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第5章
歩いた
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俺達はひたすら歩いていた。この世界がどういう世界かよく分からないので、俺だけでの単独行動が出来ずにいた。
やろうと思えばシェルターに4人を逃し、俺だけ飛んで行き、ある程度進んでからゲートを出して更に進むという手も有った。それをする事自体が良いのか悪いのかまだ判断が付かなかったのだ。その為にまずは自らの足で歩く事にしたのだ。
上空に飛ぶとどうなるか分からず、一度飛んで行こうかという話をしたが、4人共に不安がっていたのだ。まだどういう所か分からずに皆不安で仕方がないのだ。
よくよく考えてみれば無理はない。まだ高校生の年齢で異世界に飛ばされたのだ。いくら俺が居るからとはいえ不安なのは当たり前だ。
一度魔法を使ってみたのだが、 きちんと発動するし、魔力も回復していくので、この世界にも魔力があるという事が判る。
4時間程歩いただろうか?流石にお腹が減ってきたので、食事はシェルター内で行うことにしたので、シェルターを出した。
そう、何があるかまだ判断がつかないので、念の為シェルターの中で食事をしている。
収納の中にはこの人数であれば数年は食いつなげられる量の食事が入っている。その為生きる為の食事には困らないのだ。
食事が終わった後にサラマンダーを展開していく。俺の持っている魔法の中で色々なプログラムや命令を行い、自動で動いてくれる魔法というのがこれしかない。本当は他にもあるのだが、少なくとも俺は勉強して覚えようとしたが無理だった。殺した奴のスキルを奪うのが俺の力だった筈だ。それ以外でスキルを得るのは俺には皆無に等しいのだ。そうやって覚えたスキルの中に何かでいいのがないかと探ってはいたが、特になかったのだ。サラマンダーには攻撃をされたら反撃せずに逃げ戻ってくるようにとインプットし、知的生命体を探すように命令を出しておいた。
しかしひたすら歩いたがいくら進んでも特に何もなく、延々と草原が続いていたのだ
。
サラマンダーの状態を見ているが特に攻撃されるでもなく、順調に飛び回っている。その為に方針を変える事にした。
4人に一旦シェルターに入って貰い、俺が戻るまでロックを掛けて出てこないようにお願いをした。ただ、以外だったのは行かないで欲しいとトリシアが泣いていた事だ。皆に説得され、キスで手打ちになった。
まず上空に跳び攻撃をされないかを確認したが、特に何事もなかった。上空を行き交うものが何かないか確認したが、動物も魔物の類も特に飛んでいない。ただ高高度に飛ぶと、何やら少し離れた所に村か街のようなものを確認できた。
ただ、あまりにも遠いので集落か街なのか分からないが、とりあえずそちらに飛んで行く事にした。今は俺一人なので、かなりの速度で飛んでいた。すると30 km 位進んだ辺りで漸く村か街のようなものが見えてきた。
よし!と思い、街のすぐ近くにゲートポイントを設定し、もう一度上空に上がり、空から街の中への侵入を試みる。これも何事もなくあっさり行けた。
街に入ると、そこに見える景色というのはワーグナーなどの建物とそう大差のない建物のレベルだ。
町並みもワーグナーと大差はなく、似たような建物が並んでいた。字は流石に読めないが、普通の街にしか見えなかった。店先でもお金を払い物を買っている感じだった。
ただそこにいる人々を見るとエルフやハーフエルフといった種族に見え、ぱっと見ではヒューマンは見当たらない。
暫く観察しているとヒューマンもいた。ただし肌の色が真っ白だった。白人でもないのだ。とにかく白いのだ。白人の白さを超えているような白さとは別至言で青白いと言った方が良かったかも分からない。とりあえず街の外にいた方が良いかと思い、人の気配の無い所でゲートを出し、4人の所に戻るのであった。
やろうと思えばシェルターに4人を逃し、俺だけ飛んで行き、ある程度進んでからゲートを出して更に進むという手も有った。それをする事自体が良いのか悪いのかまだ判断が付かなかったのだ。その為にまずは自らの足で歩く事にしたのだ。
上空に飛ぶとどうなるか分からず、一度飛んで行こうかという話をしたが、4人共に不安がっていたのだ。まだどういう所か分からずに皆不安で仕方がないのだ。
よくよく考えてみれば無理はない。まだ高校生の年齢で異世界に飛ばされたのだ。いくら俺が居るからとはいえ不安なのは当たり前だ。
一度魔法を使ってみたのだが、 きちんと発動するし、魔力も回復していくので、この世界にも魔力があるという事が判る。
4時間程歩いただろうか?流石にお腹が減ってきたので、食事はシェルター内で行うことにしたので、シェルターを出した。
そう、何があるかまだ判断がつかないので、念の為シェルターの中で食事をしている。
収納の中にはこの人数であれば数年は食いつなげられる量の食事が入っている。その為生きる為の食事には困らないのだ。
食事が終わった後にサラマンダーを展開していく。俺の持っている魔法の中で色々なプログラムや命令を行い、自動で動いてくれる魔法というのがこれしかない。本当は他にもあるのだが、少なくとも俺は勉強して覚えようとしたが無理だった。殺した奴のスキルを奪うのが俺の力だった筈だ。それ以外でスキルを得るのは俺には皆無に等しいのだ。そうやって覚えたスキルの中に何かでいいのがないかと探ってはいたが、特になかったのだ。サラマンダーには攻撃をされたら反撃せずに逃げ戻ってくるようにとインプットし、知的生命体を探すように命令を出しておいた。
しかしひたすら歩いたがいくら進んでも特に何もなく、延々と草原が続いていたのだ
。
サラマンダーの状態を見ているが特に攻撃されるでもなく、順調に飛び回っている。その為に方針を変える事にした。
4人に一旦シェルターに入って貰い、俺が戻るまでロックを掛けて出てこないようにお願いをした。ただ、以外だったのは行かないで欲しいとトリシアが泣いていた事だ。皆に説得され、キスで手打ちになった。
まず上空に跳び攻撃をされないかを確認したが、特に何事もなかった。上空を行き交うものが何かないか確認したが、動物も魔物の類も特に飛んでいない。ただ高高度に飛ぶと、何やら少し離れた所に村か街のようなものを確認できた。
ただ、あまりにも遠いので集落か街なのか分からないが、とりあえずそちらに飛んで行く事にした。今は俺一人なので、かなりの速度で飛んでいた。すると30 km 位進んだ辺りで漸く村か街のようなものが見えてきた。
よし!と思い、街のすぐ近くにゲートポイントを設定し、もう一度上空に上がり、空から街の中への侵入を試みる。これも何事もなくあっさり行けた。
街に入ると、そこに見える景色というのはワーグナーなどの建物とそう大差のない建物のレベルだ。
町並みもワーグナーと大差はなく、似たような建物が並んでいた。字は流石に読めないが、普通の街にしか見えなかった。店先でもお金を払い物を買っている感じだった。
ただそこにいる人々を見るとエルフやハーフエルフといった種族に見え、ぱっと見ではヒューマンは見当たらない。
暫く観察しているとヒューマンもいた。ただし肌の色が真っ白だった。白人でもないのだ。とにかく白いのだ。白人の白さを超えているような白さとは別至言で青白いと言った方が良かったかも分からない。とりあえず街の外にいた方が良いかと思い、人の気配の無い所でゲートを出し、4人の所に戻るのであった。
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