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第2章
第505話 4人目を
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わ シェルターに入ると水樹がレイナに抱き付き、無事で良かったと泣いていた。
「水樹、レイナに説明を頼む。残りはオリヴィアとアトランジェだ。行ってくる」
レイナが何か云い掛けたが、水樹に腕を掴まれ、首を振って止められていた。
「レイナ、申し訳ないが、まだ2人の安全が確保出来ていない。だから行ってくる。水樹を手伝ってやって欲しい」
レイナは頷くしかなく、俺を一度ギュッと抱きしめ、漸く行ってらっしゃいと言ってくれた。
別段低空を高速で移動しても良いのだが、確かめたい事もあった。
そうあの光の正体と言うか、やはりある程度の高度になると攻撃を受けるのか否かだ
2回は偶然がある。だが3度目は偶然ではない。必然的なのだ。
そうして俺はまたもや高高度に飛んでいく!
やはりもうそろそろダイブだという高さでゾクッと来た。
レイナの時と同じダメージの軽減を図ったが、やはりヘルムにビームか熱線が当たる。
ヘルムの力でカウンターとなるビームで反撃だ。といっても自動であり、制御できないのだが。
やはり上空、ひょっとすると成層圏かその上で発光現象があり、何かが爆裂したと判断できる。
そして俺は次なる目的地に向けてダイブを始めた。
両手を脇にピタッと当て、掌を動かし、飛ぶ方向をコントロールしていく。
耳を劈く音に辟易とするが、あのヘルムはスカイダイビングを考慮していない。目を開く時だけは、速度にロスが出るが、風魔法で顔の周辺だけ空気の泡を纏わせ、俺の目で直接周りを見る。
赤茶けた荒野しか見えない。
だが、後10秒程で制動を掛け、着地に備えなければならない。
目を瞑り、カウントダウンをし、両手両足を開き、空気抵抗を増やす。顔に空気の膜を張り、視界を確保。
飛行魔法が使えるようになる迄に減速した所で閃いた。
そうそう、俺はアホだった。
隷属か刻印者の位置は半径100m程に絞り込める。つまり平坦な所であれば、90m程の高度にて気配を探れば、面積的に直径10m程の範囲にいる事が判るのだ。但し、距離が増えると、その分の精度が落ちる。
そうして気配を探る事10分程で漸く位置が分かった。
地上に降りるが、上からは全く見えない。
ピンポイントで誰かがいる筈の場所が分かったので、地上に降り立ってから周りを見渡し、5分程探すとようやく見つかった。
水樹の時のような危ない場所ではないが、ちょっとした窪みがあり、上からでは絶対に見えない位置にて横になっていた。
ひょっとすると岩が有る所に無理やり転移させられ、その周辺の空間はどこかに行っただけかもわからない。
そこにいたのはオリヴィアだった。
歩く頬をたたくとうーんとうなりながら目覚めた。
即時にゲートを出し、シェルターに戻ったが、オリヴィアはまだ意識が朦朧としているので、お姫様抱っこで連れて行った。
水樹とイリーナにオリヴィアを託し、最後の一人を探しに行くよと言い、右腕を上に突き出し、シュワッチ!と言って飛んで行くのであった。
新奴隷勇者の転生物語
も宜しくお願いします。
3/13 15時現在HOTランク 48位
ブクマをして頂けると幸いです。
URLです
https://www.alphapolis.co.jp/novel/440688029/143603834
本作の加筆修正版をアップしました。
異世界召喚された俺は余分な子でした
URLです
https://www.alphapolis.co.jp/novel/440688029/871607650
3/13 15時現在 HOTランク 36位
誤字脱字を修正し、加筆修正をしています。
大分読みやすくなっていると思います。
完全に修正できてないないと思いますが、宜しくお願いします。
「水樹、レイナに説明を頼む。残りはオリヴィアとアトランジェだ。行ってくる」
レイナが何か云い掛けたが、水樹に腕を掴まれ、首を振って止められていた。
「レイナ、申し訳ないが、まだ2人の安全が確保出来ていない。だから行ってくる。水樹を手伝ってやって欲しい」
レイナは頷くしかなく、俺を一度ギュッと抱きしめ、漸く行ってらっしゃいと言ってくれた。
別段低空を高速で移動しても良いのだが、確かめたい事もあった。
そうあの光の正体と言うか、やはりある程度の高度になると攻撃を受けるのか否かだ
2回は偶然がある。だが3度目は偶然ではない。必然的なのだ。
そうして俺はまたもや高高度に飛んでいく!
やはりもうそろそろダイブだという高さでゾクッと来た。
レイナの時と同じダメージの軽減を図ったが、やはりヘルムにビームか熱線が当たる。
ヘルムの力でカウンターとなるビームで反撃だ。といっても自動であり、制御できないのだが。
やはり上空、ひょっとすると成層圏かその上で発光現象があり、何かが爆裂したと判断できる。
そして俺は次なる目的地に向けてダイブを始めた。
両手を脇にピタッと当て、掌を動かし、飛ぶ方向をコントロールしていく。
耳を劈く音に辟易とするが、あのヘルムはスカイダイビングを考慮していない。目を開く時だけは、速度にロスが出るが、風魔法で顔の周辺だけ空気の泡を纏わせ、俺の目で直接周りを見る。
赤茶けた荒野しか見えない。
だが、後10秒程で制動を掛け、着地に備えなければならない。
目を瞑り、カウントダウンをし、両手両足を開き、空気抵抗を増やす。顔に空気の膜を張り、視界を確保。
飛行魔法が使えるようになる迄に減速した所で閃いた。
そうそう、俺はアホだった。
隷属か刻印者の位置は半径100m程に絞り込める。つまり平坦な所であれば、90m程の高度にて気配を探れば、面積的に直径10m程の範囲にいる事が判るのだ。但し、距離が増えると、その分の精度が落ちる。
そうして気配を探る事10分程で漸く位置が分かった。
地上に降りるが、上からは全く見えない。
ピンポイントで誰かがいる筈の場所が分かったので、地上に降り立ってから周りを見渡し、5分程探すとようやく見つかった。
水樹の時のような危ない場所ではないが、ちょっとした窪みがあり、上からでは絶対に見えない位置にて横になっていた。
ひょっとすると岩が有る所に無理やり転移させられ、その周辺の空間はどこかに行っただけかもわからない。
そこにいたのはオリヴィアだった。
歩く頬をたたくとうーんとうなりながら目覚めた。
即時にゲートを出し、シェルターに戻ったが、オリヴィアはまだ意識が朦朧としているので、お姫様抱っこで連れて行った。
水樹とイリーナにオリヴィアを託し、最後の一人を探しに行くよと言い、右腕を上に突き出し、シュワッチ!と言って飛んで行くのであった。
新奴隷勇者の転生物語
も宜しくお願いします。
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異世界召喚された俺は余分な子でした
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誤字脱字を修正し、加筆修正をしています。
大分読みやすくなっていると思います。
完全に修正できてないないと思いますが、宜しくお願いします。
応援ありがとうございます!
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