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第1章
第47話 色々な後始末
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賊は半分位は馬から投げ出された時に骨折などをし、数人はその折れた骨が首や頭蓋骨のようで、ピクリとも動かない奴がいた。
トーマスが咄嗟に反応した。
「一人は生かして捕らえてください!」
情け容赦なく矢が射掛けられ、賊を逃さない。
俺は静観していた。人は殺したくないからだ。
↑既に殺している人
何故か溝に落ちてそれ絡みで死んだ奴は俺の中では自爆事故だ。
結局3名が命乞いをしてきたのでそいつらを捕らえて尋問をした。
残念ながら幹部は全員死んでおり、下っ端だけだ。
必死な命乞いだったが、尋問を始めるとヒュン!と音がしたと思うと、ドスッ!と肉を切り裂く音がすると、ドサリと捕らえた3人が崩れ落ちた。俺達はなっ!と唸り、矢が飛んできた方を見ると、マントを翻し去っていく奴がいた。
矢は見事に3人の脳天に刺さり即死だった。
俺は咄嗟にファイヤーボールを唱えたが手ごたえがなく、アイスショットを最大射程まで飛ばすも掠りもしなかった。
俺は全員を集め、もう一度エリアヒールを使う。流石にフラフラになり馬車の中に駆け込む。
護衛の者達が賊の体を改めるも、財布位しか無く、カードを回収していった。
また、エイプのドロップを取り敢えずトーマスに渡してきた。
「トニーさんのお陰で助かりました。しかし、やられましたね。折角生きて捕らえたのに」
「こういうのはよくある事なのか?」
「いえ。盗賊の仕業ではないと思います。エイプ等の魔物をけしかけてからの襲撃のうえに、捕まった者を始末している事から何かの勢力がゴロツキや盗賊と結託し、手懐けた魔物を与えたのだと思います。また、始末した者は襲撃に加わらず、確認したりする任を帯びていた様なので、暗殺団が関与した可能性があります。どの道簡単に依頼主へは辿り着かないでしょうね」
「真っ先に潰されたあの馬車は何だ?」
「トニーさんが回収したダンジョンコアですよ」
「なんだって?案内してくれ」
「これです」
「今からするのは秘密だ。連中の目的はダンジョンコアの回収か破壊だろう。俺が運ぶ」
コアに手を触れてストレージに入れた。
「これは驚きました。ストレージ持ちでしたか」
「こうしたからダンジョンを潰す事が出来たんだ。多分あのダンジョンを作った奴らがコアの回収を図り、盗賊共に依頼したんだろうさ。魔物を貸し与え、大方領主の息子が王都に向かうから襲って身柄を拘束しろと。身代金がたんまり手に入ると。積み荷のコアのみ寄越せと。他はすきにしろと。こんなところじゃないか?」
「そのダンジョンの目的は何だったのでしょうか?」
「2つ考えられる。1つ目は能力を得たものによる実験や検証。2つ目は町ごと潰しに来たか、町にいる誰かを狙ったか。トーマスはあのダンジョンから出て来た魔物の所為で命を落としたんだよ」
「なるほど。確かにどれもあり得る話ですね。死体の検分も終わったようですから出発しましょう」
馬車の中で賊の配分となった。
溝で投げ出されて死んだのは俺のとなり、残りはトーマスのとなり、その中の半分を兵士達に分配するそうだ。
そして謁見時に一度魔石を見せた後は俺にくれるそうだ。
この手の話は止めを刺した者が権利を得るそうだ。兵士の場合は主が権利を有し、配下に配分するのが一般的で、配分比率はトーマスの場合通例の最大値だという。
そうして準備が整ったので一行は再び進み出すのであった。因みに盗賊の死体は金目の物や使える武器を回収した後は、その場に捨て置くのだそうだ。それが盗賊の末路だと・・・
道中先程の戦闘後のステータスを確認した。
名前 トニー・デュノッゾ
年齢 15
身長 175cm
職業 一般掃除人→導き手
レベル 14→15
HP 136/136→136/151
MP 12/130→12/145
筋力 156→171→187
器用さ 156→171→187
精神力 156→171→189
幸運 100
ステータスポイント
残り 50→0
特殊補正
決断 10(3+7)
スキルポイント
残り 50→8
スキル
逆境
獲得経験値2倍
剣術レベル4(10)
魔法効果倍増(10)
魔法適正(4)
*水魔法レベル5→6(1)
*火魔法レベル3→4(1)
*土魔法レベル2→3(1)
風魔法レベル3(1)
闇魔法レベル10(110)
*光魔法レベル2→7(56)
