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第1章
41階層
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今日はダンジョン攻略開始三日目である。これまでの各フロアは30分から40分か位で抜けられるほどの広さしかなかった。
おまけにマップの構成が他のダンジョンと一緒だった為、他のダンジョンのマップを持って行っていたので最短距離で進む事ができていた。
但しいここからは違う道になるのだ。その為水樹がマッピングをする事になっている。これは予め決めていた事だ。
なので俺かオリヴィアのどちらかが確実に水樹を守っていかなければならない。水樹はマッピングに集中する事になり、攻撃に気付けなくなり、避ける事が不可能になるからだ。
41階層も拍子抜けする内容だったと言いたいが、少し違った。出てくる魔物やダンジョンの作りそのものは今までとほとんど大差がない。ただし、違うのはその広さだ。マップも複雑になり、行き止まりに来ると分岐まで戻る。それを繰り返さざるを得なくなっていた。
お昼に一度ちゃんとした休憩を挟んだが、その他はごく短い小休止とトイレ休憩をしたぐらいだ。
広い以外特になく、強い魔物が出てくるような事も無く、拍子抜けする部分が多かった。だが、その広さの為42階層に続く階段に辿り着いた時には出発から6時間が経過していた。
この先もこの広さ若しくはこれよりも広い事を想定しなければならない。
もしこれが地球から来た者がいない者達のみのパーティーであれば、おそらく41階層を抜けた段階で、50階層辺りで引き返す事を想定しなければならなかっただろう。そう、ダンジョンを攻略してしまえば一方通行でいいが、断念した時は戻る時の食料の事も考えなければならない。
50階層のボス部屋を攻略した時に、その先があるようであれば、食料が尽きる事を想定しなければならない。つまりこのダンジョンは初めからまともに攻略させる気など無いとしか思えなかった。ただその攻略させないというのが、その仕掛けが広さのみにあれば儲けものである。
例えば100階層迄あるとして、設計者が100階層まで辿着く予測をしていないダンジョンという事になるからであった。
それはともかく、本格的な攻略開始の最初の階層は中途半場な時間に終わったので、マッピングしたマップのコピーや解析評価の為に本日の攻略を終わり、野営にするのであった。
おまけにマップの構成が他のダンジョンと一緒だった為、他のダンジョンのマップを持って行っていたので最短距離で進む事ができていた。
但しいここからは違う道になるのだ。その為水樹がマッピングをする事になっている。これは予め決めていた事だ。
なので俺かオリヴィアのどちらかが確実に水樹を守っていかなければならない。水樹はマッピングに集中する事になり、攻撃に気付けなくなり、避ける事が不可能になるからだ。
41階層も拍子抜けする内容だったと言いたいが、少し違った。出てくる魔物やダンジョンの作りそのものは今までとほとんど大差がない。ただし、違うのはその広さだ。マップも複雑になり、行き止まりに来ると分岐まで戻る。それを繰り返さざるを得なくなっていた。
お昼に一度ちゃんとした休憩を挟んだが、その他はごく短い小休止とトイレ休憩をしたぐらいだ。
広い以外特になく、強い魔物が出てくるような事も無く、拍子抜けする部分が多かった。だが、その広さの為42階層に続く階段に辿り着いた時には出発から6時間が経過していた。
この先もこの広さ若しくはこれよりも広い事を想定しなければならない。
もしこれが地球から来た者がいない者達のみのパーティーであれば、おそらく41階層を抜けた段階で、50階層辺りで引き返す事を想定しなければならなかっただろう。そう、ダンジョンを攻略してしまえば一方通行でいいが、断念した時は戻る時の食料の事も考えなければならない。
50階層のボス部屋を攻略した時に、その先があるようであれば、食料が尽きる事を想定しなければならない。つまりこのダンジョンは初めからまともに攻略させる気など無いとしか思えなかった。ただその攻略させないというのが、その仕掛けが広さのみにあれば儲けものである。
例えば100階層迄あるとして、設計者が100階層まで辿着く予測をしていないダンジョンという事になるからであった。
それはともかく、本格的な攻略開始の最初の階層は中途半場な時間に終わったので、マッピングしたマップのコピーや解析評価の為に本日の攻略を終わり、野営にするのであった。
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