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第1章
vs90階層宣ボス
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朝になりクレアに昨日の事を伝えたが、女神の存在をあまり感じられない事に対して理由が分かったので、ホッとしたと言っていた。
そうしてダンジョン攻略をスタートしたのだが、途中で休憩を挟み、何事も無くボス部屋まで来た。
道中一度だけ魔物と戦っただけだった。偶々目の前でリポップしただけの話であり、想定内の話だ。
やはりボス部屋の少し手前で休憩を挟み、ボス部屋の扉の前では補助魔法を使うのみだ。ここ迄は80階層のボスの時と一緒だ。
そしてボス部屋の扉を開け、予め決めていた順番と配置でボス部屋の中に入って行った。
そして現れ始めたのは、どうやら巨大なミノタウロスのようだった。
アトランジェが斬り込み、ボスが動き出す前に仕留めに行った。
そしてその槍捌きにて見事にミノタウロスの首を斬り落としたが、驚いた事にあとらんじも殴られて吹き飛ばされた。そして地を吐き出しながら壁に激突し、意識を失ったようだ。
俺は慌ててアトランジェの方に転移し、彼女を庇いつつ回復を行った。幸い頭を打った為に気絶しているだけで命に別条はない。
またレオナはアトランジェとミノタウロスの間に入って対峙し、追撃を防いでくれていた。
ミノタウロスを見ると確かに首を一つ落としたが、顕現した奴をよく見ると、確かにミノタウロスの姿にはなるのだが、首が2つあり、腕も4本あった。
要するに双頭の首の一つを落としたに過ぎなかったのだ。
各々の手には剣、槍、棍棒、モーニングスターが握られていた。
クレアと水樹に気絶しているアトランジェの事をお願いし、俺とレオナでこのボスと対峙する事になった。
さすがに90階層のボスだけはある。腕は4本も有るのでそれなりに厄介だ。久し振りに強い奴との命を懸けた戦闘に俺は興奮し、滾っていた。
ただ奥の手を使うほどの強さではなく、十分に2人の通常の力のみで対処出来ていた。
俺は戦いつつ魔法の準備をしていた。以前のダンジョンでよく使ったコンボ技を決める事にしたのだ。
俺が魔法を発動している間に、レオナがミノタウロスと一人で斬り結び、水樹とクレアにはレオナの援護をしてもらった。
俺は準備が整うと転移し、一気に俺と水樹ごとミノタウロスの周りに防壁を張り、レオナを抱えて上方に転移し、そのまま上方に浮かんでいた。
レオナが魔法を放ち上から押さえつけてくれていた。俺は放熱湯を注ぎ、満水にしてあら蓋をし、防壁に魔力を流し続けた。
強目に魔力を流したのもあり、以前のダンジョンの時ももそうだが、捕らえた敵は必死になり破壊しようとするが、全て徒労に終わる。
そうしているとボスが倒れた事が分かった。それはボス部屋に新たな扉が現れたから分かったのである。
魔法を解除し、ドロップ品などを皆に回収してもらい、俺はその間にシェルターを出し、中に入ってすぐにベッドに横になった。
久々にかなりの量の魔力を使ったからか、反動で疲れが一気に出たのだ。
大量にサラマンダーを発生させているのと、あの防壁で囲って溺れさせるというのは、とんでもない量の魔力を使ってしまう。実際問題として、魔力と効果についてはバランスが悪い。
もう少し早目にこのダンジョンで、コンボ技が通用するのかを確認しておけばよかったが、90階層で確認する事になるとは思わなかった。と言うか失念していたのだ。
その後アトランジェが目覚め、きちんと回復しているのを確認しホッとした。
ボスの強さ自体は想定の範囲内だったが、こちらも油断していた。まさかミノタウロスの見た目で双頭が出てくるとは思わなかったのだ。
それはともかく夕食を採り。お風呂に入った後俺は早々に眠る事になったのであった。
新作始めました。
