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第18話 侯爵の怒り
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時はセルカッツが追放され、屋敷を後にした直後に戻る。
ダイランド侯爵はセルカッツを追い出してから直ぐに、キルカッツを伴い自室たる執務室に入った。
「掛けなさい」
「は、はい。侯爵様」
「父上で良い。嫡男にのみ許しているがな。しかし、流石は我が息子!アルリーン様を迎え入れるのに、これ程のギフトはあるまい」
「アルリーン様はセルカッツじゃない、昼行灯の許嫁ではないのでしょうか?」
「違うな。あやつの名前で婚約しているのではない。ダイランド家嫡男に嫁ぐ事になっており、今はお前が嫡男なのだから、お前が娶るのだ」
「お、俺がアルリーン様を!?す、凄い!」
「ああ。お前は凄い。あれもくれてやろう。お前はどちらを先に食うのだ?」
「先と言いますと?」
「公爵家から妻を迎えるのに女に慣れていないでは話にならぬ。儀式も終わったから晴れてお前は成人なのだ。ハーニャはさてどうするか悩むが、タニスだけではなくメイヤもお前のモノだ」
「ふ、2人とやってもいいのかよ!」
ガッツポーズし、喜びをあらわにする。
「待ちに待っただろう」
「メ、メイヤだ!メイヤとやるよ!セルカッツの女を寝取ってやり、ザマァをしたい!」
「うむ。その意気やヨシ!では今宵メイヤで筆下ろしをするが良い。しかしあの3人は遅いな」
「確か馬車を戻してから来るとか言っておりましたから、使用人達と話し込んでいるのでしょうか?」
「誰かいないか?」
扉の外に控えていた執事の1人が入ってきた。
「コンスで御座います。旦那様いかがなされましたか?」
「うむ。今日信託の儀に行った使用人3人が馬車を戻しに行ったようだが、着替えなくても良いから直ぐに私の所に連れて来てくれ。仕事を振られていたら誰かにやらせるのだ」
「かしこまりました。メイヤ、タニス、ハーニャの3名で御座いますね。それでは失礼します」
入れ替わりで執事の1人が入ってきた。
「旦那様、廃嫡されたセルカッツ様の・・・」
「様はいらぬ。我家の恥だ。もう我が家の1員ではない」
「はっ。失礼しました。この屋敷に住んでおりましたセルカッツ氏の部屋の件でございますが、旦那様の仰っていた通り、机に仕掛けをしてありました。貴重品等は机の中にあると思われます。その他は貴族の子息の普通の荷物しか御座いませんでした」
「机の中は見れたのか?」
「いえ。このような紙が机にあり、現在使用人にも部屋に入らぬよう指示を出しました所です。その、一旦呼び戻せませんでしょうか?」
【何人たりとも持ち主の許可無く机を動かしたり引き出しを開けるなかれ。それを行えば燃やし尽くしてやる!】
その紙を見た侯爵は一瞬だけ、苦虫を噛み潰したような顔をした。
「くう。あやつ、普段からそのような事をしておったのか?」
「あの部屋はメイヤ以外は入っておりませんので、メイヤに聞かないと分かりませんが、どうやらドアには誰かが入ったかどうか分かるような微妙な仕掛けをしておりました。状態から普段からしていた事かと見受けられます。メイヤ以外に部屋を見られましたら、例え屋敷を燃やそうが灰にしようという覚悟を感じました」
「うむ。慌てる事もあるまい。分かった。あやつの言っていた期間は誰も触れてはならぬぞ。特にキルカッツ、良いな?」
侯爵はセルカッツを呼び戻す話について無視をした。
セルカッツの部屋についての報告を受けていたが、先程メイヤ達を迎えに行ったコンスという執事が息を切らせて入ってきた。
「何事だ?」
「た、大変でございます。3人が消えました」
