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第1章
2つ目
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嫌な予感とは当たるもので、ダンジョンから戻ってから僅か一週間で、2つ目のダンジョンが現れたとの一報が入ってきた。
念の為オリヴィアに確認するも、今の所天界には異変がないそうだ。
対応を協議する為、水樹、宏美、ルシテル、クロエ、ヒナタ、オリヴィアとテーブルを囲んでいた。俺は膝の上の尻尾をモフりながらの参加だ。
最悪の場合、ダンジョンは計7つ出現し、その中央には昔からあると思われる100階層級のダンジョンが存在していて、山の中や地中深くに入り口がある可能性が指摘された。
状況が俺がヒナタのいた世界に飛ばされた時と似ているとなり、皆の表情は重かった。
放置すれば大変な災厄を招く筈だ。その為危険と分かっていても行かざるを得ないのだ。
中心部を探すにしても、少なく共あと一つはダンジョンが見つからないと位置の予測が出来ない。六芒星か星型かにより位置が変わるから、予測は難しい。
過去の事から中心部のダンジョンで無ければ特に大きな危険はない。
勿論ダンジョンであるからには危険がないわけではない。
入り口の感じから、もしも以前と同じ7ダンジョン構成の場合、今回発見されたのは付随するダンジョンの筈だ。
今回はカグヤとオルフィーネを同行させ、パワーレベリングを兼ねる。
会議の後、同行者をどうするか悩んだが一人はトリシア少なくとも向こうの世界にいたものを一人同行させる事にした。ヒナタがいるからよほどの事がない限りまずい事態にはならないだろうが、念のため今回も俺が同行する。そして水樹もだ。
そしてカグヤとオフィーネの護衛をどうするかそう考えた時に、近接戦闘能力が高いものにしようと思い今回はアンバーを指名した。
ダンジョン攻略希望者を集めて説明会を開いていた。一部の者はつまり水樹は別として、基本的に付随するダンジョンには一度しか連れて行かないつもりだ。
相変わらずアンバーは大人しくしており、視界の隅にフトいる?ぐらいの存在感の無さを醸し出していただが、尻尾の存在感だけはかなり大きく、俺の目に止まった。
尻尾がブンブン振られていて、連れて行って欲しいと珍しく主張いていたのだ。
俺は常日頃からアンバーの尻尾をモフっている。例えば先ほどのダンジョンについての会議の時もそうだ。彼女は正確には会議に参加はしていないが、その場にはいたのだ。俺の斜め後ろに座り、俺の膝元に尻尾をしっぽを回してくれていたのだ。
俺は不安があったりするとついついアンバーの尻尾や耳をモフる。この手の会議の時は尚更そうだ。俺の心の状態をアンバーの尻尾のモフり方から判断する妻もいるぐらいだ。
存在感を薄くさせているのは妻達に対する配慮なのだろう。俺が普段からアンバーを手元に置きたがる。尤もモフりているからだが、彼女はアンバーとして助力やお願いをされる時以外は、ただひたすら黙って俺に尻尾を差し出してくれる良妻である。
アンバーの尻尾は柔らかさ、滑らかさ、そして暖かさどれをとっても超一級品である。どこに出しても恥ずかしくない。他の男に触らせるつもりはサラサラない。そんなモフり担当として確固たる地位にあるアンバーだが、近接戦闘においてはスキルを使わない場合、俺よりも上の存在だったりする。なので、今回は非モフり担当として赴く。と言っても多分モフルんだろうけどね。
念の為オリヴィアに確認するも、今の所天界には異変がないそうだ。
対応を協議する為、水樹、宏美、ルシテル、クロエ、ヒナタ、オリヴィアとテーブルを囲んでいた。俺は膝の上の尻尾をモフりながらの参加だ。
最悪の場合、ダンジョンは計7つ出現し、その中央には昔からあると思われる100階層級のダンジョンが存在していて、山の中や地中深くに入り口がある可能性が指摘された。
状況が俺がヒナタのいた世界に飛ばされた時と似ているとなり、皆の表情は重かった。
放置すれば大変な災厄を招く筈だ。その為危険と分かっていても行かざるを得ないのだ。
中心部を探すにしても、少なく共あと一つはダンジョンが見つからないと位置の予測が出来ない。六芒星か星型かにより位置が変わるから、予測は難しい。
過去の事から中心部のダンジョンで無ければ特に大きな危険はない。
勿論ダンジョンであるからには危険がないわけではない。
入り口の感じから、もしも以前と同じ7ダンジョン構成の場合、今回発見されたのは付随するダンジョンの筈だ。
今回はカグヤとオルフィーネを同行させ、パワーレベリングを兼ねる。
会議の後、同行者をどうするか悩んだが一人はトリシア少なくとも向こうの世界にいたものを一人同行させる事にした。ヒナタがいるからよほどの事がない限りまずい事態にはならないだろうが、念のため今回も俺が同行する。そして水樹もだ。
そしてカグヤとオフィーネの護衛をどうするかそう考えた時に、近接戦闘能力が高いものにしようと思い今回はアンバーを指名した。
ダンジョン攻略希望者を集めて説明会を開いていた。一部の者はつまり水樹は別として、基本的に付随するダンジョンには一度しか連れて行かないつもりだ。
相変わらずアンバーは大人しくしており、視界の隅にフトいる?ぐらいの存在感の無さを醸し出していただが、尻尾の存在感だけはかなり大きく、俺の目に止まった。
尻尾がブンブン振られていて、連れて行って欲しいと珍しく主張いていたのだ。
俺は常日頃からアンバーの尻尾をモフっている。例えば先ほどのダンジョンについての会議の時もそうだ。彼女は正確には会議に参加はしていないが、その場にはいたのだ。俺の斜め後ろに座り、俺の膝元に尻尾をしっぽを回してくれていたのだ。
俺は不安があったりするとついついアンバーの尻尾や耳をモフる。この手の会議の時は尚更そうだ。俺の心の状態をアンバーの尻尾のモフり方から判断する妻もいるぐらいだ。
存在感を薄くさせているのは妻達に対する配慮なのだろう。俺が普段からアンバーを手元に置きたがる。尤もモフりているからだが、彼女はアンバーとして助力やお願いをされる時以外は、ただひたすら黙って俺に尻尾を差し出してくれる良妻である。
アンバーの尻尾は柔らかさ、滑らかさ、そして暖かさどれをとっても超一級品である。どこに出しても恥ずかしくない。他の男に触らせるつもりはサラサラない。そんなモフり担当として確固たる地位にあるアンバーだが、近接戦闘においてはスキルを使わない場合、俺よりも上の存在だったりする。なので、今回は非モフり担当として赴く。と言っても多分モフルんだろうけどね。
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