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第14話 初戦闘
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俺達は今、とある山の麓に広がっている森の中に入っている。
目的の場所である迷宮の入口近くに辿り着いているはずだが、おおまかな位置しか分からない為、現在その入口を探している所だ。
敢えて危険な森に入っていったのは迷宮に入る為だ。
この迷宮には数年後に登場するボスキャラが封印されており、ゲーム後半に潜る事になる場所だ。
ただ、封印が解けていないので今では忘れ去られたただの隠し通路だ。
ゲームで毎回1度は潜るのだが、いかんせん時系列的には未来に来ただけなので大まかな位置しか分からない。
目印となる物が別の形をしているからだ。
正確には俺の知識というか、ゲームで訪れた時は目的地の辺り一帯は全て燃えており、入口を見付けるのは容易だった。
だが、今はまだ鬱蒼とした森が広がっている。
何とか1つだけ用意出来た高価な魔物避けのお陰で今の所魔物と遭遇してはいない。
体力の関係で走るのではなく、歩いており俺も心配させないようにしていたのもあるが、3人の緊張も長くは続かなかった。
実は危険はあまりないのかな?そんなふうに思い、3人は俺にあれは何?これは何?と口数が多くなってきた。
勿論鬱蒼とした森は不安を掻き立てる。
不安から口数が多くなっていたのだ。
つまり、それは不安の裏返しであり、不安をお喋りで払拭しようとしたのだ。
無理もない。
3人共俺に助けられなかった場合、己が何をされるはずだったのかや運命を理解しており、俺との絆を盤石なものにしたいのだろう。
俺は3人を性的に抱かなかった。
仮にあのような狭小スペースでおっ始めたら、声や音が丸聞こえだ。
それどころか見られながらになる。
そんな趣味はない。
あくまでもう少し大人の体だった場合での話だ。
それに俺には婚約者が・・・まあ破棄されるだろうが、ちゃんと婚約破棄されてからの話だし、やはりせめて18歳にならないと手を出さない!多分・・・
そんな中、魔物避けの効果とは別に全力で駆けて来る魔物の進路と運悪く交差してしまった。
ガサガサガサ!
腰の高さ程の下草が音を立てる。
「何かが来るぞ!戦闘用意だ!」
3人がえっ!?と驚くもコンバットナイフを手に身構える。
俺もそうだ。
森の中で木が邪魔になる為、とてもではないが剣は振り回せない。
剣を使うならば開けた所に行かなければだ。
それに未熟な彼女達が近くにいると中々剣を使えない。
この10日は狭い森の中を想定し、ナイフと近接戦闘を中心に、各々へ得意そうな獲物を少し教えた。
3人は3人だけで近接戦闘を訓練しており、ヤル気だけはある。
現れたのはゴブリンだ。
アニメや小説では雑魚だが、残念ながらこの世界では戦闘系のギフトを持たぬ者では太刀打ち出来ない。
剣術を修めても刃が通らないのだ。
非戦闘系のギフトを得たとしても、1か月以内に何かしらの戦闘スキルを得ると魔物を倒す事が可能な冒険者となれる。
刃物が刺さるようになり、殴ればダメージが入るようになるのだ。
一説によると戦闘スキルを得た者の体には見えないオーラがあり、そのオーラにより魔物にダメージが入るようになる。
手に握った武器にもそのオーラが反映される。
決してなりたてで勝てる相手ではない。
人形をした魔物の中では最弱ではあるが、レベル10位にならないと単独ではまず勝てない。
それ程の強さだ。
だからゴブリンを1人で危なげなく倒す事が可能かどうかが、1人前と見做す基準になっているのだ。
2匹出て来た。
ヨシ!これならなんとかなる!
と思ったが2匹はこちらを視認すると、ちらりと後ろを見てから棒切れを握りしめて【キシャアアアアアア】と叫びながら向かってきた。
何かから逃げている感じにも見える。
すると後ろからホブゴブリンが出て来た。
最悪だ。
ゲームの場合だが、単独の場合だとレベル20以上が推奨とされており、ゴブリンの支配階級だ。
しかも上位種族としてゴブリンを迫害しているから、2匹がボブゴブリンから逃げていたようだ。
「くそっ!シーナは右の奴を、アリスとリリアは左を。俺はホブゴブリンをやる!」
シーナ、アリス、リリアは「はい!」と返事をし各々戦い始める。
ゴブリンが女性陣の方に向かったのを確認し、俺は少し前に出て武器をショートソードに替えて身構える。
ゴクリとつばを飲み込む。
今の段階でホブゴブリンと出くわしたくはなかった。
ホブゴブリンはレベル的に20になっていないと厳しい。
ゲームでの知識であり、ソロで戦う場合での話なので現実と違う事を祈るしかない。
ガ・キーン!