「どういう事だ?」
「はっ!馬車を戻しに行ったのを最後に誰も見ておらず、馬車は戻っておりました」
「部屋にいるのではないのか?」
「勿論見ました。屋敷の敷地に入ってから屋敷の中に入っておりません。また、屋敷の敷地を出るのを見た者もおりません」
「どういう事だ!屋敷にいないのであれば買い物に行ったのではないのか?確かに今日は暇を与えておるからおかしな話ではないが、少なくともメイヤはセルカッツの事でそれどころではあるまい。セルカッツが連れ去ったのか?」
「それはありません。尾行させた者から、先程1人で町を出たと報告がありました。メイヤはともかく、タニスとハーニャは神殿から屋敷までの間セルカッツ氏と接触はしておりません」
「町の出入口に私兵を派遣し、メイヤ達を外に出させるな!セルカッツと3人の人相書きを出し、出入口の門番に全員の顔を確認させるのだ!」
「はっ!」
「父上、ど、どういう事なので?」
「あやつ馬車の中でメイヤに屋敷の外に出るように指示をし、タニスとハーニャもついて行ったのだろう!してやられたわ!しかし町からは出さぬぞ!使用人と私兵を集めろ!」
流石に領主をしているだけあり、セルカッツの仕業だと気が付いた。
しかし、何年も前からの計画とは思わず、放逐を告げられてから考えて実行したとしか考えなかった。
「た、大変です!」
次にメイドが現れた。
「今度は何だ?」
「これが裏庭に落ちておりました」
1枚のハンカチだった。
「お世話になりました。私はセルカッツ様の所有物。セルカッツ様のいる所が私の居場所。探さないでください。あまりの仕打ちに失望しました」
「小娘えぇぇがああぁ!!」
「おい、裏庭と言っても塀があるだろ?」
「は、そ、その、体の小さな者、メイヤ程の背格好の者であれば抜け出せる穴が掘られており、そこから外に出たようで、最近誰かが通った痕跡がございました!」
「探し出せえぇ!」
侯爵はテーブルを力一杯叩いた。
ダイランド侯爵はセルカッツを追い出してから直ぐに、キルカッツを伴い自室たる執務室に入った。
「掛けなさい」
「は、はい。侯爵様」
「父上で良い。嫡男にのみ許しているがな。しかし、流石は我が息子!アルリーン様を迎え入れるのに、これ程のギフトはあるまい」
「アルリーン様はセルカッツじゃない、昼行灯の許嫁ではないのでしょうか?」
「違うな。あやつの名前で婚約しているのではない。ダイランド家嫡男に嫁ぐ事になっており、今はお前が嫡男なのだから、お前が娶るのだ」
「お、俺がアルリーン様を!?す、凄い!」
「ああ。お前は凄い。あれもくれてやろう。お前はどちらを先に食うのだ?」
「先と言いますと?」
「公爵家から妻を迎えるのに女に慣れていないでは話にならぬ。儀式も終わったから晴れてお前は成人なのだ。ハーニャはさてどうするか悩むが、タニスだけではなくメイヤもお前のモノだ」
「ふ、2人とやってもいいのかよ!」
ガッツポーズし、喜びをあらわにする。
「待ちに待っただろう」
「メ、メイヤだ!メイヤとやるよ!セルカッツの女を寝取ってやり、ザマァをしたい!」
「うむ。その意気やヨシ!では今宵メイヤで筆下ろしをするが良い。しかしあの3人は遅いな」
「確か馬車を戻してから来るとか言っておりましたから、使用人達と話し込んでいるのでしょうか?」
「誰かいないか?」
扉の外に控えていた執事の1人が入ってきた。
「コンスで御座います。旦那様いかがなされましたか?」
「うむ。今日信託の儀に行った使用人3人が馬車を戻しに行ったようだが、着替えなくても良いから直ぐに私の所に連れて来てくれ。仕事を振られていたら誰かにやらせるのだ」
「かしこまりました。メイヤ、タニス、ハーニャの3名で御座いますね。それでは失礼します」