ブクマをして頂くと嬉しいです。
年末年始に書き溜めたのを投入です!諸事情にてタイトル変えて投稿し直しです。
不完全転生から始まる異世界無双~転生勇者は追放される~
アドレスです
https://www.alphapolis.co.jp/novel/440688029/359594862
そうしてダンジョン攻略をスタートしたのだが、途中で休憩を挟み、何事も無くボス部屋まで来た。
道中一度だけ魔物と戦っただけだった。偶々目の前でリポップしただけの話であり、想定内の話だ。
やはりボス部屋の少し手前で休憩を挟み、ボス部屋の扉の前では補助魔法を使うのみだ。ここ迄は80階層のボスの時と一緒だ。
そしてボス部屋の扉を開け、予め決めていた順番と配置でボス部屋の中に入って行った。
そして現れ始めたのは、どうやら巨大なミノタウロスのようだった。
アトランジェが斬り込み、ボスが動き出す前に仕留めに行った。
そしてその槍捌きにて見事にミノタウロスの首を斬り落としたが、驚いた事にあとらんじも殴られて吹き飛ばされた。そして地を吐き出しながら壁に激突し、意識を失ったようだ。
俺は慌ててアトランジェの方に転移し、彼女を庇いつつ回復を行った。幸い頭を打った為に気絶しているだけで命に別条はない。
またレオナはアトランジェとミノタウロスの間に入って対峙し、追撃を防いでくれていた。
ミノタウロスを見ると確かに首を一つ落としたが、顕現した奴をよく見ると、確かにミノタウロスの姿にはなるのだが、首が2つあり、腕も4本あった。
要するに双頭の首の一つを落としたに過ぎなかったのだ。
各々の手には剣、槍、棍棒、モーニングスターが握られていた。
クレアと水樹に気絶しているアトランジェの事をお願いし、俺とレオナでこのボスと対峙する事になった。
さすがに90階層のボスだけはある。腕は4本も有るのでそれなりに厄介だ。久し振りに強い奴との命を懸けた戦闘に俺は興奮し、滾っていた。
ただ奥の手を使うほどの強さではなく、十分に2人の通常の力のみで対処出来ていた。
俺は戦いつつ魔法の準備をしていた。以前のダンジョンでよく使ったコンボ技を決める事にしたのだ。
俺が魔法を発動している間に、レオナがミノタウロスと一人で斬り結び、水樹とクレアにはレオナの援護をしてもらった。
俺は準備が整うと転移し、一気に俺と水樹ごとミノタウロスの周りに防壁を張り、レオナを抱えて上方に転移し、そのまま上方に浮かんでいた。
レオナが魔法を放ち上から押さえつけてくれていた。俺は放熱湯を注ぎ、満水にしてあら蓋をし、防壁に魔力を流し続けた。
強目に魔力を流したのもあり、以前のダンジョンの時ももそうだが、捕らえた敵は必死になり破壊しようとするが、全て徒労に終わる。
そうしているとボスが倒れた事が分かった。それはボス部屋に新たな扉が現れたから分かったのである。
魔法を解除し、ドロップ品などを皆に回収してもらい、俺はその間にシェルターを出し、中に入ってすぐにベッドに横になった。
久々にかなりの量の魔力を使ったからか、反動で疲れが一気に出たのだ。
大量にサラマンダーを発生させているのと、あの防壁で囲って溺れさせるというのは、とんでもない量の魔力を使ってしまう。実際問題として、魔力と効果についてはバランスが悪い。
もう少し早目にこのダンジョンで、コンボ技が通用するのかを確認しておけばよかったが、90階層で確認する事になるとは思わなかった。と言うか失念していたのだ。
その後アトランジェが目覚め、きちんと回復しているのを確認しホッとした。
ボスの強さ自体は想定の範囲内だったが、こちらも油断していた。まさかミノタウロスの見た目で双頭が出てくるとは思わなかったのだ。
それはともかく夕食を採り。お風呂に入った後俺は早々に眠る事になったのであった。
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