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第2章
3人目(4人目)の捜索
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俺はまた空に上がったが、未だに3人からは念話が入らない。まだ気絶しているのだろう。
次に向かうのは今いる所から一番遠くにした。やはり弾道軌道でと思いぐんぐん空に向う。そろそろかなと思うとゾクッとした。すると上からやはり熱エネルギーが降り注いできた。
しっかりとヘルムで受け止め、自由落下しながら衝撃を逃す。頭に衝撃が走るも、前回と違い気絶しなかった。
ふと上を見上げると何やら爆発している様にも見えなくもなかったが、何がなんだかよく分からないが破片が降り注いでくる。ヘルムの反射攻撃が当たったのであろう。
それはともかく、目標ポイントに向かってダイブし始めたが、とてもではないが、目を開けてはいられない。目を瞑ってダイブし、方向に関しては気配を感じる方向に感覚で調節しながら向かっていた。
ダイブしている最中に水樹から念話が入り、クレアが目を覚ましたとの事だ。
俺はほっとしたが、ダイブ中の為、短く了解と伝えるのみにした。
やがて地面が近付いて来たので制動を掛けて着地に備える。
ドンピシャで辿り着いたが、気配は刻印者のものであり、アトランジェではない。つまりここにいるのはオリビィアかレイナだ。
やはりここも何もない荒野だ。
岩だらけであり、生き物の気配のない不毛な世界だ。ただ、呼吸できる空気が有る事から別の所には草や木が有ると判断した。
少し上から地面を見るも発見できなかった。次に崖の探索をする。所々横穴が見えるのでいくつかを覗いてみたが特に何もなかった。
そうこうしているとレイナから念話が入った。
「レイナです。誰かいますか?」
「俺だ。俺の気配は遠いか?近いか?」
俺が感じ取れるのは刻印者と隷属契約者で、気配は刻印者か隷属者とだけしか分からない。
だが、妻達は俺との距離が分かるというが、刻印者通しはやはり個人の特定は無理だが、他の刻印者の大まかな位置が分かると聞いている。
「すぐ近くに感じます」
「今どんなところにいる?」
「洞窟か穴の奥のようよ。ただ、上方に穴が空いていて、空が見えるわ」
「出られないか?」
「私には無理ね」
「よし、何か投げられる物はあるか?」
「石なら沢山落ちているわ」
「それなら上に向かって石を投げ続けろ。石が地面から飛び出しているところがレイナのいる所だと分かるから、直にやってくれ」
程なくして岩場の影から石が飛び出しているのが分かった。
「見付けたよ。すぐにそっちに行くから、念の為、石を投げ続けてくれ」
そうしているとその穴を発見したが、その穴は人が通れる穴ではなかった。
「穴が小さいな。地面を砕くから少し待っていろ。落ちてくる岩に気を付けてくれ」
警告をしてから地面をくり抜き、穴を大きくした。
そして穴の中に入ると、レイナがおり、無事に合流する事が出来た。
レイナがオロオロしていたが、話は水樹が説明してくれるからと、先ずはここを出る事にした。
そしてゲートを出し、水樹達のいるシェルターの有るところに行くのであった。
新奴隷勇者の転生物語
も宜しくお願いします。
3/12 18時現在HOTランク 52位
ブクマをして頂けると幸いです。
URLです
https://www.alphapolis.co.jp/novel/440688029/143603834
次に向かうのは今いる所から一番遠くにした。やはり弾道軌道でと思いぐんぐん空に向う。そろそろかなと思うとゾクッとした。すると上からやはり熱エネルギーが降り注いできた。
しっかりとヘルムで受け止め、自由落下しながら衝撃を逃す。頭に衝撃が走るも、前回と違い気絶しなかった。
ふと上を見上げると何やら爆発している様にも見えなくもなかったが、何がなんだかよく分からないが破片が降り注いでくる。ヘルムの反射攻撃が当たったのであろう。
それはともかく、目標ポイントに向かってダイブし始めたが、とてもではないが、目を開けてはいられない。目を瞑ってダイブし、方向に関しては気配を感じる方向に感覚で調節しながら向かっていた。
ダイブしている最中に水樹から念話が入り、クレアが目を覚ましたとの事だ。
俺はほっとしたが、ダイブ中の為、短く了解と伝えるのみにした。
やがて地面が近付いて来たので制動を掛けて着地に備える。
ドンピシャで辿り着いたが、気配は刻印者のものであり、アトランジェではない。つまりここにいるのはオリビィアかレイナだ。
やはりここも何もない荒野だ。
岩だらけであり、生き物の気配のない不毛な世界だ。ただ、呼吸できる空気が有る事から別の所には草や木が有ると判断した。
少し上から地面を見るも発見できなかった。次に崖の探索をする。所々横穴が見えるのでいくつかを覗いてみたが特に何もなかった。
そうこうしているとレイナから念話が入った。
「レイナです。誰かいますか?」
「俺だ。俺の気配は遠いか?近いか?」
俺が感じ取れるのは刻印者と隷属契約者で、気配は刻印者か隷属者とだけしか分からない。
だが、妻達は俺との距離が分かるというが、刻印者通しはやはり個人の特定は無理だが、他の刻印者の大まかな位置が分かると聞いている。
「すぐ近くに感じます」
「今どんなところにいる?」
「洞窟か穴の奥のようよ。ただ、上方に穴が空いていて、空が見えるわ」
「出られないか?」
「私には無理ね」
「よし、何か投げられる物はあるか?」
「石なら沢山落ちているわ」
「それなら上に向かって石を投げ続けろ。石が地面から飛び出しているところがレイナのいる所だと分かるから、直にやってくれ」
程なくして岩場の影から石が飛び出しているのが分かった。
「見付けたよ。すぐにそっちに行くから、念の為、石を投げ続けてくれ」
そうしているとその穴を発見したが、その穴は人が通れる穴ではなかった。
「穴が小さいな。地面を砕くから少し待っていろ。落ちてくる岩に気を付けてくれ」
警告をしてから地面をくり抜き、穴を大きくした。
そして穴の中に入ると、レイナがおり、無事に合流する事が出来た。
レイナがオロオロしていたが、話は水樹が説明してくれるからと、先ずはここを出る事にした。
そしてゲートを出し、水樹達のいるシェルターの有るところに行くのであった。
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