入れ替わりで執事の1人が入ってきた。
「旦那様、廃嫡されたセルカッツ様の・・・」
「様はいらぬ。我家の恥だ。もう我が家の1員ではない」
「はっ。失礼しました。この屋敷に住んでおりましたセルカッツ氏の部屋の件でございますが、旦那様の仰っていた通り、机に仕掛けをしてありました。貴重品等は机の中にあると思われます。その他は貴族の子息の普通の荷物しか御座いませんでした」
「机の中は見れたのか?」
「いえ。このような紙が机にあり、現在使用人にも部屋に入らぬよう指示を出しました所です。その、一旦呼び戻せませんでしょうか?」
【何人たりとも持ち主の許可無く机を動かしたり引き出しを開けるなかれ。それを行えば燃やし尽くしてやる!】
その紙を見た侯爵は一瞬だけ、苦虫を噛み潰したような顔をした。
「くう。あやつ、普段からそのような事をしておったのか?」
「あの部屋はメイヤ以外は入っておりませんので、メイヤに聞かないと分かりませんが、どうやらドアには誰かが入ったかどうか分かるような微妙な仕掛けをしておりました。状態から普段からしていた事かと見受けられます。メイヤ以外に部屋を見られましたら、例え屋敷を燃やそうが灰にしようという覚悟を感じました」
「うむ。慌てる事もあるまい。分かった。あやつの言っていた期間は誰も触れてはならぬぞ。特にキルカッツ、良いな?」
侯爵はセルカッツを呼び戻す話について無視をした。
セルカッツの部屋についての報告を受けていたが、先程メイヤ達を迎えに行ったコンスという執事が息を切らせて入ってきた。
「何事だ?」
「た、大変でございます。3人が消えました」
「どういう事だ?」
「はっ!馬車を戻しに行ったのを最後に誰も見ておらず、馬車は戻っておりました」
「部屋にいるのではないのか?」
「勿論見ました。屋敷の敷地に入ってから屋敷の中に入っておりません。また、屋敷の敷地を出るのを見た者もおりません」
「どういう事だ!屋敷にいないのであれば買い物に行ったのではないのか?確かに今日は暇を与えておるからおかしな話ではないが、少なくともメイヤはセルカッツの事でそれどころではあるまい。セルカッツが連れ去ったのか?」
「それはありません。尾行させた者から、先程1人で町を出たと報告がありました。メイヤはともかく、タニスとハーニャは神殿から屋敷までの間セルカッツ氏と接触はしておりません」
「町の出入口に私兵を派遣し、メイヤ達を外に出させるな!セルカッツと3人の人相書きを出し、出入口の門番に全員の顔を確認させるのだ!」
「はっ!」
「父上、ど、どういう事なので?」
「あやつ馬車の中でメイヤに屋敷の外に出るように指示をし、タニスとハーニャもついて行ったのだろう!してやられたわ!しかし町からは出さぬぞ!使用人と私兵を集めろ!」
流石に領主をしているだけあり、セルカッツの仕業だと気が付いた。
しかし、何年も前からの計画とは思わず、放逐を告げられてから考えて実行したとしか考えなかった。
「た、大変です!」
次にメイドが現れた。
「今度は何だ?」
「これが裏庭に落ちておりました」
1枚のハンカチだった。
「お世話になりました。私はセルカッツ様の所有物。セルカッツ様のいる所が私の居場所。探さないでください。あまりの仕打ちに失望しました」
「小娘えぇぇがああぁ!!」
「おい、裏庭と言っても塀があるだろ?」
「は、そ、その、体の小さな者、メイヤ程の背格好の者であれば抜け出せる穴が掘られており、そこから外に出たようで、最近誰かが通った痕跡がございました!」
「探し出せえぇ!」
侯爵はテーブルを力一杯叩いた。
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