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第1章
第57話 帰路と考察
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その日の朝俺は妙に胸騒ぎがしていた。
因みに昨夜は護衛の方々はかなりハッスルしたそうだ。
ハッスル出来なかったのは俺だけだった。
それは・・・城で正体をなくしてくたばっていたからさ。
夕食の時にかなり飲んでしまった。国王から直接注がれてしまったんだよね。
しかもシスティーヌ様からも注がれちゃって。大して飲めないのに・・・ね。酒は飲んでも飲まれるな!・・・飲まれました・・・
後から聞いたんだけどさ、フラフラで頭がグルングルンなのに立ち上がったら倒れちゃって、システィーヌ様の方に倒れ、押し倒す形で倒れちゃったんだ。てへ♪
しかし・・・彼女の胸元に・・・リバース!
ああ!穴があったら入りたい!
その後大変だったらしい。なんか風呂場に放り込まれて、メイドさん達が裸にひん剥いた上にデッキブラシで洗ったらしい。どうりで肌が荒れていると思ったんだよな。
そうそう、俺の掃除にシスティーヌ様も加わっていたんだって。彼女はア・ソ・コ・をらしい・・・いや~ん!お婿さんに行けない!
そして朝はシスティーヌさんが裸で一緒に寝ていた!・・・なんてイベントも有りませんでした。残念がるべきか、安堵するべきなのか?
それはともかく、胸騒ぎがしていたが、何とかシスティーヌさんに謝ろうとメイドさんに取り次ぎをお願いしたんだ。
仁王立ちするシスティーヌ様。スリットから見えるお御足素敵です!って違う!俺は彼女の姿を見るなり、自分で言うのも何だけど、それはそれは見事な土下座を敢行したさ!
「きのうはすいやせんしたー!」
「ちょっとやめてよ!無理に飲ませた私が悪かったんだから。それより大丈夫?」
「二日酔いっす」
「これから帰るんでしょ?大丈夫なの?お姉さんは心配よ」
「た、多分・・・」
「私、君に汚されちゃった」
「ししゃせんっしたー!」
最早何を言っているのか分からないが、誠意だけは伝わったようだ。
「悪いと思っているのなら、そうねぇ・・・じゃぁ今度王都に来た時はお姉さんに一日付き合いなさい!一日私の護衛をして貰うわよ。勿論私と2人でお出掛けよ!」
そんな感じで、罰じゃなくて寧ろ褒美を約束されて、トーマス達と合流して一路グランの町を目指して帰路を急いだ。
馬車の中で俺は二日酔いに苦しみながら、昨夜のトーマスさんの武勇伝を聞かされ、血の涙を流していた。リベンジマッチであのお店のお姉さんをお持ち帰りしたって聞いたさ!確かに一人いたよ!エルフの爆乳娘!何歳か知らんが、俺も気になっていたさ。羨ましい限りだよ!しかし生々しく語っていたけど、本当に羨ましい ・・・
俺は帰りの馬車で国王親子について考えていた。多分国王も俺が異世界人だというのもう知っているのだろう。あの様子だと本当にシスティーヌさんを使って、俺の人となりを探ったっぽい。
闇魔法をまだ使いこなせていないと言うか、ほぼほぼゲームでは使わないから触りしか知識がなく、殆ど使っていなかったんだよな。
解呪なんてクエストの一部でNPCに使う場合が有る感じで、レアアイテム狙いで使うだけだった。
ゲームと色々違うんだよな。多分魔法の体系はリアルとゲームで差はない。
現地人からしたら、各魔法の使い方の考えが俺とは違うようだ。俺はゲームの攻略サイト等の知識でやっている。その違いがかなりある。スキルや技もそうだ。
それと俺の強さが既に目立ってきている。幸運についてや、ステータス振りについて知られていない。レイラやアイハは俺の従者になった事でそれが可能になった。
やり方を教えても駄目だったから、従者システムがそれを可能にしているような気がする。皆が出来るのか、俺だけか、もしいたとしたら他の異世界人もかなのか?
ひょっとして異世界人は人数限定?多分そうなのだろう。あれだけ手間を掛けて一人のみを選定しているのだから、複数を召喚または類似の行為が簡単に出来ないか、一人限定なのだろう?
従者は一度解除した場合、再び締結可能なのか?分からないな。試さないとだが、レイラ達でと言うのはリスクが有り過ぎて出来ない。
あれから何度呼び掛けても女神様は現れない。あれだけ手間を掛けてこの世界に連れてきたのだ。やらせたい事や使命があるのだろうが、実際問題として面倒くさい。好きな人とスローライフをしたいけど、無理だよな。爵位も貰ってしまった・・・
例えば世界を救ったら、女の子にモテルの?と本当に考えるんだよね・・・はあ。
・・・・・・・・・・・
作者からのお願いです。
ここまで読んで頂きありがとうございます!
