エラーから始まる異世界生活

KeyBow

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第2章

魔力酔

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 俺は目が覚めると頭がくらくらしており、クレアとイリーナに看護されていた
 口の中が何というか理由がよく分からないが気持ち悪いというか、違和感があった。取り敢えず起きるとコップを渡され、水を飲む。飲み干すと漸く口の中の違和感が消えた。あの後味の悪さはマナを回復させる激まずポーション以外の何物でもない。

 ふと思い出した。先程からやたらと飲んでいたなと。俺の有り余る魔力量を持ってしても次々にヒールと欠損修復をするのには足りなく、魔力を回復させながら治療をしていたが、魔力の放出のし過ぎに身体がついていけなかったのだ。これまでにない総放出量だった。

「クレア、イリーナ、まだ治療を必要としている者はいるのか?」

「急ぐ人はいませんわ。腕を失くした者や片目を失くした人が数名残っている位よ。それと危なかった人は命の危機は脱して、体力が回復したら歩けるわ。勿論、私達がここに来てからは誰も死んでいないわ」

 俺はほっとした。立とうとしたがふらついてしまい、イリーナに支えられたお蔭で、倒れずに済んだ。

「無理をしてはいけないわ。この世界の魔力に酔ったのよ」

「どういう事だ?」

「魔力の質が違うの。魔力は徐々に入れ替わるのだけれども、半分も入れ替わっていなかったの。それが一気に残りが入れ替わってしまったから、体がびっくりしたのよ。今日は大人しく寝ていたほうが良いわ」

「流石女神だな」

「煽ててもなにもないわよ」

 俺は横になっていたが、アトランジェが皆と話をしていた。今後の事等だ。一応、離れた所に別のコロニーがあるという。

 但し、移動は命掛けだと言うのだ。
 岩場の影をうまく利用し、敵に発見されないように進む必要が有るのだ。過去に何人も失敗し、最近は行き来をしていないそうだ。

 俺はその日は頭が働かないので、面談を全て断って貰い、大人しく寝ていた。

 そして翌日になると、すっかり元気になり、他のコロニーの位置と距離を教えて貰い、そこに行く事にした。だが、その前に欠損修復を行う必要がある者に集まるようにお願いして、順次欠損修復を行った。

 そして他のコロニーへ向かう事にしたが、俺の妻達意外からは命がいくつあっても足りないぞと反対されたが、俺の意志は変らない。ただ、少し待ってと言われ、仲間の証と、手紙を預かった。先ずはこれらを見せる事で警戒は解かれるだろうとなった。

 そうして、先ずはある程度進むまでは教えられた岩の影を進み、途中から空に向かって飛ぶのであった。
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