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第1章
第67話 解呪
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3人での相談いや、話し合いは揉めに揉めていた。
かれこれ1時間程経過したが、誰がやるかが決まらない。最終的にくじで決める事になり、当たりを引いたアイハがガッツポーズをしていた。
「いい?これは接吻ではなくてよ?口移しなのよ!」
「はい!勿論よ!私のファーストキスにはならないのよね?」
「そうよ」
「レイラのもそうなの?」
「わ、私の意志じゃないもん!」
「じゃあ、レイラがしたのはキスじゃないなら、トニーのファーストキスはまだよね?」
「あれは違うわよ!唇が触れただけよ」
「2人共、揉めるのはやめて。これで2人は唇が触れた事になるのだから、次は私よね!私のファーストキスは勿論トニー君よ!」
「ちょっと待ちなさいよ!いくらなんでも横暴よ!」
システィーナがむくれていた。
トニーが寝かされている客間にシスティーナが来て、トニーを覚醒させようとなった。システィーナは3日前に町を歩いていると、偶々この薬がどこからともなく飛んできて、頭に当たったのだと。鑑定スキルで鑑定すると、覚醒効果のある麻薬だとわかった。ただ、治療院でも使われており、薬でもあり、麻薬でもある。しかも最高品質の薬だ。
その日の朝トニーを治すべくこの町から所々の報告と共に、国王に最重要案件として知らされた。またもや人為的なダンジョンが発生し、トニーが潰したが幼児退行の呪いを掛けられて、証拠品が出せなくなり呪術師や解呪師がいないかの問い合わせで、システィーナも聞かれていた。
そして神殿に祈りに行こうとしていた時にこの薬が手に入った。そしてレイラに会いに行くと書き置きをして僅かな供回りのみを連れて強引に来たのだ。時折このような不思議な事が起こり、それによって解決した事が多い。
きちんと話せば護衛の編成などで一日はロスをするから、強引に向かったのだ。
「早く解呪を使って貰おうよ!」
となり、薬を飲まそうとしたが、意識が混濁しており飲めなかった。
で、口移しで強引に飲ませる事になったのだ。
「錠剤をトニーの口の中に入れて水を送り込むのよ。貴女は直ぐに口を湯がいて薬の成分を外に出しなさい!」
「は、はい!アイハ行きます!いただきます!」
そう言って口に水を含み、トニーの口に流し込んだ。そして飲ませた。
結局水は3口が良いわね!と訳のわからぬ事をシスティーナが言い出し、2人も続いた。
そして5分程で変化が有った。
トニーが噎せ始めたのだ。
「ゴホッゴホッ」
トニーを起こし、背中を擦る。
トニーの意識は朦朧としていた。
幻覚が見えるな。美女3人に抱きつかれ、いや、介抱されている。幻覚なのは、システィーナ様がいるからだ。あの人がここにいる訳はない。
「あーこれは夢だぁ!だってシスティーナ様がいるもん!しかし凄いなぁ!美女3人に囲まれているなんて!」
「トニー!夢じゃないのよ!」
頭がふわふわしていて妙にハイだ。
「あはっ!システィーナ様だぁ!夢だからこんなことしちゃう!」
システィーナを押し倒し胸を触りにいった。しかし触れない。レイラが羽交い絞めにしたのだ。
「ちょっと!止めなくても良かったのよ!」
アイハがトニーの頬を平手打ちにした。
「トニー起きて!解呪を使うのよ!」
3人がトニーに解呪しなさいとしきりに訴えかけた。
「あっ!アイハさぁん!やっぱり彼女になってえぇえ!」
「トニー?しっかりしなさいよ!」
「あっ!レイラだぁ!やっぱきれえやなあ!ちゅきだぁあ!」
「解呪よ!解呪をしなさい!」
「不味いわ。薬によりハイになり過ぎているわ」
レイラがハッとなった。
「トニー!解呪を使ったらおっぱいを触らせてあげるわ!貴方が私のおっぱいをいつも触りたそうにしているのを知っているんだからね!」
トニーはハッとなった。
「マジ!?おっぱい触っても良いの?」
手をいやらしくくねらせ、腕を伸ばす。
「解呪が先よ!」
「よし!解呪ぅ!」
そしてトニーは己に解呪を使った。おっぱいを触るためだけに!恐るべしおっぱいパワー!
