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第1章
報告とおねだり
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一旦その場は解散し、ナンシーのみを伴って執務室に戻ったが、そこにはレニスが一人で待っていた。俺が飛び出したにも関わらず律儀にそのまま待っており、ナンシーが部屋に入るとお互いが訪れたダンジョンについて報告をしてくれた。だが、やはりどちらのダンジョンも似たり寄ったりであり、出没した魔物の種類、強さや規模も遜色が無いとしか言いようがなく、つまりそっくりさんだった。
ダンジョンから回収したコアを見せてもらったが、コアもほとんど変わりがない。多少色が違うところもあるが、それも光の加減からのような気がするレベルであり、精々コア生成時の極僅かな個体差が出た、その程度の差である。
話が終わり退散し休憩するようにと言おうとしたが、二人にいつものおねだりをされてしまい、しかもいつも以上にとの要望があり、要望に応えた。やりすぎた感があったが、それぐらいで丁度良いのと!てな感じだ。普段俺が優し過ぎて物足りないと。優し過ぎてと言われても、毎回やり過ぎたと自己嫌悪に陥っていたのにも関わらず物足りないと言われたりする・・・
その後ダンジョンに入っていた者達を"慰労"した後に皆と食事をしていたが、やはりというかそろそろと思っていたその時に第5第6のダンジョン発見の報が入ってきた。
取り急ぎセレナとアトランジェを伴いその場所を確認し、その後屋敷に戻った。屋敷の運営要員を除き、殆どの妻が集まっていた。
そう、これからこれら新たに見つかった2つのダンジョンについて話をするからと、執務室に集めてもらっていたのだ。次のダンジョンについては基本的にまだダンジョンに入っていないメンバーでとなった。もちろん今回の4つのダンジョンでの事だ。それと人選は任せるとした。
誰が行くとしても止めないと。但し条件としてはダンジョン入口に送り出すのは俺がする。ちゃんといってらっしゃいを言わせてくれと。今回のように黙って行かれるとさすがに狼狽える旨を話したが、皆頷いていた。
人選もこれからすると言っていたが、俺は多分その場に居ると口出しをしないまでも表情に出てしまうからと、部屋を出た。先程壊してしまったセレナの装備を受け取り、同じ物を作っていた。いや同じ物ではない。もう少し強化を入れた。これは昔作った装備であり、その時の限界だったのもあり、デザイン的に少し気に入らないところもあった。
そこを少し修正して作成していった。その他の事ではこれを機に今まで稼いだ魔石やアイテムなどを色々出し、隠し武器や防具を作ったりしていた。メインウエポンは特に必要なさそうだったからだ。
俺のアイテム作成やアイテム強化には限界がある。どうやってもあの中二病チックなヘルムについて再現できないのだ。
再現どころかあれの半分ぐらいの力にも及ばないのしか作れず、しかもああいう特殊能力は残念ながら付与する事ができない。ダンジョンのドロップであるという事は少なくともあれを作れる者がいる筈なのだ。または俺の知らない別の能力だろうか?と感じていた。そうして妻達からメンバーが決まったと報告が入るのを待っていたのであった。
ダンジョンから回収したコアを見せてもらったが、コアもほとんど変わりがない。多少色が違うところもあるが、それも光の加減からのような気がするレベルであり、精々コア生成時の極僅かな個体差が出た、その程度の差である。
話が終わり退散し休憩するようにと言おうとしたが、二人にいつものおねだりをされてしまい、しかもいつも以上にとの要望があり、要望に応えた。やりすぎた感があったが、それぐらいで丁度良いのと!てな感じだ。普段俺が優し過ぎて物足りないと。優し過ぎてと言われても、毎回やり過ぎたと自己嫌悪に陥っていたのにも関わらず物足りないと言われたりする・・・
その後ダンジョンに入っていた者達を"慰労"した後に皆と食事をしていたが、やはりというかそろそろと思っていたその時に第5第6のダンジョン発見の報が入ってきた。
取り急ぎセレナとアトランジェを伴いその場所を確認し、その後屋敷に戻った。屋敷の運営要員を除き、殆どの妻が集まっていた。
そう、これからこれら新たに見つかった2つのダンジョンについて話をするからと、執務室に集めてもらっていたのだ。次のダンジョンについては基本的にまだダンジョンに入っていないメンバーでとなった。もちろん今回の4つのダンジョンでの事だ。それと人選は任せるとした。
誰が行くとしても止めないと。但し条件としてはダンジョン入口に送り出すのは俺がする。ちゃんといってらっしゃいを言わせてくれと。今回のように黙って行かれるとさすがに狼狽える旨を話したが、皆頷いていた。
人選もこれからすると言っていたが、俺は多分その場に居ると口出しをしないまでも表情に出てしまうからと、部屋を出た。先程壊してしまったセレナの装備を受け取り、同じ物を作っていた。いや同じ物ではない。もう少し強化を入れた。これは昔作った装備であり、その時の限界だったのもあり、デザイン的に少し気に入らないところもあった。
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