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第1章
40階層へ
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念の為、31階層からは何があるか分からないから十分に警戒をして進む事にした。
過去の反省からそうしているが、ここからは初見のつもりで警戒するように言った途端に皆からブーイングをされた。
「何を言っているの?ランス以外そうやって警戒しているわよ。相変わらずよね」
皆さん俺と違いできる子達でした・・・
トリシアがいなくて良かったなと思ったら、アトランジェに可哀想な子を見るような目で見られた。しかも顔を伏せながら肩に手を置かれ、顔を見て微笑むと、意味ありげに頷いた。
俺はその場に膝を付き、しばらくフリーズしていた。
水樹が耳にふうっと息を吹きかけ、ひぃあぁと呻いて現実に引き戻されてからは正常運転にて動いていた。
どう見てもダンジョンは今までのと同じで、俺はやはり次第に警戒を緩めてしまった。
しかし水樹が皆に言った。明らかに罠だと。俺を指さしながら。つまり、俺はまんまと引っ掛かり、この後油断から痛い目に合うと。
隊列が変わった。俺は水樹の無言のプレッシャーに負け、オリヴィアと入れ代わる事になった。つまりオリヴィアが殿になったのだ。しゃあないよね…俺は相変わらずお尻を追いかけているから。
とはいえ、何事もなく40階層のボス部屋に来たんだけどね。
「俺は気合を入れる為に皆のお尻を撫で回しっていき特にアトランジェに熱いキスをしていた」
「ってしとらんわい!」
俺はついツッコミを入れたが、誰かがというかアトランジェが俺の耳元でナレーションをしていたんだよね。俺の手をレオナのお尻にわざわざ持って行き、その気にさせようとさえしていたが、皆がそのやり取りを見てくすくすと笑っていた。
俺自身は気合を入れるのに円陣を組もうとしていたが、どうやら皆が緊張していると判断したアトランジェが、緊張を解す為にしていたんだ。
仕方がないから腰に手を回し、その顎をちょこんとつまみ、目を瞑ったのでおでこにキスをしてやった。当然普通のキスを期待していたから、拍子抜けだったようだ。ムスッとして拗ねていたが、俺はありがとうなと言ってその頭を撫で、ボス部屋に入っていくのであった。
過去の反省からそうしているが、ここからは初見のつもりで警戒するように言った途端に皆からブーイングをされた。
「何を言っているの?ランス以外そうやって警戒しているわよ。相変わらずよね」
皆さん俺と違いできる子達でした・・・
トリシアがいなくて良かったなと思ったら、アトランジェに可哀想な子を見るような目で見られた。しかも顔を伏せながら肩に手を置かれ、顔を見て微笑むと、意味ありげに頷いた。
俺はその場に膝を付き、しばらくフリーズしていた。
水樹が耳にふうっと息を吹きかけ、ひぃあぁと呻いて現実に引き戻されてからは正常運転にて動いていた。
どう見てもダンジョンは今までのと同じで、俺はやはり次第に警戒を緩めてしまった。
しかし水樹が皆に言った。明らかに罠だと。俺を指さしながら。つまり、俺はまんまと引っ掛かり、この後油断から痛い目に合うと。
隊列が変わった。俺は水樹の無言のプレッシャーに負け、オリヴィアと入れ代わる事になった。つまりオリヴィアが殿になったのだ。しゃあないよね…俺は相変わらずお尻を追いかけているから。
とはいえ、何事もなく40階層のボス部屋に来たんだけどね。
「俺は気合を入れる為に皆のお尻を撫で回しっていき特にアトランジェに熱いキスをしていた」
「ってしとらんわい!」
俺はついツッコミを入れたが、誰かがというかアトランジェが俺の耳元でナレーションをしていたんだよね。俺の手をレオナのお尻にわざわざ持って行き、その気にさせようとさえしていたが、皆がそのやり取りを見てくすくすと笑っていた。
俺自身は気合を入れるのに円陣を組もうとしていたが、どうやら皆が緊張していると判断したアトランジェが、緊張を解す為にしていたんだ。
仕方がないから腰に手を回し、その顎をちょこんとつまみ、目を瞑ったのでおでこにキスをしてやった。当然普通のキスを期待していたから、拍子抜けだったようだ。ムスッとして拗ねていたが、俺はありがとうなと言ってその頭を撫で、ボス部屋に入っていくのであった。
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