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第1章
味噌汁
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野営と言ってもいつものシェルターを出してのぬるい野営である。しかも扉をロックしてしまえば何をしても外からは入ってこれない。
このシェルターは内部を拡張してある。その為見た目は6人用のテントぐらいの大きさの岩なのだが、現在はその中はというと屋敷が入っているのかと思う位の広さに拡張してある。
同じシェルターを二つ持っているが、これも俺のスキルを使って複製しようとしたが、どうにもならなかった。
今までにゲットできたのは二つだけしかなく、一つは俺が収納に入れているが、もう一つはセレナが持っている。
そしてアトランジェに配慮して大人しく寝ていたのもあり、久々にぐっすり寝た感じだ。そう、久しぶりに。
寝起きにキッチンに行くと、誰かが野菜を切っているような音がした。音からするとネギを刻んでいるようだ。ネギと言っても地球にあるネギとは違い、ネギに似たものとしか言いようがない。
だが便宜上俺はそれをネギと呼んでいる。それを味噌汁の具として朝食を作ってくれていた。
色々な料理をするのに必要な材料はこのシェルターにはある。尚且シェルターに収納庫が作ってあり、その中の時間は止まるようにしてある。だから生野菜もあるんだ。
味噌も日本にある味噌とは少し違うのだが、大豆によく似た豆があり、味噌を作る製法で代替えの味噌が作れたのだ。
俺がいない50年の間に日本の出身者が知恵を絞り、醤油なども再現していた。勿論味が多少違うのだが、銘柄の違い、そう言われればそうなんだろうなと思う程度にまで醤油に近付けていた。
今キッチンで誰が味噌汁を作っているのかと思ったら、水樹が作っていた。
今朝の朝食に水樹が作った味噌汁を出してくれたのだが、驚いた事に屋敷で食べているのと同じ味だった。そこで水樹に聞いてみた。
「なあ水樹、今食べているのって屋敷で食べてるのと同じ味の味噌汁だけど、ひょっとして料理人に教えてもらってたのかい?」
「ふふふ。違うわよ。私と百合亜がいつも作っているの。味噌汁だけはね、二人が受け持っているのよ」
俺はほえ~となっていたが、水樹が作る味噌汁は絶品だ。
水樹によると、今ひろみは豆腐を再現しようと悪戦苦闘していると言っていた。
楽しみである。
屋敷では週に一度和食日があり、日本食を再現したものをメニューとして出してくれている。みんな俺のいた日本の郷土料理と言うのを食べたがるのでそうなっていた。他の地域の料理は2週間から3週間に1度取り込んでいるような感じだ。俺の知らない間に皆知恵を絞って色々な取り組みをしてくれている事に感謝だ。
ごちそうさまでした。
このシェルターは内部を拡張してある。その為見た目は6人用のテントぐらいの大きさの岩なのだが、現在はその中はというと屋敷が入っているのかと思う位の広さに拡張してある。
同じシェルターを二つ持っているが、これも俺のスキルを使って複製しようとしたが、どうにもならなかった。
今までにゲットできたのは二つだけしかなく、一つは俺が収納に入れているが、もう一つはセレナが持っている。
そしてアトランジェに配慮して大人しく寝ていたのもあり、久々にぐっすり寝た感じだ。そう、久しぶりに。
寝起きにキッチンに行くと、誰かが野菜を切っているような音がした。音からするとネギを刻んでいるようだ。ネギと言っても地球にあるネギとは違い、ネギに似たものとしか言いようがない。
だが便宜上俺はそれをネギと呼んでいる。それを味噌汁の具として朝食を作ってくれていた。
色々な料理をするのに必要な材料はこのシェルターにはある。尚且シェルターに収納庫が作ってあり、その中の時間は止まるようにしてある。だから生野菜もあるんだ。
味噌も日本にある味噌とは少し違うのだが、大豆によく似た豆があり、味噌を作る製法で代替えの味噌が作れたのだ。
俺がいない50年の間に日本の出身者が知恵を絞り、醤油なども再現していた。勿論味が多少違うのだが、銘柄の違い、そう言われればそうなんだろうなと思う程度にまで醤油に近付けていた。
今キッチンで誰が味噌汁を作っているのかと思ったら、水樹が作っていた。
今朝の朝食に水樹が作った味噌汁を出してくれたのだが、驚いた事に屋敷で食べているのと同じ味だった。そこで水樹に聞いてみた。
「なあ水樹、今食べているのって屋敷で食べてるのと同じ味の味噌汁だけど、ひょっとして料理人に教えてもらってたのかい?」
「ふふふ。違うわよ。私と百合亜がいつも作っているの。味噌汁だけはね、二人が受け持っているのよ」
俺はほえ~となっていたが、水樹が作る味噌汁は絶品だ。
水樹によると、今ひろみは豆腐を再現しようと悪戦苦闘していると言っていた。
楽しみである。
屋敷では週に一度和食日があり、日本食を再現したものをメニューとして出してくれている。みんな俺のいた日本の郷土料理と言うのを食べたがるのでそうなっていた。他の地域の料理は2週間から3週間に1度取り込んでいるような感じだ。俺の知らない間に皆知恵を絞って色々な取り組みをしてくれている事に感謝だ。
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