エラーから始まる異世界生活

第３章

発見

　今日は今からアルフレッドと主要な戦闘系の者を連れて滅びた国の再調査である。
　ならず者達が入り込んでいないか、入り込んでいた場合は捕らえる。
　その為に訪れるのだ。城の練兵場へゲートを出し、緊張感のないまま中に入って行った。

　ところがである。そこには大量の魔物がおり、急に乱戦になった。俺もライトソードとアンタレスを出し、必死に切り込んでいく。

　魔法を出す余裕ができたので、魔法を出し俺の周辺に魔物が近づかないようにレニスとレーヴェンに俺の護衛、アリゾナ達に周辺の駆逐などをお願いした。

 　セレナに念話でドラゴニュート達を練兵場に集めて欲しいと伝えた。人数が集まればゲートをそこに出すと伝える。

　現在戦っている最中で魔物がゲートをくぐる可能性もあるので、出てきたものを駆除するのとドラゴニュートの部隊を送り込んで欲しいとお願いした。

　数分で第一陣の準備が出来たとセレナから念話が来たので、早速ゲートを出す。
　魔物が大量にいる所に出したので、魔物達がゲートに突撃したが、間もなく吹き飛ばされて来てゲートから文字通り飛んで行った。そしてドラゴニュート達が怒涛の勢いでゲートから出てきた。

　そこからは一気に魔物を駆逐し、城の周辺を制圧した。

　ドラゴニュート達には街の制圧を指示し、俺達は城を制圧しに行く。

　特に知恵の高い奴とか、高ランクの奴が居るわけでもなく、魔物は好き勝手にしていた。

　そう、指揮する奴が居なかったのだ。

　城の隅々を探索し、2時間位で駆逐が完了した。

　ドラゴニュート達も3時間程で、街の駆逐が完了した。

　気配を消すのを得意とする奴が隠れているのが有るだろうが、最早驚異ではない。

　念の為50体程サラマンダーを出して街の周辺に送り出し、魔物の駆除を命じてた。

　俺は馬鹿だった。
　思い込みで人の多くいる所に魔物が行くと判断していたのだ。

　まさか人の居ない所に行くとは意外だった。

　次の行動をどうするか？となり、一部の者を城に残し、別の街に居ると思われる魔物の駆除に行くとなった。

　一つづつ潰して回る。強者が何処かにいるかもだからだ。

　今日はもう一つの街に行き、次の街は翌日とした。

　昼食にし、一番近い街を選び、駆除だ。

　この日は述べ5000匹～7000匹の魔物を倒した感じだ。

　俺は城に残す駆除の終わった街に残すメンバーに念話の指輪を渡し、俺達はワーグナーに戻るのであった。