身体能力向上レベル2(3)
強運レベル10(57)
気配察知3(6)
導き手【導かれし者貸与者名:レイラ、アイハ、ペンリス】
トーマスが咄嗟に反応した。
「一人は生かして捕らえてください!」
情け容赦なく矢が射掛けられ、賊を逃さない。
俺は静観していた。人は殺したくないからだ。
↑既に殺している人
何故か溝に落ちてそれ絡みで死んだ奴は俺の中では自爆事故だ。
結局3名が命乞いをしてきたのでそいつらを捕らえて尋問をした。
残念ながら幹部は全員死んでおり、下っ端だけだ。
必死な命乞いだったが、尋問を始めるとヒュン!と音がしたと思うと、ドスッ!と肉を切り裂く音がすると、ドサリと捕らえた3人が崩れ落ちた。俺達はなっ!と唸り、矢が飛んできた方を見ると、マントを翻し去っていく奴がいた。
矢は見事に3人の脳天に刺さり即死だった。
俺は咄嗟にファイヤーボールを唱えたが手ごたえがなく、アイスショットを最大射程まで飛ばすも掠りもしなかった。
俺は全員を集め、もう一度エリアヒールを使う。流石にフラフラになり馬車の中に駆け込む。
護衛の者達が賊の体を改めるも、財布位しか無く、カードを回収していった。
また、エイプのドロップを取り敢えずトーマスに渡してきた。
「トニーさんのお陰で助かりました。しかし、やられましたね。折角生きて捕らえたのに」
「こういうのはよくある事なのか?」
「いえ。盗賊の仕業ではないと思います。エイプ等の魔物をけしかけてからの襲撃のうえに、捕まった者を始末している事から何かの勢力がゴロツキや盗賊と結託し、手懐けた魔物を与えたのだと思います。また、始末した者は襲撃に加わらず、確認したりする任を帯びていた様なので、暗殺団が関与した可能性があります。どの道簡単に依頼主へは辿り着かないでしょうね」
「真っ先に潰されたあの馬車は何だ?」
「トニーさんが回収したダンジョンコアですよ」
「なんだって?案内してくれ」
「これです」
「今からするのは秘密だ。連中の目的はダンジョンコアの回収か破壊だろう。俺が運ぶ」
コアに手を触れてストレージに入れた。
「これは驚きました。ストレージ持ちでしたか」
「こうしたからダンジョンを潰す事が出来たんだ。多分あのダンジョンを作った奴らがコアの回収を図り、盗賊共に依頼したんだろうさ。魔物を貸し与え、大方領主の息子が王都に向かうから襲って身柄を拘束しろと。身代金がたんまり手に入ると。積み荷のコアのみ寄越せと。他はすきにしろと。こんなところじゃないか?」
「そのダンジョンの目的は何だったのでしょうか?」
「2つ考えられる。1つ目は能力を得たものによる実験や検証。2つ目は町ごと潰しに来たか、町にいる誰かを狙ったか。トーマスはあのダンジョンから出て来た魔物の所為で命を落としたんだよ」
「なるほど。確かにどれもあり得る話ですね。死体の検分も終わったようですから出発しましょう」
馬車の中で賊の配分となった。
溝で投げ出されて死んだのは俺のとなり、残りはトーマスのとなり、その中の半分を兵士達に分配するそうだ。
そして謁見時に一度魔石を見せた後は俺にくれるそうだ。
この手の話は止めを刺した者が権利を得るそうだ。兵士の場合は主が権利を有し、配下に配分するのが一般的で、配分比率はトーマスの場合通例の最大値だという。
そうして準備が整ったので一行は再び進み出すのであった。因みに盗賊の死体は金目の物や使える武器を回収した後は、その場に捨て置くのだそうだ。それが盗賊の末路だと・・・
道中先程の戦闘後のステータスを確認した。
名前 トニー・デュノッゾ
年齢 15
身長 175cm
職業 一般掃除人→導き手
レベル 14→15
HP 136/136→136/151
MP 12/130→12/145
筋力 156→171→187
器用さ 156→171→187
精神力 156→171→189
幸運 100
ステータスポイント
残り 50→0
特殊補正
決断 10(3+7)
スキルポイント
残り 50→8
スキル
逆境
獲得経験値2倍
剣術レベル4(10)
魔法効果倍増(10)
魔法適正(4)
*水魔法レベル5→6(1)
*火魔法レベル3→4(1)
*土魔法レベル2→3(1)
風魔法レベル3(1)
闇魔法レベル10(110)
*光魔法レベル2→7(56)
身体能力向上レベル2(3)
強運レベル10(57)
気配察知3(6)
導き手【導かれし者貸与者名:レイラ、アイハ、ペンリス】
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