俺は咄嗟にホブゴブリンが振り抜いた鉄の剣を受け止めた。
見えた訳では無い。
来る!そう感じ剣を構えた所に奴の剣が当たったのだ。
シーナ達の事に気を取られていたのもあり、主導権を握られてしまった。
いかんせん体がまだ成長期の為小さい。
リリアとほぼ変わらない身長だ。
リリアは同年代の女性としては背が高く、俺は男としては平均的だろう。
今の俺は剣の技術だけはあるが、力もスピードもこれからだ。
力技で来られると捌くのが精一杯で、隙を見ては反撃を入れる感じだ。
ホブゴブリンは背丈は140cmほどと、ゴブリンより20cmも大きい。
膂力は身長2m程の人間の兵士程度はあり1発でもくらってしまえば終わってしまう。
「グガガガガァァァ!」
唸りながら棒を振り回してきた。
恐らく強化を行えるのだろうが、剣で受け止めても折れたりしない事を祈るしかないし、試す時間はなかった。
格上相手に持ち堪え、3人が2体を倒して加勢するのを待っていた。
ホブゴブリンの背後に3人が戦う様子が見えたが、武器は当たらず魔法は明後日の方向に飛んでいく。
「もう!なんで当たらないのよ!武器は使いにくいわ!」
そんな声が聞こえており、苦戦しているっぽい。
「はあああああぁぁぁ!」
気合を入れる3人の声がする。
すると1体のゴブリンがホブゴブリンの方に飛んできており、それにホブゴブリンが気が付き避けようとした。
俺はその隙に剣を振り左腕を半ば切断した。
「っち!浅かったか!」
「トドメです!」
リリアがゴブリンのお腹に掌打を決めるとアリスの方へ飛んで行き、トドメですと叫びながら見事な回し蹴りを決めていた。
シーナがホブゴブリンにナイフを投げると肩に刺さり、シーナの方を向いた隙に俺は距離を詰め反撃に出た。
そこからは一方的に進み、やがて首を刎ね飛ばし決着した。
ハァ、ハァ、ハァ、ハァ・・・俺は膝を付き、息を整えるのだった。
目的の場所である迷宮の入口近くに辿り着いているはずだが、おおまかな位置しか分からない為、現在その入口を探している所だ。
敢えて危険な森に入っていったのは迷宮に入る為だ。
この迷宮には数年後に登場するボスキャラが封印されており、ゲーム後半に潜る事になる場所だ。
ただ、封印が解けていないので今では忘れ去られたただの隠し通路だ。
ゲームで毎回1度は潜るのだが、いかんせん時系列的には未来に来ただけなので大まかな位置しか分からない。
目印となる物が別の形をしているからだ。
正確には俺の知識というか、ゲームで訪れた時は目的地の辺り一帯は全て燃えており、入口を見付けるのは容易だった。
だが、今はまだ鬱蒼とした森が広がっている。
何とか1つだけ用意出来た高価な魔物避けのお陰で今の所魔物と遭遇してはいない。
体力の関係で走るのではなく、歩いており俺も心配させないようにしていたのもあるが、3人の緊張も長くは続かなかった。
実は危険はあまりないのかな?そんなふうに思い、3人は俺にあれは何?これは何?と口数が多くなってきた。
勿論鬱蒼とした森は不安を掻き立てる。
不安から口数が多くなっていたのだ。
つまり、それは不安の裏返しであり、不安をお喋りで払拭しようとしたのだ。
無理もない。
3人共俺に助けられなかった場合、己が何をされるはずだったのかや運命を理解しており、俺との絆を盤石なものにしたいのだろう。
俺は3人を性的に抱かなかった。
仮にあのような狭小スペースでおっ始めたら、声や音が丸聞こえだ。
それどころか見られながらになる。
そんな趣味はない。
あくまでもう少し大人の体だった場合での話だ。
それに俺には婚約者が・・・まあ破棄されるだろうが、ちゃんと婚約破棄されてからの話だし、やはりせめて18歳にならないと手を出さない!多分・・・
そんな中、魔物避けの効果とは別に全力で駆けて来る魔物の進路と運悪く交差してしまった。
ガサガサガサ!
