
「魔力を分けて!」
そうして俺の手を服の中に入れ、左胸に当てた。
「ちょっと貴女、皆の前で何やっているのよ!?私だって揉まれたことがないのに!」
アルテイシアよ、突っ込むところはそうじゃない。
「セル、揉みたかったら揉んでも良いけど、魔力を流して!口移しの方が効率は良いけど、口が塞がったら意味がないの」
良く分からないが、胸の柔らかな感触に理性が飛びそうになるが、彼女は至って真面目だった。
魔力を左胸に送り出すと、一瞬ビクンとなり、ああん!とセクシーな声を出すが、コホンと咳払いをした。
そして左手を口元に持ってきて右手を左手にかざし、魔力を注ぎ込み始めた。
すると、例の相手と姿が入れ替わるマジックアイテムである指輪が光り出した。
「私です。聞こえますか?魔力を大量に消費するので手短になります」
「聞こえます!」
「貴女の身に命の危機が迫っています。仲間と共に助けに行きますが間に合いそうにありません。そうですね、明日にでも学校のトイレに入り、直ぐに指輪を外しなさい。そして誰かわからない様にして身を隠しなさい。3日後までに今くらいの時間に指輪をはめなさい!こちらから連絡します!拒否権はありません!」
「分かりました!」
返事を聞くと、ハーニャは息を荒くして指輪に対しての魔力供給を切った。
「はあ、はあ、あ、ありが、とう・・・その、いつまで触っているのです?流石に皆がいる前で初夜を行うのは恥ずかしいですわ!」
身分を明かした途端にハーニャはアイリーンの喋り方をするようになった。
「堪能したかったんだが駄目か?」
俺は手を引っこ抜きつつ、彼女が真っ赤になる様を愉しんだ。
「は、破廉恥な!」
「ちょっとした意趣返しだよ。今回のような事をするなら予め話してくれよ。ちゃんと手を清めてから出来たのに」
「セルの手は綺麗よ。それにこれからお風呂でしょ!もし汚れていても問題ないわ。一緒に入りますか?」
「止めておくよ。ここは混浴じゃないからな」
そうして初日は終わっていった。
11
お気に入りに追加
218
あなたにおすすめの小説

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。
スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する
カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、
23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。
急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。
完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。
そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。
最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。
すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。
どうやら本当にレベルアップしている模様。
「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」
最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。
他サイトにも掲載しています。
異世界召喚されたら無能と言われ追い出されました。~この世界は俺にとってイージーモードでした~
WING/空埼 裕@書籍発売中
ファンタジー
1~8巻好評発売中です!
※2022年7月12日に本編は完結しました。
◇ ◇ ◇
ある日突然、クラスまるごと異世界に勇者召喚された高校生、結城晴人。
ステータスを確認したところ、勇者に与えられる特典のギフトどころか、勇者の称号すらも無いことが判明する。
晴人たちを召喚した王女は「無能がいては足手纏いになる」と、彼のことを追い出してしまった。
しかも街を出て早々、王女が差し向けた騎士によって、晴人は殺されかける。
胸を刺され意識を失った彼は、気がつくと神様の前にいた。
そしてギフトを与え忘れたお詫びとして、望むスキルを作れるスキルをはじめとしたチート能力を手に入れるのであった──
ハードモードな異世界生活も、やりすぎなくらいスキルを作って一発逆転イージーモード!?
前代未聞の難易度激甘ファンタジー、開幕!
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語
外れギフト魔石抜き取りの奇跡!〜スライムからの黄金ルート!婚約破棄されましたのでもうお貴族様は嫌です〜
KeyBow
ファンタジー
この世界では、数千年前に突如現れた魔物が人々の生活に脅威をもたらしている。中世を舞台にした典型的なファンタジー世界で、冒険者たちは剣と魔法を駆使してこれらの魔物と戦い、生計を立てている。
人々は15歳の誕生日に神々から加護を授かり、特別なギフトを受け取る。しかし、主人公ロイは【魔石操作】という、死んだ魔物から魔石を抜き取るという外れギフトを授かる。このギフトのために、彼は婚約者に見放され、父親に家を追放される。
運命に翻弄されながらも、ロイは冒険者ギルドの解体所部門で働き始める。そこで彼は、生きている魔物から魔石を抜き取る能力を発見し、これまでの外れギフトが実は隠された力を秘めていたことを知る。
ロイはこの新たな力を使い、自分の運命を切り開くことができるのか?外れギフトを当りギフトに変え、チートスキルを手に入れた彼の物語が始まる。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる