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第1章
少し変える
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今日は76階層からのスタートである。水樹は昨夜はよく寝れたようで、今朝は顔色が良かった。最近はただでさえ痩せているのに、更にげっそりした!そんな感じになっていたから少し安心した。
皆と話し合った今日の目的地までについての予測は、皆一致した意見となったが本来のダンジョン、そう今まで攻略してきたダンジョンのそれだと言う。
俺も確かにそうだと思う。
ただし油断は禁物である。
普通のダンジョンつまり、手を加えられていないのであれば何かしらのトラップがある事を意味する。
だが今日ももう一度サラマンダーを少し先行させる形で向かわせていたりもしている。
一部発動させた筈のトラップが復活していたりとしていたので、俺の行動に皆ふむふむと納得していた。
ちなみに今日の目標は80階層のクリアだ。つまり80階層のボスを倒した後野営をする事にとしていた。
サラマンダーを数体作り出し、隊列の前後共にサラマンダーにて俺達を護衛してもらっている。
専攻してるサラマンダーが魔物を駆逐しているので、魔物と出くわす事はまずないが、油断は禁物である。というのは、魔物はリポップする。偶々目の前でリポップしないとも限らないからだ。
俺はいつもの事だが、緊張が続かない。76階層、77階層は共に特に問題なく、俺もまだ緊張していた。そして77階層を終えた後に昼休憩を取ったのだが、その後はあくびをしたりと緊張感がなかった。途中水樹に話し掛けられ、緊張感がないと怒られていたりもする。
そして道中での俺の出番というのは、トラップが発動した影響で床が抜けていたり、瓦礫で道が塞がれている、そういう箇所の瓦礫の撤去や補修を行い、通れるようにする事だ。それ以外は単なる同行者にしかなっていなかった。
それでも78階層、79階層は順調に進んでおり、少し行動パターンを変える事にした。79階層はいつもの流れだと、ボス部屋の前で一度休憩を挟んでからボス戦に挑むのだが、後、30分もあればボス部屋に着く、そういう所で先に休憩を取り、ボス部屋前では補助魔法を掛けるけるのみにしてボス部屋に着いたとほぼ同時に扉を開ける感じに変えようとしていた。
なのでまだボス部屋まで20分程あるのに休憩を入れた事に皆驚いていた。俺がいつもとパターンを変えると言うと、皆感心していた。俺が多かれ少なかれダンジョンを警戒しているという事が見て取れたからだ。
皆周辺の警戒はしているが、そういうところに頭が回っていないのだ。
「志郎さん、ちゃんとダンジョンについて警戒してくれていたのですね。てっきり緊張感がまるで無く油断しまくっていると思っていましたが、演技だったのですね」
「まあ俺も俺で途中本当に気を緩めてはいたけど、多少は考えているのさ」
「志郎さんありがとう」
そしてボス部屋前で補助魔法を掛けまくり、準備万端でボス部屋の扉を開けるのであった。
皆と話し合った今日の目的地までについての予測は、皆一致した意見となったが本来のダンジョン、そう今まで攻略してきたダンジョンのそれだと言う。
俺も確かにそうだと思う。
ただし油断は禁物である。
普通のダンジョンつまり、手を加えられていないのであれば何かしらのトラップがある事を意味する。
だが今日ももう一度サラマンダーを少し先行させる形で向かわせていたりもしている。
一部発動させた筈のトラップが復活していたりとしていたので、俺の行動に皆ふむふむと納得していた。
ちなみに今日の目標は80階層のクリアだ。つまり80階層のボスを倒した後野営をする事にとしていた。
サラマンダーを数体作り出し、隊列の前後共にサラマンダーにて俺達を護衛してもらっている。
専攻してるサラマンダーが魔物を駆逐しているので、魔物と出くわす事はまずないが、油断は禁物である。というのは、魔物はリポップする。偶々目の前でリポップしないとも限らないからだ。
俺はいつもの事だが、緊張が続かない。76階層、77階層は共に特に問題なく、俺もまだ緊張していた。そして77階層を終えた後に昼休憩を取ったのだが、その後はあくびをしたりと緊張感がなかった。途中水樹に話し掛けられ、緊張感がないと怒られていたりもする。
そして道中での俺の出番というのは、トラップが発動した影響で床が抜けていたり、瓦礫で道が塞がれている、そういう箇所の瓦礫の撤去や補修を行い、通れるようにする事だ。それ以外は単なる同行者にしかなっていなかった。
それでも78階層、79階層は順調に進んでおり、少し行動パターンを変える事にした。79階層はいつもの流れだと、ボス部屋の前で一度休憩を挟んでからボス戦に挑むのだが、後、30分もあればボス部屋に着く、そういう所で先に休憩を取り、ボス部屋前では補助魔法を掛けるけるのみにしてボス部屋に着いたとほぼ同時に扉を開ける感じに変えようとしていた。
なのでまだボス部屋まで20分程あるのに休憩を入れた事に皆驚いていた。俺がいつもとパターンを変えると言うと、皆感心していた。俺が多かれ少なかれダンジョンを警戒しているという事が見て取れたからだ。
皆周辺の警戒はしているが、そういうところに頭が回っていないのだ。
「志郎さん、ちゃんとダンジョンについて警戒してくれていたのですね。てっきり緊張感がまるで無く油断しまくっていると思っていましたが、演技だったのですね」
「まあ俺も俺で途中本当に気を緩めてはいたけど、多少は考えているのさ」
「志郎さんありがとう」
そしてボス部屋前で補助魔法を掛けまくり、準備万端でボス部屋の扉を開けるのであった。
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