腰の高さ程の下草が音を立てる。
「何かが来るぞ!戦闘用意だ!」
3人がえっ!?と驚くもコンバットナイフを手に身構える。
俺もそうだ。
森の中で木が邪魔になる為、とてもではないが剣は振り回せない。
剣を使うならば開けた所に行かなければだ。
それに未熟な彼女達が近くにいると中々剣を使えない。
この10日は狭い森の中を想定し、ナイフと近接戦闘を中心に、各々へ得意そうな獲物を少し教えた。
3人は3人だけで近接戦闘を訓練しており、ヤル気だけはある。
現れたのはゴブリンだ。
アニメや小説では雑魚だが、残念ながらこの世界では戦闘系のギフトを持たぬ者では太刀打ち出来ない。
剣術を修めても刃が通らないのだ。
非戦闘系のギフトを得たとしても、1か月以内に何かしらの戦闘スキルを得ると魔物を倒す事が可能な冒険者となれる。
刃物が刺さるようになり、殴ればダメージが入るようになるのだ。
一説によると戦闘スキルを得た者の体には見えないオーラがあり、そのオーラにより魔物にダメージが入るようになる。
手に握った武器にもそのオーラが反映される。
決してなりたてで勝てる相手ではない。
人形をした魔物の中では最弱ではあるが、レベル10位にならないと単独ではまず勝てない。
それ程の強さだ。
だからゴブリンを1人で危なげなく倒す事が可能かどうかが、1人前と見做す基準になっているのだ。
2匹出て来た。
ヨシ!これならなんとかなる!
と思ったが2匹はこちらを視認すると、ちらりと後ろを見てから棒切れを握りしめて【キシャアアアアアア】と叫びながら向かってきた。
何かから逃げている感じにも見える。
すると後ろからホブゴブリンが出て来た。
最悪だ。
ゲームの場合だが、単独の場合だとレベル20以上が推奨とされており、ゴブリンの支配階級だ。
しかも上位種族としてゴブリンを迫害しているから、2匹がボブゴブリンから逃げていたようだ。
「くそっ!シーナは右の奴を、アリスとリリアは左を。俺はホブゴブリンをやる!」
シーナ、アリス、リリアは「はい!」と返事をし各々戦い始める。
ゴブリンが女性陣の方に向かったのを確認し、俺は少し前に出て武器をショートソードに替えて身構える。
ゴクリとつばを飲み込む。
今の段階でホブゴブリンと出くわしたくはなかった。
ホブゴブリンはレベル的に20になっていないと厳しい。
ゲームでの知識であり、ソロで戦う場合での話なので現実と違う事を祈るしかない。
ガ・キーン!
俺は咄嗟にホブゴブリンが振り抜いた鉄の剣を受け止めた。
見えた訳では無い。
来る!そう感じ剣を構えた所に奴の剣が当たったのだ。
シーナ達の事に気を取られていたのもあり、主導権を握られてしまった。
いかんせん体がまだ成長期の為小さい。
リリアとほぼ変わらない身長だ。
リリアは同年代の女性としては背が高く、俺は男としては平均的だろう。
今の俺は剣の技術だけはあるが、力もスピードもこれからだ。
力技で来られると捌くのが精一杯で、隙を見ては反撃を入れる感じだ。
ホブゴブリンは背丈は140cmほどと、ゴブリンより20cmも大きい。
膂力は身長2m程の人間の兵士程度はあり1発でもくらってしまえば終わってしまう。
「グガガガガァァァ!」
唸りながら棒を振り回してきた。
恐らく強化を行えるのだろうが、剣で受け止めても折れたりしない事を祈るしかないし、試す時間はなかった。
格上相手に持ち堪え、3人が2体を倒して加勢するのを待っていた。
ホブゴブリンの背後に3人が戦う様子が見えたが、武器は当たらず魔法は明後日の方向に飛んでいく。
「もう!なんで当たらないのよ!武器は使いにくいわ!」
そんな声が聞こえており、苦戦しているっぽい。
「はあああああぁぁぁ!」
気合を入れる3人の声がする。
すると1体のゴブリンがホブゴブリンの方に飛んできており、それにホブゴブリンが気が付き避けようとした。
俺はその隙に剣を振り左腕を半ば切断した。
「っち!浅かったか!」
「トドメです!」
リリアがゴブリンのお腹に掌打を決めるとアリスの方へ飛んで行き、トドメですと叫びながら見事な回し蹴りを決めていた。
シーナがホブゴブリンにナイフを投げると肩に刺さり、シーナの方を向いた隙に俺は距離を詰め反撃に出た。
そこからは一方的に進み、やがて首を刎ね飛ばし決着した。
ハァ、ハァ、ハァ、ハァ・・・俺は膝を付き、息を整えるのだった。
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