もしもブクマがまだの方がいらっしゃったら、是非ブクマにて応援をして頂ければ励みになり幸いです。
宜しくお願いします!
因みに昨夜は護衛の方々はかなりハッスルしたそうだ。
ハッスル出来なかったのは俺だけだった。
それは・・・城で正体をなくしてくたばっていたからさ。
夕食の時にかなり飲んでしまった。国王から直接注がれてしまったんだよね。
しかもシスティーヌ様からも注がれちゃって。大して飲めないのに・・・ね。酒は飲んでも飲まれるな!・・・飲まれました・・・
後から聞いたんだけどさ、フラフラで頭がグルングルンなのに立ち上がったら倒れちゃって、システィーヌ様の方に倒れ、押し倒す形で倒れちゃったんだ。てへ♪
しかし・・・彼女の胸元に・・・リバース!
ああ!穴があったら入りたい!
その後大変だったらしい。なんか風呂場に放り込まれて、メイドさん達が裸にひん剥いた上にデッキブラシで洗ったらしい。どうりで肌が荒れていると思ったんだよな。
そうそう、俺の掃除にシスティーヌ様も加わっていたんだって。彼女はア・ソ・コ・をらしい・・・いや~ん!お婿さんに行けない!
そして朝はシスティーヌさんが裸で一緒に寝ていた!・・・なんてイベントも有りませんでした。残念がるべきか、安堵するべきなのか?
それはともかく、胸騒ぎがしていたが、何とかシスティーヌさんに謝ろうとメイドさんに取り次ぎをお願いしたんだ。
仁王立ちするシスティーヌ様。スリットから見えるお御足素敵です!って違う!俺は彼女の姿を見るなり、自分で言うのも何だけど、それはそれは見事な土下座を敢行したさ!
「きのうはすいやせんしたー!」
「ちょっとやめてよ!無理に飲ませた私が悪かったんだから。それより大丈夫?」
「二日酔いっす」
「これから帰るんでしょ?大丈夫なの?お姉さんは心配よ」
「た、多分・・・」
「私、君に汚されちゃった」
「ししゃせんっしたー!」
最早何を言っているのか分からないが、誠意だけは伝わったようだ。
「悪いと思っているのなら、そうねぇ・・・じゃぁ今度王都に来た時はお姉さんに一日付き合いなさい!一日私の護衛をして貰うわよ。勿論私と2人でお出掛けよ!」
そんな感じで、罰じゃなくて寧ろ褒美を約束されて、トーマス達と合流して一路グランの町を目指して帰路を急いだ。
馬車の中で俺は二日酔いに苦しみながら、昨夜のトーマスさんの武勇伝を聞かされ、血の涙を流していた。リベンジマッチであのお店のお姉さんをお持ち帰りしたって聞いたさ!確かに一人いたよ!エルフの爆乳娘!何歳か知らんが、俺も気になっていたさ。羨ましい限りだよ!しかし生々しく語っていたけど、本当に羨ましい ・・・
俺は帰りの馬車で国王親子について考えていた。多分国王も俺が異世界人だというのもう知っているのだろう。あの様子だと本当にシスティーヌさんを使って、俺の人となりを探ったっぽい。
闇魔法をまだ使いこなせていないと言うか、ほぼほぼゲームでは使わないから触りしか知識がなく、殆ど使っていなかったんだよな。
解呪なんてクエストの一部でNPCに使う場合が有る感じで、レアアイテム狙いで使うだけだった。
ゲームと色々違うんだよな。多分魔法の体系はリアルとゲームで差はない。
現地人からしたら、各魔法の使い方の考えが俺とは違うようだ。俺はゲームの攻略サイト等の知識でやっている。その違いがかなりある。スキルや技もそうだ。
それと俺の強さが既に目立ってきている。幸運についてや、ステータス振りについて知られていない。レイラやアイハは俺の従者になった事でそれが可能になった。
やり方を教えても駄目だったから、従者システムがそれを可能にしているような気がする。皆が出来るのか、俺だけか、もしいたとしたら他の異世界人もかなのか?
ひょっとして異世界人は人数限定?多分そうなのだろう。あれだけ手間を掛けて一人のみを選定しているのだから、複数を召喚または類似の行為が簡単に出来ないか、一人限定なのだろう?
従者は一度解除した場合、再び締結可能なのか?分からないな。試さないとだが、レイラ達でと言うのはリスクが有り過ぎて出来ない。
あれから何度呼び掛けても女神様は現れない。あれだけ手間を掛けてこの世界に連れてきたのだ。やらせたい事や使命があるのだろうが、実際問題として面倒くさい。好きな人とスローライフをしたいけど、無理だよな。爵位も貰ってしまった・・・
例えば世界を救ったら、女の子にモテルの?と本当に考えるんだよね・・・はあ。
・・・・・・・・・・・
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