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第2章
2人目の捜索
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水樹とイリーナをシェルター内に避難させ、俺は一番近い反応のある場所に向う。
未だに念話に反応がないので少し焦る。とは言っても俺も意識を取戻してからまだ20分程度の時間しか経過していないので、目覚めはこれからだろう。
取り急ぎクレアを探したい。妻達の中でも戦闘力があまりない方だ。似たりよったりの水樹が最初に見つかったのは幸いだと思う。
近くの反応まで200km程あので全力で飛んでいく。
今の所生き物と遭遇はしていない。昼間?の為に、星や月が見えないので別の星や異世界なのかが不明だ。以前星の反対側にとばされた事も有るが、存在の感じられ方や念話の具合からその可能性は薄い。しかし、それを考えるのは後だ。今はクレア、オリビィア、レイナ、アトランジェを探し出し、合流する事が先決だ。
遠い者で500km以上離れていると思われる。急ぐ為に一旦ほぼ真上に飛び、放物線を描くように、弾道軌道で目的地に向う事にした。低空だと何かしらの妨害が入るのだ。
しかし、ほぼ頂上に来た時に光?が俺のヘルムを直撃した。即時自動の反射攻撃を返したが、それなりに頭に衝撃をくらい、一瞬意識がなくなり、自由落下をした。
どれ位気絶していたのだろうか、俺は落下管からウォぉぉと叫びながら、軌道修正をし、意図せずに一番遠い反応の有った場所に飛んでいた。真下に落下していたのではなく、偶々その方向を向いていたのだ。
意識を取り戻してからの段階で一番遠い所に行く方が良いと思い、軌道修正をしてそちらに向かい飛ぶというか、落下していく。
魔法を併用しているので摩擦熱は気にしなくてよい。かなりの速度が出ており、普通の者なら気絶する速度だ。
弾丸のように時折修正しながら飛んでいく。手を体に密接させ、空気抵抗を少なくしている。
かなりの音が出ている筈だ。
そうしていると段々と地上が見えてきて、制動を掛け始めた。
やがて地上スレスレの所まで来たので風魔法でクッションを掛けつつ、飛行でコントロール出来るようになると、飛行で反応のある所に飛んでいく。反応は直径100mの範囲が分かるので先ずはその辺に向かった。
俺がいた所もそうだが、ここも何もない荒野だ。
少し探すと岩と岩の間に挟まっているクレアを発見した。
苦しそうに唸っていた。
呼び掛けにも反応がなく、俺は慌てて周辺の岩をアンタレスで切り裂き、挟まった状態のクレアを救出した。
そしてその場で慌てて治癒魔法を使った。肉体再生が有るので放っておいても回復するのだが、少しでも早く痛みを取りたく使った。
意識が少し戻ったようだが、俺の顔を見てホッとしたのか再び気絶してしまった。
俺はゲートをシェルターの前に出し、念話にてドアを開けてもらいクレアを預けた。
水樹によるとまだ誰からも念話が入らず、イリーナは落ち着いてはいるが、まだ目覚めないとの事だった。
手短にクレアを発見した時の事を伝え、俺は再び空に飛び立ったのであった。
奴隷勇者の転生物語
も宜しくお願いします。
3/9 18時現在HOTランクアップ 37位
ブクマをして頂けると幸いです。
URLです
https://www.alphapolis.co.jp/novel/440688029/143603834
未だに念話に反応がないので少し焦る。とは言っても俺も意識を取戻してからまだ20分程度の時間しか経過していないので、目覚めはこれからだろう。
取り急ぎクレアを探したい。妻達の中でも戦闘力があまりない方だ。似たりよったりの水樹が最初に見つかったのは幸いだと思う。
近くの反応まで200km程あので全力で飛んでいく。
今の所生き物と遭遇はしていない。昼間?の為に、星や月が見えないので別の星や異世界なのかが不明だ。以前星の反対側にとばされた事も有るが、存在の感じられ方や念話の具合からその可能性は薄い。しかし、それを考えるのは後だ。今はクレア、オリビィア、レイナ、アトランジェを探し出し、合流する事が先決だ。
遠い者で500km以上離れていると思われる。急ぐ為に一旦ほぼ真上に飛び、放物線を描くように、弾道軌道で目的地に向う事にした。低空だと何かしらの妨害が入るのだ。
しかし、ほぼ頂上に来た時に光?が俺のヘルムを直撃した。即時自動の反射攻撃を返したが、それなりに頭に衝撃をくらい、一瞬意識がなくなり、自由落下をした。
どれ位気絶していたのだろうか、俺は落下管からウォぉぉと叫びながら、軌道修正をし、意図せずに一番遠い反応の有った場所に飛んでいた。真下に落下していたのではなく、偶々その方向を向いていたのだ。
意識を取り戻してからの段階で一番遠い所に行く方が良いと思い、軌道修正をしてそちらに向かい飛ぶというか、落下していく。
魔法を併用しているので摩擦熱は気にしなくてよい。かなりの速度が出ており、普通の者なら気絶する速度だ。
弾丸のように時折修正しながら飛んでいく。手を体に密接させ、空気抵抗を少なくしている。
かなりの音が出ている筈だ。
そうしていると段々と地上が見えてきて、制動を掛け始めた。
やがて地上スレスレの所まで来たので風魔法でクッションを掛けつつ、飛行でコントロール出来るようになると、飛行で反応のある所に飛んでいく。反応は直径100mの範囲が分かるので先ずはその辺に向かった。
俺がいた所もそうだが、ここも何もない荒野だ。
少し探すと岩と岩の間に挟まっているクレアを発見した。
苦しそうに唸っていた。
呼び掛けにも反応がなく、俺は慌てて周辺の岩をアンタレスで切り裂き、挟まった状態のクレアを救出した。
そしてその場で慌てて治癒魔法を使った。肉体再生が有るので放っておいても回復するのだが、少しでも早く痛みを取りたく使った。
意識が少し戻ったようだが、俺の顔を見てホッとしたのか再び気絶してしまった。
俺はゲートをシェルターの前に出し、念話にてドアを開けてもらいクレアを預けた。
水樹によるとまだ誰からも念話が入らず、イリーナは落ち着いてはいるが、まだ目覚めないとの事だった。
手短にクレアを発見した時の事を伝え、俺は再び空に飛び立ったのであった。
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