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第5章
研究開発
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子供の乳離れが終わった頃合を見計らった訳ではないが、時を同じくして俺達は研究所を本格的に稼働させていた。人材をめたり、俺の知っている知識をこの世界に広める。勿論研究成果は向こうの世界にも持ち帰る。色々な知識を提供し、この星自体の文明レベルを上げる事を目的としている。ただ俺達がいつこの世から元の世界に戻る事になるのかが分からないので、現地スタッフをある程度入れている。俺達が突如いなった場合は、その者達が全て引き継ぐ形にしている。その為、副所長が実質的に所長になる。それとは別にヒナタたが率いる妻の約数は、向こうの世界に行く為の手段を探るグループに分けた。グループは三つに分けている。研究班とヒナタ率いる探索班、そして屋敷の運営などに関わる運営班になる。意外な事に運営はトリシアが仕切る事になった。
探索班と運営班はトリシアとヒナタを除き、時折メンバーを入れ替える事としていた。リーダーだけは動かせないのと、研究班もその性質上人をなかなか動かす事ができない。ただレフトアイを俺の副官扱いにし、色々な調整役をしてもらっている。おかげで俺自身が研究の方に没頭できる状態ではあった。そう、この世界に何年いるかが不明だが、この世界で暮らす為の資金を自力で確保しなければならない。俺はそちらの方に回った形になる。ドラゴン達に言えば生活費は出してもらえるだろうが、それをするのは最終手段であり、努力した結果、どうにもならない場合に助けてもらう、そういう形になるが、なるべく頼りたくはなかった。
研究開発で市場に送り出したものは、料理のレシピだったり、電気の作り方や電球の作り方、電池の概念、物理の法則や各種数式だったりする。また、天体観測の方法なども伝授し、望遠鏡を作ったりもしていた。また、ゴムチューブの作成に成功し、タイヤの技術が出来上がったりし、技術革新を起こしていた。また、資金源は開発した物の販売インセンティブで賄い、生活費や研究費用にしていた。
またリギアと二人して、息子がいる家族の所に親類として年に1回訪問する事にしていた。
やはり顔立ちが俺に似ているが、目付きは育ての親の方に似てきている。闊達な子で思いやりのある子に育っているようだ。俺はおぢちゃんと呼ばれ、リギアはおねえちゃんだった。
俺にあまりにも似ていると聞かれた時に、親戚だから似ていて当たり前だろうというような話にする為に従兄弟としていたのだ。
また、こちらに来てから既に7年が経っていたが、リギア以降誰も妊娠しなかった。避妊は一切していなかったし、俺の方に問題もないし、リギアに第2子が出来ないのはおかしかった。よくよく妻達と話をしていると、皆生理が来ないと言う。生理が来なければ妊娠する筈もない。妻達にはその知識がなかった。どうやら向こうの世界で妊娠していた妻達は生理が止まっているのを解除する方法を見付けていたようだ。リギアの時はたまたま刻印の儀の時が妊娠の確率の高い日だったようで、偶々身籠ったようである。今まで知らなかったが、刻印が刻まれるという事は生理が止まるという事だ。ただ解除する方法があるのだが、向こうにはその伝記があったのか、たまたま誰かが発見したのもだが、少なくともこちらの世界でその術を知る者がいないという。その為、リギアが身籠もったのは奇跡的な話になる。ただ一つ言えるのは少なくとも俺はこの世界に己の子孫を残すことができるという事である。
探索班と運営班はトリシアとヒナタを除き、時折メンバーを入れ替える事としていた。リーダーだけは動かせないのと、研究班もその性質上人をなかなか動かす事ができない。ただレフトアイを俺の副官扱いにし、色々な調整役をしてもらっている。おかげで俺自身が研究の方に没頭できる状態ではあった。そう、この世界に何年いるかが不明だが、この世界で暮らす為の資金を自力で確保しなければならない。俺はそちらの方に回った形になる。ドラゴン達に言えば生活費は出してもらえるだろうが、それをするのは最終手段であり、努力した結果、どうにもならない場合に助けてもらう、そういう形になるが、なるべく頼りたくはなかった。
研究開発で市場に送り出したものは、料理のレシピだったり、電気の作り方や電球の作り方、電池の概念、物理の法則や各種数式だったりする。また、天体観測の方法なども伝授し、望遠鏡を作ったりもしていた。また、ゴムチューブの作成に成功し、タイヤの技術が出来上がったりし、技術革新を起こしていた。また、資金源は開発した物の販売インセンティブで賄い、生活費や研究費用にしていた。
またリギアと二人して、息子がいる家族の所に親類として年に1回訪問する事にしていた。
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