かれこれ1時間程経過したが、誰がやるかが決まらない。最終的にくじで決める事になり、当たりを引いたアイハがガッツポーズをしていた。
「いい?これは接吻ではなくてよ?口移しなのよ!」
「はい!勿論よ!私のファーストキスにはならないのよね?」
「そうよ」
「レイラのもそうなの?」
「わ、私の意志じゃないもん!」
「じゃあ、レイラがしたのはキスじゃないなら、トニーのファーストキスはまだよね?」
「あれは違うわよ!唇が触れただけよ」
「2人共、揉めるのはやめて。これで2人は唇が触れた事になるのだから、次は私よね!私のファーストキスは勿論トニー君よ!」
「ちょっと待ちなさいよ!いくらなんでも横暴よ!」
システィーナがむくれていた。
トニーが寝かされている客間にシスティーナが来て、トニーを覚醒させようとなった。システィーナは3日前に町を歩いていると、偶々この薬がどこからともなく飛んできて、頭に当たったのだと。鑑定スキルで鑑定すると、覚醒効果のある麻薬だとわかった。ただ、治療院でも使われており、薬でもあり、麻薬でもある。しかも最高品質の薬だ。
その日の朝トニーを治すべくこの町から所々の報告と共に、国王に最重要案件として知らされた。またもや人為的なダンジョンが発生し、トニーが潰したが幼児退行の呪いを掛けられて、証拠品が出せなくなり呪術師や解呪師がいないかの問い合わせで、システィーナも聞かれていた。
そして神殿に祈りに行こうとしていた時にこの薬が手に入った。そしてレイラに会いに行くと書き置きをして僅かな供回りのみを連れて強引に来たのだ。時折このような不思議な事が起こり、それによって解決した事が多い。
きちんと話せば護衛の編成などで一日はロスをするから、強引に向かったのだ。
「早く解呪を使って貰おうよ!」
となり、薬を飲まそうとしたが、意識が混濁しており飲めなかった。
で、口移しで強引に飲ませる事になったのだ。
「錠剤をトニーの口の中に入れて水を送り込むのよ。貴女は直ぐに口を湯がいて薬の成分を外に出しなさい!」
「は、はい!アイハ行きます!いただきます!」
そう言って口に水を含み、トニーの口に流し込んだ。そして飲ませた。
結局水は3口が良いわね!と訳のわからぬ事をシスティーナが言い出し、2人も続いた。
そして5分程で変化が有った。
トニーが噎せ始めたのだ。
「ゴホッゴホッ」
トニーを起こし、背中を擦る。
トニーの意識は朦朧としていた。
幻覚が見えるな。美女3人に抱きつかれ、いや、介抱されている。幻覚なのは、システィーナ様がいるからだ。あの人がここにいる訳はない。
「あーこれは夢だぁ!だってシスティーナ様がいるもん!しかし凄いなぁ!美女3人に囲まれているなんて!」
「トニー!夢じゃないのよ!」
頭がふわふわしていて妙にハイだ。
「あはっ!システィーナ様だぁ!夢だからこんなことしちゃう!」
システィーナを押し倒し胸を触りにいった。しかし触れない。レイラが羽交い絞めにしたのだ。
「ちょっと!止めなくても良かったのよ!」
アイハがトニーの頬を平手打ちにした。
「トニー起きて!解呪を使うのよ!」
3人がトニーに解呪しなさいとしきりに訴えかけた。
「あっ!アイハさぁん!やっぱり彼女になってえぇえ!」
「トニー?しっかりしなさいよ!」
「あっ!レイラだぁ!やっぱきれえやなあ!ちゅきだぁあ!」
「解呪よ!解呪をしなさい!」
「不味いわ。薬によりハイになり過ぎているわ」
レイラがハッとなった。
「トニー!解呪を使ったらおっぱいを触らせてあげるわ!貴方が私のおっぱいをいつも触りたそうにしているのを知っているんだからね!」
トニーはハッとなった。
「マジ!?おっぱい触っても良いの?」
手をいやらしくくねらせ、腕を伸ばす。
「解呪が先よ!」
「よし!解呪ぅ!」
そしてトニーは己に解呪を使った。おっぱいを触るためだけに!恐るべしおっぱいパワー!
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